ツアー3日目は好天に恵まれ朝から意気揚々。 伊東温泉『陽気館』を出発し熱海温泉街を目指します。 熱海には絶滅危惧種の『秘宝館』があるというので向かいます。 場所は『あいじょう岬展望台』という熱海が一望できる高台にあって 車でも行けるがロープウェイでもアクセスできる風光明媚な場所にある。 背後には熱海城もあってとっても好立地。 アタミロープウェイ山頂駅にある秘宝館入り口には 色っぽい人魚のオブジェが目に飛び込んできます。 入館料は1700円とお高めですが社会見学のため入館します。 内部は写真撮影が禁止されておりますが、 男女をテーマにした様々な展示や映像の提供がなされています。 中でも浦島太郎の映像資料が気に入りました。(詳細は現地にておたのしみ) 本題に戻りまして、 熱海温泉は日本でも有数の巨大温泉街を形成し、 歓楽街の代名詞としても有名というのが私の印象だ。 無数にあるホテルや旅館とは対照的に 共同浴場は現在5軒のみしかなく、 内一軒は地元泉として一般には開放されていない。 本日はそのうちの一軒『山田湯』を訪れてみることに。 周辺は区画整理がなされていない住宅密集地。 道に迷いつつ、洗面器を持ったご婦人を見つけて道を尋ねてみた。 『この先にありますよ』食事処「みのる亭」に看板を右折すると、 とっても狭くて、くねくねした路地の先にありました。 手前に何台か止められる駐車場がありますね。 民家の軒先にオマケのように暖簾がかけられた共同浴場は なかなかの寂れた感じがいいじゃないですか。 地元民専用でもなさそうなので暖簾をくぐります。 中に入ると番台がありますが、 誰もいないので入湯料金300円を受け皿に入れて、脱衣場へ入場します。 リフォームがなされたのか思った以上にきれいな脱衣場ですね。 ガラス引き戸をガラガラっと開けると、 パステル調の青いタイルに明るく塗られたクリーム色の壁の空間に 湯がサワサワと流れ出す小振りの湯船がひとつ鎮座しています。 心静かにかけ湯にて身体を清めて湯船に浸かります。 熱海と言えば強食塩泉のイメージがありますが、 コチラは塩分少な目で硫酸塩泉系のサッパリした湯だ。 弱アルカリ性の温泉はわずかなキシキシ感があって、 湯に含まれる塩分の効果で身体が良く温まる浴感です。 お湯の実測温度が42.2度
湯船には生源泉の蛇口があって実測53.3度の湯がかけ流し。 熱いときは左の蛇口を開けると冷水も加水できるが、 他に入湯者がいる場合、加水は了承を得るようにしましょう。 見てくださいこのレトロなタイル画を! 湖と水車小屋の背後に縦長の富士山。 温泉の湯気にゆらゆら癒されますね。 シャワーやシャンプーなど何もないけど、 昭和レトロな雰囲気を是非味わっていただきたい。 巨大温泉ホテルもいいけれど、こんな素朴な温泉銭湯もみなさんにお勧めします。 入湯後、塩分によるべたつきもなくサッパリスッキリとするこの湯、 いつまでも温泉の温かさが持続する山田湯。 近くに来たときは是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 熱海温泉で宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりもじゃらんnetや楽天トラベルを介してする方が お安く泊まれることが多いですよ。↓
熱海温泉 ホテルニューアカオ
源泉名:熱海温泉(混合)/泉質:カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉/泉温56.2度
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