(ひらしょうふくおんせん　ほりでーあふたぬーん)

日本一大きな湖、琵琶湖にはたくさんの景勝地が点在している中、 近江八景の『比良慕雪』（ひらぼせつ）と 琵琶湖八景の『涼風雄松崎の白汀』（りょうふうおまつざきのはくてい）とが 折り重なる場所がある。 場所は琵琶湖の西側にある近江舞子水泳場の近くで 水戸黄門などのロケ地で有名な風光明媚な場所である。 背景に雪を冠した比良山系、 弦月状の白い砂浜に生ゆる松の木が 青く澄んだ湖面に映し出されるようだ。 夏場は湖水浴を楽しむ若者で賑わう場所ではあるが、 春先の肌寒いこの季節、湖岸を散歩する人も疎らである。 こんな琵琶湖のリゾート地的な場所に ひっそりと佇むかけ流し温泉があるということで 本日その温泉を探索することにした。 静かで景色の良い周辺地域は別荘地や民宿、ホテルが立ち並ぶ一角に お目当ての温泉『比良招福温泉』の案内板を見つけた。 広場の前に建つ白いペンション風の建物は手作り感タップリ。 家族ぐるみで建設したという建物はどこかぎこちないけれど、 なんだか人の温か味を感じさせてくれる。 中へ入るとパンを焼く香ばしい香り漂う吹き抜けの空間。 ツーバイフォー材で組まれたむき出しの内装はまさにハンドメイド。 温泉は家族風呂のみで完全予約制。 事前に予約を入れておいたのが朝一番の10時です。 新鮮な温泉が楽しめることを期待して浴室へと向います。 細長い廊下の様な脱衣場はやはり手作り感を漂わせ、 奥の扉を開けば浴室へと続きます。 温泉への期待が高まります。 家族風呂らしい小振りの湯船がひとつ窓際に鎮座し、 その湯気上る湯船には笹にごりの湯が溢れんばかりに満たされている。 窓から差し込む強い日差しに湯が乱反射し 白っぽくあるいは茶色く見える不思議な温泉に心躍らされる。 実測温度41.2度に加温された湯が給湯パイプからかけ流されている。 そんな溢れた湯は金気の特異なかおりに包まれる重曹系の温泉だ。 わずかなツルツル感が肌を通して感じられ 短時間の入浴だが体の芯まで温められ汗が噴き出してくる。 黒く大きなタイルの貼られた湯船にヒノキ材で設えた壁と天井は オーナーの息子さんが施工されたとのこと。 微妙なタイルのズレや施工の狂いはあるが それが逆に温泉の温かさを増長しているようだ。 評価について、 温泉は加温された湯をかけ流しで提供しているということでレベルは高い。 もちろん塩素滅菌することなく生の温泉を楽しめる点ではまさに5つ星に匹敵するのだろう。 比良山系の自然豊かな景色を背景にゆっくり楽しめる露天風呂の設置を期待して 4つ星の評価としました。 比良招福温泉へお泊りをお考えの方へ。 ご予約は宿へ直接するよりも↓じゃらんを介して予約する方が ↑お安くできますよ。 空室状況もWeb上で瞬時にわかる優れもの。 おためしあれ。
温泉の場所

コメント	滋賀県で類稀なるかけ流し温泉が楽しめる手作り感タップリのお宿。
温泉の泉質	ナトリウム炭酸水素塩泉（中性低張性温泉）/泉温38.0℃/pH7.25/ラドン含有/湧出量351リットル毎分（ポンプ揚湯）
適応性	神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、 くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、 きりきず、やけど、慢性皮膚病
営業時間	10:00〜17:00 月曜日（月曜祭日の場合は火曜日）
料金	家族風呂のみ1時間2100円 （日帰り１日限定１０組様）
割引情報	ホリデーアフタヌーン (滋賀県)
入浴施設	有料貸切家族風呂1、サウナなし
備品等	ドライヤー、ボディーソープ、リンス、シャンプー
連絡先	〒520-0503 滋賀県大津市北比良948-10 TEL０７７−５９６−２２０６
アクセス	車：名神京都東ICより湖西道路→志賀バイパス比良ランプへ約40分 電車：JR京都駅よりJR湖西線に乗り換えJR近江舞子駅下車（駅までの送迎あり）
駐車場	あり、無料
お気に入り度
塩素消毒臭度	012345
公式HP	ホリデーアフタヌーンのHP
温泉情報
入湯日付	2011年４月1日（金）晴れ

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