上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】
(かみゆおんせん かみゆそう)



温泉奉行所奈良県の温泉>上湯温泉 神湯荘

日本一大きな村として名を馳せるコチラ十津川村は
和歌山県の県境に近い奈良県最南部に位置し、
過疎化が進む人口四千人強の山間にある村である。

村の面積のほどんどが1000メートル級の山々に囲まれまさに山紫水明の地。
日本の三大秘境のひとつに数えられているだけあって
山は奥深く前人未踏の原生林がどこまでも続いている。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

この村の観光といえば、
山々が織りなす大自然、谷瀬の吊り橋、そして温泉。
温泉は村内すべての温泉施設で源泉かけ流しを宣言しているそうだ。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】


『深山幽谷』こんな言葉がピッタリ当て嵌まる紀伊半島の中心部、
我々温泉サムライ一行は密林奥地にあるという温泉宿『上湯温泉神湯荘』を目指します。

飽きるほどに山道を走りきったその奥にある神湯荘は、
古びたコンクリ造の温泉宿。
内装をきれいにリフォームがなされ私たちを迎え入れてくれた。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

案内された客室は2階にあるとてもきれいなお部屋でトイレ付き、
もうすでに布団が敷かれた客室へ
もってきた荷物を投げ入れて早速温泉へ向かいます。

コチラ宿の温泉は内湯をはじめ、
屋外にも男女別専用の露天風呂と貸切露天風呂が二つあり、
プチ温泉巡りが楽しめる。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

宿の浴衣にタオルを肩にかけ、
玄関先の細い路地階段をトントンと降りた通りの向こう側、
ここは崖下にある貸切『美肌の湯』、隣には女性専用『山の神』。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

入口門扉側面にある看板を『入浴中』に切り替えて
さらに階段を降りるとありました。
簡易な脱衣場と湯船がひとつ。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

道路の崖下にあるのか一方向は高い石垣があって、
男女を隔てる丸太の仕切りとぐるりを囲う木塀は夏草に覆われています。
貸切なので入ってくる人は誰もなくひとりマッタリ入浴タイムです。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

淡いイオウの香り漂う石組みのきれいな湯船は膝下ぐらいの水深で
湯加減も実測温度41.7度と適温です。
湯底に積もった白い細かな湯の花が舞い上がり温泉気分を盛り上げてくれる。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

イオウ系の上品なツルすべ感ある極上湯もちろんかけ流し。
湯口からは46.9度の源泉が常時大量投入されとっても新鮮だ。
いつまでも入っていたい温泉ではあるが若干気になるのがアブの攻撃か。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

続いて旅館裏山にある貸切風呂『癒やしの湯』へ。
まるで共同浴場巡りをしているような外湯です。
コチラも門扉側面にある看板を入浴中へ切り替えて奥へと進みます。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

森の中に佇む癒やし湯は隠し湯的な趣で、
簡易な脱衣場と木塀に囲まれた小さな貸切湯です。
そこには四角い湯船に源泉がかけ流し。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

実測41.6度、チョット浅め膝下までの水深で長時間の入湯でものぼせることもなく
白い湯の花がたくさん舞っている湯は大量にかけ流され
溢れ出る湯を見ているだけでも癒やされる。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

家族でのんびり貸し切って楽しむのもよし、
ひとりでのんびり湯の音、虫の声、山並みを楽しみながら湯浴みするもよし。
日頃の疲れが癒やされる、そんな貸切り湯である。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

続いて谷間にあるという露天風呂へ向かいます。
宿の奥からさらにミニ渓谷を降りたところにあるのが男性専用『水の神』
なかなか期待が持てそうだ。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

渓谷に渡された架け橋を渡って山道をさらに下ります。
苔むした階段で滑って転ばないように…。
川の流れる音がきれいだな。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

真新しい掘っ立て小屋にて脱衣を済ませ
渓谷に広がる岩風呂へさらに石段を下って向かいます。
大きな岩が配された露天風呂は渓谷に同化して超自然体。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

湯からのイオウの香りに加え
谷間を吹き下ろす山の風が緑豊かな香りを含み肌を撫でて行く。
それでは入湯させて頂きます。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

谷川のしぶきを浴びるほど近くに造られた岩風呂に、
源泉が惜しげもなく蕩々と注がれて、
入湯すれば自然と同化しそうな至福の時間が楽しめる。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

折り重なる山並みの狭間にある温泉なので風光明媚とは申しませんが、
山の澄んだ空気と優しいカジカの鳴き声がこの夏の猛暑をも忘れさせてくれる。
渓流の流れる音、湯が流れる音が本当に心地よい。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

美人の湯系のツルツル感とほのかに漂うイオウの香りが頗る五感をクスぐります。
すっかり上湯温泉に魅了され身も心もスッキリしたところで、
お待ちかね夕食タイム。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

丁寧に盛りつけされたお膳の中は、
地元で採れる食材を中心に山菜料理や鮎の塩焼き、
郷土料理である「めはり寿司」さらには牛肉のしゃぶしゃぶまであってお腹も十分に満たされました。


上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

朝早く、昨日入れなかった内風呂へ向かいます。
古ぼけた内湯エリアはこれはこれで趣タップリであります。
この不気味な脱衣場がたまらない。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

『展望風呂』と呼ばれる内湯は大きな窓が配され山並みが一望できる。
岩風呂がひとつ湯を溢れさせ迎えてくれた。
実測温度40.4度、朝から優しい泉質が身体に染みわたります。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

湯口からは49.2度の源泉が常時かけ流され、
手元にある蛇口をひねれば好きなだけ温泉を投入できます。
控え目のイオウの香りが上品でまさに極上湯であります。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

シャワーから供給される湯も温泉が使用され
蛇口などの金属部が温泉によって腐食されている。
のんびり湯に浸かっているのも束の間、そろそろ朝食タイムです。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

食事処で頂いた朝食はきわめて質素な食事です。
派手さはないけどお味はとても優しく素朴な味が懐かしさを覚えます。
温泉水で炊いたご飯が何杯も食べられるのが不思議なのです。

上湯温泉 神湯荘【温泉奉行所】

朝食後、河原にあったとされる露天風呂を探索します。
経路のコンクリ道路が滑落し先に進めなくなっているというが、
その先にアルミの梯子が掛けられている…。

続きは上湯温泉野湯のページでどうぞ。

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温泉の場所 上湯温泉 神湯荘の地図【温泉奉行所】
上湯温泉 神湯荘の地図【温泉奉行所】


コメント 内湯を含め5つの湯船においてすべて源泉かけ流し。淡いイオウの香る温泉はお肌もスベスベになる極上湯であります。
温泉の泉質

泉質:ナトリウムー炭酸水素塩泉/源泉実測温度76.6℃/pH8.3

適応性 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき、慢性消化病、痔、冷え性、病後回復、きりきず、やけど、慢性皮膚炎等(飲用:慢性消化器病・肝臓病)
営業時間

料金
日帰り入浴不可
一泊二食付き15556円〜
割引情報
入浴施設
男女別内湯各1、貸切露天風呂×2、男女別貸切露天風呂各1
備品等 シャンプー、リンス、ドライヤー

連絡先

〒637-1558
奈良県吉野郡十津川村大字出谷220 
電話:0746(64)0256 
FAX:0746(64)0923
アクセス 公共機関:近鉄八木線より十津川行バスで4時間。
車:葛城ICから国道24号五条市よりR168号十津川方面へ約2時間
駐車場 あり
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345 源泉かけ流し
公式HP 上湯温泉神湯荘のHP
温泉情報
入湯日付 2015年7月28日(火)晴れ


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