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以前から気になっていた寛永通宝が使えるという商店街へ訪れてみることにした。 場所は大きな寛永通宝の砂絵で有名な香川県観音寺市。 そうです。銭形平次のオープニングで登場するあの大きな寛永通宝がある街なのです。 ![]() 寛永通宝は江戸時代前期、寛永年間に鋳造された通貨で、 明治時代になって一文を一厘銅貨と交換されるまで市中で使用されていた通貨です。 実際には昭和28年に『小額通貨の整理及び支払い金の端数計算に関する法律』 が施行されるまでは貨幣として通用していたと言います。 ![]() そんな歴史ある貨幣の寛永通宝を町おこしのために、 2010年(平成22年)年4月4日から観音寺市内(登録された商店に限り)の地域通貨として 寛永通宝(銅一文銭)を使用できるようになったという。 市内の使用可能店で1枚30円で使用できるということで 家中にあった寛永通宝数千枚を車に積み込みいざ出発です。 ![]() 新しく区画整理されたのか商店街周辺は広くきれいな道が整備され期待が膨らみます。 使用できる商店には『寛永通宝使用可能店』というポスターが掲示されているらしい。 ![]() まず初めに訪れたのが文房具屋さんの『のぼり屋』。 通りに面したガラス張りの店舗には寛永通宝使用可能店のポスターが掲げられている。 早速入店して文房具を選びレジへと向います。 温泉サムライ:「寛永通宝が使えるって聞いたんですがホンマに使えるんですか?」 美人店員さん:「大丈夫ですよ」 っと手馴れた感じに安心し無事に寛永通宝で会計を済ませます。 終始楽しくお買い物ができましたのでこの場を借りて御礼申し上げます。 ![]() コチラのお店で寛永通宝が使える商店が掲載されたチラシをもらって次のお店へ向います。 次に向ったのが老舗和菓子屋さん。 地図には掲載されていはいるがポスターは掲げられていないので躊躇するも とりあえず入店して聞いてみることにした。 ![]() 聞いてみると寛永通宝は20枚(600円分)まで使用可能ということなので その範囲内で使用しおいしい和菓子をゲットし 和菓子を食べながら商店街をそぞろ歩きます。 続いて喫茶店へ向い注文する前に伺ってみると 「電話して聞いてみます。」ということでしばらく待たされた後、 こちらも一会計20枚までの使用が可能ということです。 最後に向ったのがガソリンスタンド。 そこでも使えるかどうか伺ってみるとやはり「電話で聞いてみます」と言います。 お店にはちゃんとポスターが掲げられているというのにこのありさまです。 温泉サムライ:「使用する人は今までいましたか?」 スタンド男性店員:「使った人は一人もいませんね」 スタンド男性店員:「どんなお金か見せてください」 なんて話しながらどこかへ電話で問い合わせてた。 数分間待たされた挙句に「寛永通宝の使用はできません」 という残念な返事に唖然とさせられ観音寺市から退散したのでした。 私の感想として結局のところハッキリ言って"企画倒れ"だと思った。 寛永通宝が明治六年(1873)発行の一厘銅貨の新貨幣に交換され100年以上が経過し、 昭和28年(1953)に廃貨となって50年以上が経過した古貨幣を 再び使用する自体無理があるのではないでしょうか。 ![]() それもたったの20枚しか使えないんだったら遠方から観音寺市へ 遊びに行ってもメリットが出ないのではないでしょうか…。 四国新聞に掲載された記事 観音寺市周辺でお泊りをお考えの方へ。 ご予約は宿へ直接するよりも↓じゃらんnetを介して予約する方が ↑お安く予約できますよ。 空室状況もWeb上で瞬時にわかる優れもの。 おためしあれ。 |
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商店街の場所 | ![]() |
連絡先 |
ドピカーン観音寺実行委員会 事務局の原さん:0875(27)8846 |
アクセス | 電車:JR観音寺駅徒歩5分 車:高松自動車道さぬき豊中I.Cから車で10分 |
駐車場 | なし |
周辺温泉情報 | |
訪れた日 | 2011年4月5日 |
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