甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】
(かしおんせん りょかんだいこくや)



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2022年の夏休み『新潟、福島、栃木の混浴温泉を求めて』をテーマに出発!
コロナオミクロン株も下火になってきたので作戦決行だ。
本日4日目に立ち寄り湯したのが、福島県『甲子温泉 旅館大黒屋』

途中立ち寄り湯した『二岐温泉大丸あすなろ荘』をはじめ、
南会津近辺には秀逸な混浴温泉が目白押し。
どこに行っても外れのない温泉群なのだ。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

甲子山の麓、阿武隈川の渓谷沿いに佇む甲子温泉の歴史は古く、
至徳年間(1384年)州安和尚が諸国修行の旅に出た際発見されたとされる温泉で、
『旅館大黒屋』はこの地で営業を続ける一軒宿。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

2009年6月29日にリニューアルオープンした大黒屋は
山奥の一軒宿とは思えないほどの立派な湯宿で、
威風堂々湯客を迎え入れてくれる。

日帰り入浴も受け入れてくれるコチラ大黒屋は
10時から15時の間のみ利用できます。
ランチや個室なども利用できてゆっくり温泉を堪能できそうだ。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

旅館内部は、純和風の落ち着いた空間で、
時の流れが止まったかのように静寂な時間がそこにはあります。
だがしかし、ゆっくりしている時間はないので浴室へと向かいます。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

廊下を奥へと進みますと内湯の入り口が現れた。
名物の混浴大岩風呂は阿武隈川の渓流沿いにあるので、
前方下へと伸びる階段をさらに進みます。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

谷へ向かって伸びる下り階段の長いこと、
健常者じゃなければ往復の階段昇降は厳しいかもしれませんが、
ここまで来たら是非入湯したい大岩風呂。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

階段通路を出ると阿武隈川渓谷の袂に出てきます。
渓谷を流れる水のせせらぎ、谷をそよぐ風がとても心地よいのです。
目前の橋を渡れば浴舎の目前です。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

150年の歴史があるという大岩風呂は、
重厚な面持ちの浴舎が印象的だ。
右側の浴舎は『櫻の湯』という女湯で男性専用時間帯もあるという。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

扉を開けるとお寺の本堂のような空間に大きな湯船がひとつ。
壁一枚を隔てて脱衣場があります。
着替えている姿が湯船から見えないので女性に優しい設定だ。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

青く映る湯船の湯は、大量の源泉が注ぎこまれ、
縁からザザッーっと湯が溢れ流れ去ってゆく。
天井の梁からはランプも吊るされ雰囲気たっぷりなのです。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

お湯は癖のない無色透明の単純泉。
実測温度は41.2度と入浴しやすい温度で迎えてくれる。
15m×5mと広く、水深最大1.2m深い湯船なので思わず泳ぎたくなりますが…、

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

壁の一角に岩盤があらわになった箇所があります。
鳥居が施された下の口から大量の源泉が湧きだしています。
湯船の底からも31度から34度の別源泉も自然湧出しているという。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

岩盤から湧き出す湯の温度は実測温度45.3度。
癖のない刺激の少ない温泉は身体の芯まで温めてくれてリラックスできます。
広い湯船なので場所によってはかなりの温度差があって楽しめる。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

別名『子宝の湯』とも言われ、湯船の底にある大きな石「子宝石」をなでると、
子宝に恵まれると言い伝えられています。
私もタップリなでてきたけど、もう手遅れですね。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

湯船に浸かりつつ天井を仰ぎ見ると、
むき出しの天井の梁が幾多の重なりを見せて素晴らしい。
群馬県にある『法師温泉』を彷彿とさせる。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

窓から外を望めば温泉プールがありますが、
湯は抜かれて空っぽとなっています。
夏季には利用されていたプールも落石の危険があるとかで閉鎖されているという。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

壁に掲げられている手書きの温泉成分表を仰ぎ見つつ
甲子温泉を存分に堪能します。
日帰り入浴の終了時間が迫ってきたのか他の入湯者は全員退出したみたい。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

大岩風呂を出て昇り階段を駆け上がり内湯へ。
男女別の内湯『恵比寿の湯』は別源泉が楽しめる。
和の空間が美しい脱衣場で準備を整えて、

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

泉質は、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
ということで若干鉱物の香りが感じ取れる無色透明の湯がかけ流し。
窓からは露天エリアの緑が目にやさしく映ります。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

露天風呂にも小さいながら石張りの湯船があって、
利用されている源泉も内湯と同様なのです。
新鮮な外気を感じつつ入湯する露天風呂はやっぱり気持ち良いのです。

甲子温泉 旅館大黒屋【温泉奉行所】

福島県内から来られたカップルの男性と温泉の情報交換をしました。
シャワーやカラン、シャンプーなど設置されているので、
コチラで身体や頭を洗ってサッパリしましょう。

周辺道路も整備され車でアクセスが容易なこの秘湯温泉は中々のもの。
手軽に秘湯巡りを楽しみたい方や混浴温泉を愉しむ方にもおススメです。
一度は訪れてみたい温泉ですね。

次は、2022年夏の温泉ツアー最後の宿泊地『北温泉』へ向かいます。

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温泉の場所 甲子温泉 大黒屋の地図【温泉奉行所】
甲子温泉 大黒屋の地図【温泉奉行所】

コメント 男女混浴温泉の大岩風呂は一浴の価値あり。
温泉の泉質

源泉名:甲子温泉1号源泉/泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)/源泉温度45.1度/7.8pH/湧出量413リットル毎分(掘削自噴)/成分総計1004mg毎kg

源泉名:甲子温泉2号源泉/泉質:単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)/源泉温度45.1度/7.75pH/湧出量220リットル毎分(掘削自噴)/成分総計961.8mg毎kg

適応性 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔病、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
営業時間
チェックイン15:00
チェックアウト10:00
日帰り入浴時間AM10:00~15:00
料金
日帰り料金大人:\800円
小学生:\450円、幼児:\350円、0歳~2歳:無料
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入浴施設
男女別内湯(各1)、男女別露天風呂(各1)、混浴大岩風呂、女性専用風呂(櫻の湯)
備品等 シャンプー、リンス、ボディーソープ

連絡先

〒961-8071 福島県西白河郡西郷村真船字寺平1
TEL. 0248-36-2301
FAX. 0248-36-2304
アクセス 電車:JR東北新幹線/JR東北本線にて新白河駅下車 ≫ バスまたはタクシー(約40分)
車:東北自動車道 白河I.C ≫ 国道289号線(約40分)
携帯電話
インターネット環境
携帯圏内(ギリギリ)、Wifiあり
駐車場 無料駐車場あり
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345(源泉かけ流し)
公式HP 甲子温泉旅館大黒屋公式HP
温泉情報
入湯日付 2022年9月29日(金)晴れ


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