かわだ温泉 ラ・ポーゼ【温泉奉行所】
(かわだおんせん らぽーぜかわだ)



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9月初旬、暑い暑いとつぶやきながら車窓から眺める風景は、
うっすら黄金色に変化した水田が暑かった夏の終わりを告げている。

訪れたのは福井県鯖江市の山間部。
冬場は積雪の多い地域なのか道路上には融雪用の散水せんが設置されている。
地図上には「かわだ温泉らぽーぜ」という横文字混じりの温泉名に
若干眉をひそめながら向かいます。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

小さな集落が続く山村には似合わない立派な施設が山裾に見えている。
ここは日帰り温泉はもちろんのこと、
宿泊や宴会、さまざまな体験教室やバーベキューが楽しめるとあって
朝早くから町内会の子供会らがにぎやかにレクリエーションを楽しんでいます。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

日帰り温泉は朝10時開湯。
9時30分から浴場休憩室が開放されるというので
入湯料金大人500円を券売機で支払い右奥へと進みます。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

公共施設らしいゆとりある間取り空間は安らぎもあるが間延びもあったりする。
畳敷きの大きな休憩室にはすでに多数の入湯客で賑やかである。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

よく見るとすべて女性ということで嬉しかったのは束の間、
かなりお年を召された婆さんばかりである。
その雰囲気に圧倒された温泉サムライは
浴場前のベンチで心静かに開湯を待つことにします。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

ちょっと早めに開かれた浴室の扉は9時55分。
「少し早いですがどうぞ」というかけ声で入場します。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

脱衣場にはコインの要らない金属製ロッカーが並べられドライヤーやヘアブラシ、
体重計なども取り揃えられているのでタオル一本あればブラリ入浴も可能である。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

準備を整え待望の温泉へいざ出陣。
浴場は御影石が貼り込まれたヨーロピアンスタイル?
床から天井まで延びる大きなガラス窓からは朝の清々しい太陽光が優しく降り注ぎ、
浴室内は温泉の湯気とともに暖か味に包まれる。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

その大きなガラス窓の際に設置された湯船の水面は床面とほぼ同じ高さで
湯船の縁もフラットないわばバリアフリータイプです。
体の不自由な方など楽に入浴できるスタイルは好感が持てます。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

無色透明で匂いもあまり感じない湯船は入湯すると結構深め、
座れば首までどっぷり浸かれてしまう。

残念ながらの循環ろ過加温式の湯からは若干の消毒臭が漂っていました。
実測温度は41度、サッパリ感以外はあまり感じられないので露天風呂へと向かいます。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

白川砂の敷かれた庭園はどこか京都の寺院の庭のような面持ちで、
石垣や奥に続く針葉樹の広がりが心のわだかまりを解きほぐしてくれそうだ。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

そんなロケーションの元、
円形の湯船にはうっすらオレンジ色した湯が
私の訪れを待っていてくれたかのよう。

泉質的にはお肌つるつる重曹泉と
動脈硬化や高血圧に効く芒硝泉が
同時に含まれる珍泉だといいます。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

誰もいない湯船にそっと入湯してみると、
赤茶の細かな湯の花がたくさん舞い上がる。

わずかな金気を感じるサッパリとした湯は
循環湯ではなく、なんとかけ流しで提供されていた。

重曹のつるつる感はわずかに感じられる程度だが、
極わずかな泥っぽい硫黄の香りと湯口から供給される湯と共に
「ボコボコ」と清涼感のある炭酸がすこぶる良い隠し味が味わえる。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

熱く沸かされた少量の源泉を湯船に投入するといった方式で、
湯は時間が経過すると成分である鉄分が酸化し、
うっすらオレンジ色に染まるのだろう。

実測温度41.4度、出たり入ったりを繰り返し、
のぼせてきたらサウナ用の水風呂にザブンと飛び込みクールダウン。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

内湯には他にも湯船があるが緑色に染まってる。
アロエ入浴剤入りのジャグジー風呂だが
コチラは臭いがきついのでスルーさせていただいた。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

舶来の横文字混じりの温泉宿ではあるが
ここはなかなかお勧めできる隠し湯的な温泉か。
温泉名である『La Pause』とは
フランス語でひと休みを意味する語であるが、
時間の経過を忘れ心身共に
ゆっくりとした時間を過ごせる温泉としては好感度は大きかった。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

まだまだ蒸し暑い気候だが、
帰り道、湯上がり後のお肌はさらさらで
心持ちつるつるになったことを付記させていただきます。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

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2016.12.11再訪

2016年早くも師走を迎え、だんだん冷え込みもきつくなってきた。
今日は今季一番の冷え込みとあって布団からなかなか出られない。
なんとか車に飛び乗って一路福井県越前町へ向かいます。

琵琶湖の最北端、余呉湖周辺では初雪を観察。
道中何度も帰りたくなるが、
福井での用事を済ませると身体は完全に冷え切っていた。

ここは温泉に浸かって温まってから帰ろうか。
だがしかし、福井県南部にある温泉は泉温が低くほぼ循環湯ではあるが、
こちらラポーゼかわだの泉質は一目置いている。

北陸自動車道鯖江I.C.から10分ほどでアクセスできるこの温泉、
オレンジ色の輝く芒硝重曹泉がすばらしい。

北陸の空は重い曇り空、
外気温は5度以下と体の芯から冷え込みます。
さて、早速露天風呂へ入湯です。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

外気温が低いため湯船から立ち上る湯気も半端ない。
かけ湯で身体をお清め後、ゆっくり湯船に浸かります。
仄かなイオウかドロ由来の香りが優しく漂っています。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

軟らかな湯の感覚がやっぱり素晴らしく、
湯に漂う赤茶の湯の花も健在である。
湯温42.6度と少し熱めではあるが、
湯に浸かったり出たりを繰り返す。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

露天風呂庭園に流れる小川の流れる音、
針葉樹林を吹き抜ける風の音、
湯船から立ち上る湯気に包まれて至極温泉気分を満喫です。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

湯上り後、施設内にある食事処『ほたるの里』で昼食です。
ここは越前名物『おろしそば』540円を注文、
二枚の皿に盛られたそばがお盆の上に乗せられやってきた。

かわだ温泉 ラポーゼ【温泉奉行所】

そばはかなりの細麺、出汁は良く冷やされとっても冷たい。
大根おろしは残念ながら辛くなくマイナスポイントか。
細麺なのでそれほど特有の麺のコシは感じられなかった。

今年はこれで3湯目と温泉好きとしては振るわなかった一年でしたが、
みなさま来年もよろしくでございます。


温泉の場所 かわだ温泉ラポーゼの地図【温泉奉行所】
かわだ温泉ラポーゼの地図【温泉奉行所】


コメント 露天風呂にある湯船は、沸かし湯だがオレンジ色の源泉かけ流し。
温泉の泉質

含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩-硫酸塩泉(含芒硝重曹泉)/泉温32.3℃/成分総計0.58g毎リットル

適応性 アトピー、湿疹、動脈硬化、美肌効果など
営業時間
AM10:00〜PM11:00(PM10:00までの受付)
宿泊の者の入浴時間:AM10:00〜PM11:00まで
宿泊者の朝風呂:AM6:00〜AM9:00まで
定休日:奇数月(1、3、5、7、9、11月)の第1火曜日
(機械点検の為休館日が変更になる場合がございます。)
料金
大人550円(タオルなし)
子供(3歳から小学生まで)250円
宿泊:最安4400円(じゃらん価格)大人2名以上利用時
割引情報
入浴施設
男女別内湯各1、露天風呂あり、サウナあり
備品等 ボディーソープ、リンスインシャンプー、貴重品ロッカー、ドライヤー

連絡先

〒916-1235
福井県鯖江市上河内町19-37-2
TEL.0778-65-0012
FAX.0778-65-2761
アクセス 電車:JR鯖江駅からコミュニティバス河和田線ラポーゼかわだ下車約30分。
車:北陸道鯖江ICから15分
駐車場 あり、無料150台
お気に入り度
塩素消毒臭度  内湯:012345 露天風呂:012345
公式HP かわだ温泉ラポーゼのHP
温泉情報
入湯日付 2016年12月11日(日)小雨
2012年9月9日(日)晴れ


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