小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】
(こやはらおんせん くまがやりょかん)



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2014年、中国地方温泉巡り第二弾と銘打って出発し今日はその二日目。
温泉津温泉の激熱温泉に翻弄され身体は完全に湯あたり状態です。
予定していた石見銀山間步の見学は資料館のみとし
さらには湯迫温泉、湯抱温泉の入湯を断念した。

このままでは温泉サムライの名が廃る、ということで
宿泊している池田ラジウム鉱泉の近くの『小屋原温泉』を目指して
カーナビ頼りにドライブを続けます。

カーナビの地図によると、
県道30号線から北方向に外れて枝道を少し走れば着くだろう
軽く考えていましたが思った以上に山深く
道路はどんどん細くなり気持ちもどんどん心細くなってくる。

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】

離合もできない山道を渓谷沿いに下って行くと、
古いコンクリ造りの温泉宿が山の緑の中にポツンと静かに佇んでいます。

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】

辺りは川のせせらぎと蝉の声、時折聞こえる鳥のさえずり、風の音。
まさに自然が織りなすハーモニーと言ったところだろうか。

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】

さて、静まりかえる旅館入り口は今日も営業を続けているのか?
声をかけると奥から女将さんが迎えてくれて対応して下さった。
『日帰り入浴は16時までなんですが、本日は特別に入浴して頂いて大丈夫ですよ』

時計を見ると15時45分と終了時刻までもう時間がないが、
ゆっくり入浴して良いとのこと。
ラッキーです。ご厚意に感謝いたしますm(_ _)m

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】

入湯料金を支払って右奥にある浴室へと向かうことに。
照明の消された館内はチョッピリ薄暗く不気味感はありますが、
その反面秘湯感も増してくる。

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】
(一番奥の湯)

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】
(奥から二番目の湯)

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】
(奥から三番目の湯)

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】
(一番手前の湯)

四つある浴室は男女の別はなくすべて個別に貸切で利用できるらしく、
この時間は私一人ということですべてのお風呂場を丹念に見学してから入湯します。
どれも質素な造りの脱衣場があって内湯は数段階段を降りたところに湯船があります。

湯船はいずれも源泉かけ流しで湯が溢れ出し、
新鮮な源泉が入湯者を迎えてくれる。
それぞれ少しずつ個性の違う浴室だがお湯は同じだろうということで
奥から二番目の浴室を選んで早速入浴タイムです。

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】

内側から施錠できる脱衣場は貸切のスタイルで使用でき、
古風な木製脱衣箱は共同浴場を連想させる。
さて、入湯準備も完了したので内湯階段を慎重に降りて行きます。

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】

夏の夕日が鋭く差し込む浴室には
四角い湯船がポツンとひとつ湯を溢れさせ私を待っていてくれたかのよう。
床面は温泉成分により千枚田のような様相を呈し、
厳つくワイルドで圧巻である。

注がれる源泉は無色透明で、
湯船の中は湯華であろうか赤茶く染められ温度も低めです。
早速身体を清めてゆるりと入湯します。

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】

チョット深い目の湯船に勢いよく浸かれば
ザザッーと湯が溢れ出し床に置いた温泉七つ道具が浸水するほど。

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】

湯船の中では赤く細かな湯華が舞い踊りすばらしく、
入湯と同時にまとわりつく泡のベールが美しい。

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】

湯口に手のひらを添えてみると…ほら、ご覧の通り泡だらけ。
湯の温度は実測38.2度と温めで
この夏の暑さにはやさしく湯浴みできる。

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】

冬場や熱いお湯が好みの人はどうするの?
心配ご無用!熱い湯が給湯できるよう別途蛇口が設けられ、
温度も自在に操れる優れもの。

飲泉してみると、
爽快な炭酸泡の弾ける感覚と風味、
合わせて少しの鉄味、淡い硫化水素とわずかなダシ味まで感じられるまさにホンモノ。

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】

放射線量は平常値ではあるが、
サッパリ系浴感を持つコチラ小屋原温泉は
炭酸系温泉では泉質的に最高峰に位置するのではなかろうか。

小屋原温泉 熊谷旅館【温泉奉行所】

露天風呂はないものの
山の涼風が時折窓を通して吹き込み気分も爽快。
涼感タップリ炭酸温泉にいつまでも気持ちよく入れるが、
炭酸効果によって身体は芯から温められいつまでもポッカポカ。
しばらく汗が引かなくなってしまうので注意して下さいね。

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温泉の場所 池田ラジウム鉱泉の地図【温泉奉行所】
池田ラジウム鉱泉の地図【温泉奉行所】


コメント 静かな山間部にある温泉旅館は良質炭酸泉が常時かけ流しで楽しめる。
温泉の泉質

泉質:含二酸化炭素・ナトリウム・マグネシウムー塩化物・炭酸水素塩泉/源泉温度37.8度/pH6.0/湧出量30.8リットル毎分

適応性 神経痛、リュウマチ、婦人病 高血圧、糖尿病、動脈硬化
営業時間
日帰り入浴:9:00~19:00※要確認
不定休
料金
一泊二食付9000円前後
日帰り入浴は一人500円 ※入浴時間1時間以内
立ち寄り湯の場合は入浴可能か電話で確認してください。
割引情報
入浴施設
貸切内風呂4
備品等 シャンプー、ボディーソープ、サウナなし、

連絡先

〒694
島根県大田市三瓶町小屋原1014-1
TEL0854-83-2101
アクセス 公共機関:JR山陰本線太田市駅から三瓶行きバスで約30分、新池田停留所下車(バス停から送迎車有り)
車:中国自動車道三次ICから約50km
駐車場 あり、数台(無料)
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345源泉かけ流し、加温自由
公式HP
温泉情報
入湯日付 2014年7月30日(水)晴れ


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