上方温泉 京都一休
(かみがたおんせん いっきゅうきょうとほんかん)



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京都府南部に位置する城陽市に、
地下1000メートルから天然温泉を掘り当てたというので訪れた。



大阪府枚方市から滋賀県南部へ東西に延びる国道307号線沿いにその温泉はある。
以前その場所には「自然屋鳥兵衛」という施設があった。
そこは鶏を放し飼いにし、その鶏が産んだ卵を“タマゴ狩り”として楽しんだり、
鶏料理を味わったいりと一風変わった観光施設があったが、
経営難でしばらく休業状態だったその施設を広島の運送会社が買い取り、
温泉掘削及び施設建設を行なったそうだ。



今日は開店の初日とあって平日にもかかわらずたくさんの入浴客が訪れている。
建物は平屋の純和風作りで一見高級料亭風、
入口付近もきれいな石段や石畳が施され、
訪れるものを和ましてくれる。





入口で靴を脱ぎ入場、内装も木がふんだんに使用され落ち着いた雰囲気だ。


受付で下駄箱キーを渡し浴室ロッカーキーを受け取る。
ここは料金後払い制で、
さらにそのロッカーキーですべての料金が決済できるシステムだ。


入湯料はなんと1200円、決して安くない料金設定で、
さらにタオルなどは付いていない。
料金の割に不親切な気がした。


入浴客の中には初日ということもあって、
料金設定の高さに不満を言って腹を立てて怒り出し帰ってしまう方もいました。
関西人の気質を見た感じがします。


今日はオープニングサービスという事で
タオルとドリンクがプレゼントされていました。


入口から左に行くと休憩室、右奥には食事処がある。
さらに進むと岩盤浴と浴室へ続いている。
岩盤浴は別料金で、特に興味もないので私はパスです。


浴室は「滝の湯」と「松の湯」に分かれており、
今日の男湯は「滝の湯」、落ち着いた雰囲気の真新しい脱衣所や、
セメント塗りたてのニオイがする浴室は落ち着かないが、
まずは内湯から入湯する。


外との仕切り窓は季節柄はずされて半露天風呂状態となり、
開放感があって気持ちいい風が吹き込んでくる。
ときにはオニヤンマも内湯へ迷い込んでくることもあった。


内湯はどうやら無色透明の白湯のようです。
おもしろくないので露天風呂へ、


露天風呂は源泉使用の小ぶりな岩風呂3つと、
信楽焼き陶器製の風呂が2つある。
裏庭には元からある森林をうまく利用し、
その森林には人口の滝が造られそこから小川が延びている。


湯船には灰白色のお湯が満たされ、
アルカリ性のヌルヌル系のお湯だ。
かなりのヌルヌル感があるが、
消毒のための塩素系滅菌液の臭いがかなり気になるレベルだ。


ここの温泉は源泉温度30.2度、
地下1000メートルから汲み上げて適温に加温して掛け流されているそうだが、
湯船には循環のための配管設備が施してあるので完全な掛け流しではないと思う。


周囲の森林や人口滝を見ながらゆっくり露天風呂に浸かり、
普段の疲れを癒せそうでしたが、どうしてもお湯からの塩素臭が気になる。
さらに、露天風呂の奥の通路からは作業服を着た人相の悪い従業員が
内湯へ向かって通路代わりに何人も通過していく。


どういう訳か知りませんが、
これには私も落ち着かず早々に湯から出た。
湯は悪くないのですが、
従業員が浴室を無造作に通路代わりとして使用するのは感心しません。


他にも真赤に塗られた「赤釜風呂」と称す
世界初の超微粒子ミストサウナもありましたが、
気分を害した私は入らずじまいです。


休憩も食事もせず受付で料金を支払い早々に帰りました。
開店当日、意気揚々と訪れたが後味の悪い結果となりました。


評価について、
お湯は塩素滅菌されてはいるがヌルヌル系で悪くない。
お湯と建物の評価は3つ星。
料金設定や男性従業員の態度にマイナス1つ星で合計2つ星とした。
私的には一度の入湯で十分のような気がした。
招待券を入手した折には再訪しようかなぁ…



2008年11月12日再訪

招待券を手に入れての再訪問です。

1年以上期間をおいての再入湯ですが、
気になるところ(三項目)をご紹介します。

まずは1つ目、
温泉の色合いが変わっていたことです。
前回は源泉使用の湯舟は灰白色に濁っていたけれど、
今回はほぼ無色透明になっていた。


これは、ろ過器の使用頻度が多くなったためなのか、
泉質が変わったのか理由は不明です。
つるっとする浴感は変わりませんが、
視覚的な楽しみが若干減ったような気がします。


2つ目は、
前回、消毒のための塩素系滅菌液の臭いがかなり気になるレベルだったが、
今回はほとんど気にならなくなっていた。
ちょうど水質管理のスタッフが来たので訪ねると、
塩素濃度は0.1〜0.2(ppm)という回答だった。

これは塩素濃度としてはかなりの低レベルだ。


最後に、露天風呂で気になった点は、
木部に塗る防腐剤クレオソートの特異な臭いが強烈に漂っていて、
頭が痛くなったことだ。

同時に「赤釜風呂」の内部もペンキが塗り替えられたのか
こちらもペンキの臭いが気になった。

ここは、私が訪れるときはどうも間が悪いようだ(T_T)

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温泉の場所


コメント 純和風作りの建物で温泉宿の雰囲気を醸し出している。
温泉の泉質

アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)/源泉温度 30.2℃/pH9.3/ラドン19.7×10-10キュリー/180L毎分(掘さく・動力揚湯)/蒸発残留物372mg毎kg

適応性 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動マヒ・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔質・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進
営業時間
午前10時から翌午前1時
定休日:第二火曜日
料金
大人1200円、子供600円
入浴施設
男女別内風呂、男女別露天風呂(滝の湯・松の湯)
備品等 ボディソープ、リンスインシャンプー、ドライヤー、岩盤浴一時間800円

連絡先

京都府城陽市中芦原25−2
TEL0774−54−1419
近鉄京都線・新田辺駅、JR学研都市線京田辺から送迎バス運行
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345
01
23
45(2008.11.12現在)
公式HP 上方温泉一休京都本館のHP
温泉情報
入湯日付 2008年11月12日
2007年6月27日




  

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