増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】
(ますとみらじうむおんせん ふろうかく)



温泉奉行所山梨県の温泉>増富ラジウム温泉 不老閣

ひとつ、秘湯混浴温泉を巡り。
ふたつ、不眠不休の温泉三昧。
みっつみごとな源泉かけ流し。
ご紹介しましょう温泉サムライ

さて今回ご紹介しますは、
ワインのふるさと山梨県の山深く、
武田信玄が金鉱山探索中に発見した伝説を持つ隠し湯『増富ラジウム温泉』

増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】

本日訪れた宿「不老閣」は小さな渓谷にかかる赤い橋の袂にあって、
サワサワと岩の隙間を縫って流れる川のせせらぎと、
マイナスイオンをたっぷり含む澄んだ空気に満たされた、
自然に満ち溢れる立地にあります。

増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】

温泉に浸からなくとも、
おいしい郷土料理を食べなくとも、
そんな環境に身を置くだけで体にハビコる悪いモノが浄化されそうだ。

増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】

山深くにある天然岩風呂が有名だという「不老閣」は
14時からチェックインできるゆったり設定で
玄関口では女将さんが快く笑顔で出迎えてくれた。

増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】

旅館外観や客室内装などどれをとっても古さは隠しきれないが、
手作り感タップリの小物や調度品などが並べられ心和ませてくれる。
どこか落ち着く雰囲気と懐かしさが漂う館内はなかなか印象的だ。

コチラ高濃度ラジウムを含有する温泉が湧くと巷で有名らしく、
効能はガンをも治してしまうほど強力な泉質で、
私の壊れた体とついでに悪い顔と頭までもを
きれいに修正してもらうのが今回の目的だ?

でも、温泉成分含まれるラジウムって
『目に見えなく臭いもないモノだから本当に含有しているのかな?』
なんて疑問に思う温泉愛好家の方も居られるでしょう。

そこで今回わが温泉奉行所に導入した最新ハイテク機、
メードインウクライナの舶来製である
放射線測定器を持参してその存在を確認することにした。

増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】

入湯方法を女将さんに教わって早速1階にある浴室へ向かいます。
『お不老場』?洒落も利いてますね。
脱衣場は大きな旅館にしてはこじんまり。

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浴衣を脱ぎ捨て待望の浴室へ。
内湯にはラジウム吸引室並びに笹濁りの源泉かけ流し小振りな岩風呂と
白湯沸かし湯舟が背中合わせに鎮座しています。

入湯手順に従ってまずはチョット熱めの沸かし湯で体を温めます。
42度以上ある沸かし湯で身体を温めるという行為は
源泉湯船が低温で身体を冷やさないようにするためだそうです。

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体が程よく温まったところで隣の源泉風呂へゆっくり身体を沈めます。
『不老の湯』と名付けられた湯に浸かれば、あぁ〜なんという清涼感、
ヒンヤリ気持ちいい湯は実測32.8度。
温泉が持つ鉄や鉱物の香りがやさしく包み込んでくれます。

夏季においてはこの低温温泉が気持ちよく、
湯船には湯花の結晶が大量にしかも重厚に堆積し、
それ以上に湯治客らの温泉談義にも花が咲いています。

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飲泉できる源泉を飲みながら計った放射線量は
なんと0.55マイクロシーベルト毎時。
これは自宅の放射線量0.08のなんと約7倍!

目に見えなかったラジウムが確認できたとあって入湯者一同大喜び。
すごいぞ不老閣。

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永く湯船に浸かっているとなんだか不思議な感覚が肌を通して伝わります。
湯に浸した腕や顔を空気に触れた瞬間ビリビリと痺れる不思議な感覚。
ほかの温泉では感じることのないビリビリ感は
ラジウムの恩恵なのか?

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片隅にある天然ラジウム泉蒸気吸入室は
いわゆるスチームサウナ。

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熱せられた石の上に源泉を浴びせかけ
ラジウムを含んだ湯気を発生させてサウナにしたものですが、
計ったラジウム線量は控えめでした。

そうこうしているうちに岩風呂の解禁時間が迫ってきた。
男女時間制限が設けられた岩風呂は16:30をもって混浴タイム。
男性陣は山中の岩風呂へ移動します。

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玄関から一旦外に出て専用の山道へ歩いてゆきます。
自炊棟横の山道は階段混じりの急傾斜。
体の不自由な方達にとってはかなり険しい道のりですが、
数日湯治すればこの坂もスイスイ登れるらしい(湯治者談)

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岩風呂に思いを馳せながら、
周囲の山の緑や鳥の囀り(さえずり)を愛でつつ
ついでに森林浴も楽しめる山道はチョットしたハイキング気分。

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森深き山中に一軒の山小屋風浴舎がその全貌を現した。

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平屋の浴舎は左右に浴室があって
中央左側に若干傾きかけた脱衣場があります。

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入り口で履物を脱いで脱衣場へ。
脱衣かごに浴衣を脱ぎ捨てまずは左奥にある沸かし湯で身体を温める。
木の足場板の様な蓋を自分で取り外し湯船に浸かります。

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チョット熱めの上がり湯に浸かりながら辺りを観察すれば、
東洋一のラジウム霊泉室の看板がある源泉地をはじめ
とっても冷たいかけ湯専用のアトム湯などあるが、
いずれも入浴はできなくなっています。
(以前は入浴できたそうだ。)

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ココで計った放射線量がすごい。
ラジウム霊泉、今は手で直接触れることもできない源泉だが、
源泉井戸上部に測定器をかざすと数値が大きく振り切り、
ピピピッ-っと警報音を鳴らして私や周囲の人を驚かせた。

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事前に設定しておいた2マイクロシーベルト毎時を測定数値が
瞬間的に上回ったため鳴り出したのだ。
この数値は自宅線量(0.08マイクロシーベルト毎時)の実に25倍の瞬間値を記録。

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まさに看板に偽りなしのラジウム温泉ここにあり。
源泉近くに居るだけでラジウム浴を存分に楽しめる。
でもやっぱり源泉にドップリと浸かりたい…。

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横にあるかけ湯『アトム湯』はお湯ではなくて水です…。
とっても冷たくって体が震えます。
手元の線量計は意外と低めですね。

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再度沸かし湯で体を温めた後、右奥にある岩風呂へ向います。
ここは線香の香り漂う霊験あらたかなる場所。
温泉の神様?が祀られた神棚もあって空気もピンと張りつめている。

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大きな岩がせり出したその下に、
茶色く濁る霊鉱泉がブクブクと泡と共に静かに湧き出しています。
神棚と岩風呂に軽く一礼し静かに入泉すれば…、
ああっ冷たい。

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実測温度24.6℃と結構な冷たさですが、
しばらくするうちに体の内から温かくなる不思議な浴感と、
炭酸の泡付きがベールとなって体を温めてくれるようだ。

足元から湧き出てくる湯を口に含めば、
金気と塩味、炭酸が口の中で複雑にお互いを主張し合って絶妙なハーモニー。
エグ味も少なくたくさん飲めそうだ。

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身体をかがめて大人4人も入れば窮屈な岩風呂ですが、
ラジウム温泉に関する効能や体験談をみんなで談笑すれば
赤の他人でもすぐに打ち溶け合って仲良くなれる岩風呂だ。

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20分も浸かっているとさすがに身体は冷えてくる。
17時にコチラ岩風呂は終了ということで
おじさんが早く出るように促してくる。

湯船から出るや否やすぐに
水中ポンプを湯船に放り込み湯を抜き始めたのでした。
毎日の水抜きとお掃除おつかれさまです。

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再度、沸かし湯で身体を温めます。
本日入湯をご一緒したみなさまお世話になりました。
楽しい時間をありがとうございましたm(_ _)m

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自炊棟をじっくり観察しながらもと来た山道を戻ります。
山の爽やかな風と緑の木漏れ陽がとっても優しく
湯上り後の身体を優しく包み込んでくれる。

真夏なのにこんなに涼しい気候はまさに別天地。
食事までの間は客室でのんびりさせていただいた。

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間取りは元六畳の間であった二つの部屋を
壁を取り去りひとつにした十二畳の空間。
この旅館では広い部類に入る客室だそうだ。

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山側の客室なので窓からは山の風景が一面に広がっています。
卓上にはありきたりのお菓子と徳利に入れられた源泉が並べられている。
温泉好きにはたまらない粋な計らいに感謝です。

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源泉をチビチビ飲みながら
旅館案内を読みながら
ゆっくり流れる時間の流れを楽しみます。

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さて夕食の時間です。
たくさんの宿泊者が集う食堂には
お年を召した方や温泉療養している方が中心だと見受けられます。

増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】

夕食は贅沢な食材はないけれど、
野菜を中心とし丁寧に料理され味わい深いうまさがとても印象に残ります。
美しい環境と素朴な料理、そしてこのラジウムたっぷり温泉でゆっくり湯治すれば、
「体の不調を退治してくれよう温泉サムライ」とつぶやいた。

増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】

コチラで頂いた五穀米も心に残るうまさだったので紹介させていただく。

増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】

翌朝も温泉をたっぷり堪能します。
朝7時からとチョット遅めの開始時間ですが、
内湯は男女が入れ替わり違う湯船が楽しめます。

『長寿の湯』と名付けられた内湯湯船は
やはり沸かし湯とのセットです。
源泉温度は32.5度、笹にごりの湯船は入湯者を吸い込むようで神秘的。

増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】

コチラの浴室にはもうひとつ湯船があります。
『湯窪の湯』と名付けられた湯船は
窓際にあって小さな湯船には岩風呂から引き込んだ湯に満たされている。

増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】

湯船画像を失念してしまったのでお見せできないのが残念だが、
ラジウム線量は実測0.23マイクロシーベルト毎時といった値を示した。
温度は20度台と低くサウナの水風呂に近い感じがした。

もう取材も完全に忘れ最後は温泉にドップリ浸かって
増富温泉に思いを馳せながら最後の湯を楽しんだ。
次回はいつ訪れることができるのだろうか…。

増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】

朝食は昨晩と同じ食堂でいただきます。
朝陽が差し込む食堂は焼き魚の香ばしい香りが漂い食欲が湧いてくる。
朝から五穀米をたくさん食べてなんだか元気が出てきたぞ。

増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】

時間に余裕のない温泉サムライ一向は出発の用意を整えます。
チェックアウトは11時とのんびり出発できるよう設定されているので
時間のあるほかのお客さんはまだ浴衣でのんびりしています。

増富ラジウム温泉 不老閣【温泉奉行所】

またの訪湯を頭に描きつつ、
宿のスタッフに見送られ不老閣を後にしました。

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温泉の場所 増富ラジウム温泉 不老閣の地図【温泉奉行所】
増富ラジウム温泉 不老閣の地図【温泉奉行所】


コメント 人里離れた山奥にある温泉は下界の猛暑は感じさせない標高1000メートル。ここのラジウム温泉はタダモノではない自然放射線が湧出、自然治癒力を高めてくれる。
温泉の泉質

源泉名:不老閣岩風呂
泉質:含放射能・二酸化炭素・ナトリュウム・塩化物温泉(等張性・中性・冷鉱泉)/ラドン31.9×10-10キュリー毎Kg(8.77マッヘ・E)/pH6.3/源泉温度20.1度/自然湧出(測定不能)毎分2リットルらしい

源泉名:岩風呂2号源泉
泉質:含放射能・二酸化炭素・ナトリュウム・塩化物温泉(低張性・弱酸性・冷鉱泉)/ラドン578×10-10キュリー毎Kg(159M・E毎Kg)/pH5.8/源泉温度20.7度/自然湧出1.66リットル毎分

源泉名:不老閣2号源泉
泉質:ナトリュウム・塩化物温泉(高張性・中性・冷鉱泉)/ラドン4.00×10-10キュリー毎Kg(1.10マッヘ・E)/pH6.6/源泉温度32.3度/自然湧出33.5リットル毎分

適応性 胃腸及び肝臓の慢性諸症状、リュウマチ、神経痛、肝硬変、糖尿病、ゼンソク、痛風、動脈硬化、扁桃腺炎、痔病、腺病、神経衰弱、気管支カタル、肋膜炎、咽喉喉頭カタル
営業時間
宿泊時のチェックイン14:00 チェックアウト11:00
日帰り入浴12:30〜15:00(訪れる前に必ず電話で確認を)
料金
日帰り入浴:一人800円
旅館宿泊:11700円〜17475円
自炊宿泊:4350円
割引情報 宿泊経験者の紹介で宿泊料金が500円の割引がなされます。
入浴施設
男女別内湯各1、天然岩風呂1、有料貸し切り風呂1、蒸気吸入室(スチームサウナ)
備品等 ドライヤー、ボディーソープ、リンス、シャンプー

連絡先

〒408-0101
山梨県北杜市須玉町小尾6672
TEL0551-45-0311
アクセス 電車:JR韮崎駅下車バスで約50分
車:中央自動車道 須玉I.Cから約30分
駐車場 あり、無料
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345完全かけ流し
(ただし、沸かし湯は循環加温式の塩素滅菌方式です。)
公式HP 増富ラジウム温泉不老閣のHP
温泉情報
入湯日付 2013年8月7日(水)晴れ



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