『長万部』?
さらりと読めない北海道の地名で、
読み方は『おしゃまんべ』と読みます。
長万部の意とはなんでしょう?
「オ・シャマンベ」ヒラメのいる所の意味があるそうです。
この日の宿泊場所、長万部公園キャンプ場受付の美人に勧められた丸金旅館を紹介します。
長万部温泉は国道37号線を南へ、長万部駅手前のJR函館本線の高架を越えた所にあるこじんまりとした温泉街の中にある旅館です。
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旅館全容
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浴室入口は怪しいネオンが光っている。
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この温泉は昭和30年2月12日に天然ガス開発を目的に試掘作業を進めていたときに、天然ガスと一緒に出たという温泉だ。
その後昭和38年にこの温泉を有効的に活用しようと、長万部温泉利用協同組合が設立され、現在では組合員9名、そのうち宿泊施設は8軒あるそうです。
浴室入り口は怪しげなブルーのネオンでライトアップ。なにげにラブホ入り口のようで少し落ち着かない雰囲気です。
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採掘された天然ガスは今も町内に供給されて利用されているという。
脱衣場に掲げられた立派な温泉分析表。温泉好きの私はしばしじっくり読んでしまう。 |
温泉分析表
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入り口のネオンとは違い浴室は渋いタイル造りとなり、
内湯には湯舟が2つある。
一つは二股ラジウム温泉の『放射性石灰華』の石組から源泉が注がれて満たされた湯舟で、
少し熱めの44度。
そのとなりが適温の42度前後のお湯が満たされています。
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放射性石灰華から湯が供給されている。
嬉しい飲泉場
おんせん豆知識
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湯口からはモールのやわらかい香りが漂い、気分は最高です。熱めの温泉なので、アドレナリンも全開となる忘れられない温泉のひとつとなりました。
pH7.95のアルカリ性で少しツルツル感があり食塩泉なので暖かさが持続するお湯だ。
さらに忘れてはならないもうひとつ、温泉好きにはたまらない飲泉場も設けられていた。
ここ丸金旅館は長万部温泉では唯一「飲泉」の許可を取得し、専用の蛇口が設置されている。飲むと薄い塩加減で飲みやすくモールの香りも仄かに感じます。
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長万部温泉唯一の露天風呂ということで期待したのですが、
ロケーションは空のみ。
湯舟はこじんまりとした岩風呂ですが、
こちらも完全かけ流しで温度はぬるめの39度前後の湯です。
長湯するのにピッタリ。
訪れたのは夏ですが外気温度は20度前後、
少し寒いような気がしました。
冬場はとっても入れないような気がします。
お湯の色は薄い黄褐色、
若干の湯の花が舞っていて本当に心地よいお湯です。
評価について、
文句のない4つ☆以上を付けたいと思います。
北海道らしいロケーションがあれば満点の温泉で、
機会があればまた訪れたい温泉だ。
長万部周辺で宿をお探しの方、
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温泉の場所 |
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