滋賀県　近江温泉　近江温泉ホテル【温泉奉行所】

近江温泉　近江温泉湖東ホテル
(おうみおんせん　おうみおんせんことうほてる)

名神高速道路を走行していると､八日市インターから彦根インターの中間地点に見えてくる『近江温泉病院』と『近江温泉ホテル』はかなり以前から気になっていた温泉施設だったが､ようやく訪れる機会に恵まれた。長浜城を見学後、湖岸道路を走って一路近江温泉湖東ホテルへと向かった。ホテル周辺はいわゆる"田舎"で近くには湖東三山の内のひとつ百済寺もあって歴史深く、紅葉時期に訪れるととてもきれいな所だそうだ。近江温泉病院の敷地を抜けてようやく到着した。ホテル自体はその営業を平成18年4月で終えていて､ホテルとしての体をなしていないが、なんとか温泉施設だけを残して日帰り入浴のみの営業をしているそうだ。温泉施設はホテルの西側にあって『岩風呂』と表示のあるかなり古めの平屋の建物だ。施設入口で靴を脱いで１００円リターン式の靴箱へ靴を入れ入場する。券売機で入湯料金７００円を支払い受付で渡す。昭和の雰囲気をかもし出す施設内ですが､新旧入り混じる独特の空気が漂っている。浴室は休憩所兼食事処から階段を下りたところにあるが､説明書きや注意書きは手書きでその昭和レトロ感は奥に進むほどに色濃くなってくる。脱衣場には内側に１００円硬貨を入れるリターン式ロッカーが設置されている。浴室入口の古い表示では「ここの温泉は４０度とぬるめにしてあります」とのこと。浴室へ進むと… 半円形の浴室はかなりの湯気で覆われていて、同じく半円形の大きな岩風呂が１つのみある。壁は溶岩石で組まれたその岩風呂中央部からは加温された湯がドバドバと供給されている。湯舟の縁からは若干のオーバーフローもあって少しは掛け流しではないかと思う。それほど深くない湯舟で普通に浸かると半身浴といった感じで、弱アルカリ性で若干のツルツル感が味わえる湯だが､成分表掲載の微硫化水素臭は感じられなかった。循環されている割に滅菌のための塩素臭はほとんど感じずゆっくりとお湯を楽しめることができた。それにしても熱い。湯舟中央部分には４２度の表示、両端部に４０度の表示はあるが､温度差はそれほど感じない。しかし、その湯舟の温度は熱いところで実測４４度近くあってかなり熱く浴室内も蒸し風呂のような熱気に包まれ呼吸が苦しくなるほどだ。 1つだけあるゴロ寝イスを陣取り湯に浸かった余韻と熱気浴を楽しんでいると眠ってしまった。でもすぐに、天井から落ちてくる冷たい水滴で目が覚めてしまう。それにしても古い施設で現代のスー銭に比べると設計や入浴スタイルはかなり劣るが、その昔､両親に連れられよく訪れたいなかの温泉施設が脳裏に浮かんでくる。そんな懐かしい施設を持つ近江温泉湖東ホテルでした。お土産品も田舎くさい。評価について、開業当時の古い施設をそのまま使用していて現代のスー銭様式からかなりかけ離れているレトロ感たっぷりだが、その懐かしい施設での入湯は昔のヘルスセンター時代を彷彿とさせる代物。古い施設での入湯は懐かしさとともにおのれの幼少時代をも思い起こさせてくれるなんだかホッコリする温泉施設に満足させてくれた。湯はイマイチかもしれないが、塩素滅菌の低濃度管理には脱帽した。総合的に3つ星の評価で妥当な線ではなかろうか。東近江市周辺でお泊りをお考えの方へ。ご予約は宿へ直接するよりも↓じゃらんや楽天トラベルを介して予約する方が　 <SCRIPT language="javascript" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/jsbanner?sid=2593167&pid=880173952"></SCRIPT> <noscript><A href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2593167&pid=880173952" target="_blank"><IMG src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2593167&pid=880173952" height="60" width="120" border="0"></A></noscript> ↑お安くできますよ。空室状況もWeb上で瞬時にわかる優れもの。おためしあれ。
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