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2020年9月、『秘湯温泉を探るツアー』と銘打って目指したのは、 本日ツアー三日目、標高1475メートルにある『蓮華温泉』を目指します。 露天風呂は男女混浴の源泉かけ流し温泉だ。 小川温泉を出発後、『雨飾温泉』『姫川温泉』を存分に堪能したのち、 平岩から県道505号線を蓮華温泉へ向けて一本道、 約1時間の道のりですが、狭くて急傾斜の坂道が続きます。 黒い雲が辺りを包み込んでくる中、『蓮華白池』で一服。 標高1090メートルに位置するこの池は、周囲約一キロで散歩には良いが、 天からはとうとう雨が降り出した。 慌てて車に戻って蓮華温泉を再び目指します。 道幅の狭い道中ですれ違う車は数台でしたが、 地元で運転の慣れた方なのか結構なスピードで降りてくるので注意が必要です。 『蓮華白池』辺りからは携帯電話の電波が途絶えるので、 必要な連絡や調べ物は事前に済ませてから向かいましょう。 道路を突き当たると大きな駐車場へ到着です。 ここからは徒歩でロッジへと向かいます。 濃厚な霧に包み込まれて幻想的な山中に ボンヤリと浮かび上がってくる『蓮華温泉ロッジ』が現れた。 左右に二棟ある木造の建物は、 左『本館』に食堂や浴室、相部屋があって、右『別館』には個室の宿泊棟となっています。 受付フロントは左の本館にあります。 結構立派な宿泊施設ですが、ここは山小屋という位置付け。 なので部屋にはクーラーもテレビもトイレもなく、 自家発電なので夜の9時には消灯になるそうだ。 山の中にある露天風呂についての説明や 夕食と朝食の時間の説明などを聞いて…、宿泊料金は先払い。 残念ながら、Gotoトラベルは使えないのでした。 2020年コロナウイルス拡散防止のため相部屋は使えなく、 すべて個室での宿泊ということで指定されたのは 1階にある小さな畳のお部屋。 コンセントはありますが電気は通じておらず、 部屋の照明も15時ごろまで点灯しません。 あるのは窓からの景色のみ。 外は雨が降ったりやんだしているので 露天風呂は後回しにして先ずは内湯から探索します。 内湯は本館一階にあります。 翌朝朝の入浴時間は7:30までと早めに終了するみたい。 浴室に近づくにつれてイオウの香りが強く感じられます。 ワクワク、ドキドキ! 山小屋のお風呂とは思えない立派な施設。 ちゃんと貴重品ボックスもあって日帰り入浴にも対応しています。 浴室のコンセントは電源が使えるようです。 浴室は立派な石張りの床に長方形の湯船がひとつ、 お湯はもちろん源泉かけ流しでの提供です。 雨が降ると供給される湯の温度が上昇するらしい。 大きな窓際にある湯船は容量タップリ、 白というよりは灰色に近い湯の色で硫化水素系の酸性泉です。 泉温は実測で44.5度と少し熱めで気持ち良い。 (朝の浴室の様子) 陽の差し込み加減で湯の色合いも変わるコチラの湯。 露天風呂『仙気の湯』のような強烈な酸っぱさはなく少しマイルドで、 火薬のにおいに似た香りに満たされ、湯の華の堆積がかなり多かったのが印象的。 内湯内には混合水栓やシャワーの利用も可能で、 ボディーソープなども完備しており入浴に不自由することはなさそうだ。 ゆっくり流れる時間とこの温泉を存分に堪能することができました。 内湯を堪能したのちに、 山中にある『仙気の湯』『黄金湯』『薬師湯』『三国一の湯』へ向けて出発だ。 道中は登山道なので、登山靴と雨カッパに傘を持参します。 案内板にある地図を頭に焼き付けて、 最奥にある『薬師の湯』までは徒歩で片道15分の上り道。 雨が降ったりやんだりと残念な天気なのですが…。 それぞれの湯船のレポートは後日にアップするとして、 大雨に見舞われながらの登山温泉巡りは無事に下山することができました。 丁度、夕食の時間が近づいてきました。 5:45本館にある食堂で夕食を頂きます。 手作り感たっぷりの家庭料理が意外にもおいしいのです。 お櫃に入ったごはん、みそ汁はなんと鍋ごと! おもしろい!って思わず呟きます。 アルミ製の鍋ですぐに冷めてくるみそ汁ですが、 こんな鍋ごとみそ汁が出てくる宿は他には経験ないです。 フキ味噌で味わうトンカツや大ヨモギの天ぷら、 洗練されたお味じゃないけれど、 田舎に帰って食べる懐かしい料理の味がしました。 夜は21時で消灯になるので早めに布団を準備します。 寝具は部屋に備え付けがあるということですが、 コロナの感染予防のため持参することを勧められました。 掛け布団とシーツは自前のものを使用し、 敷布団は押入れのものを使いました。 枕も自分のものを使いましたよ。 夜間も露天風呂の利用が可能ということですが、 雨が降り続いているため向かうことを断念し 内湯『総湯』をゆっくり堪能します。 お湯の温度も少し下がって実測42.1度 温泉成分表には源泉温度80.6度、pH3.3の単純温泉とあります。 10%程度の加水ですが、なかなか濃厚な浴感で気持ち良い。 標高1475メートルの高地にある蓮華温泉ロッジは 夏のうだるような暑さとは縁がなく、 夜間ともなれば肌寒さを感じる気候なので暖かくして床に就きます。 8時過ぎに布団に入れば9時には電気が消えて そのまま夢の中へと誘われます。 山小屋の夜が早い分、朝が早いのです。 朝の3時過ぎ頃から登山者は準備をはじめ、 4時頃には登山へ出発した様子。 外は人が歩く足音や懐中電灯の灯が窓越しに伝わってきます。 早朝に目が覚めて外を望めば快晴のお天気。 昨日の雨に見舞われたが早速、露天風呂巡りへリベンジです。 チョッと肌寒さはあるが山道を歩けば暑くなる。 露天風呂からの景色は雨天時と比べると天地の差、 誰も来ない私一人の貸し切り湯、 混浴温泉なのですが若干期待外れ感もありますが…、 6:30から食堂で朝食タイム 早朝に出発した登山者も数名おられたので朝食を食べてる方は私とあと一組。 みそ汁のアルミ鍋も登場する朝食もおいしく頂きました。 朝食後、内湯『総湯』に入ってこの温泉にさよならを告げて、 ちょっと早いチェックアウト8:30を迎えます。 ロッジを管理している女性スタッフにお礼を告げて、 もと来た道をひたすら下って戻ります。 大自然に抱かれしコチラ蓮華温泉は温泉サムライ推奨の温泉です。 蓮華温泉周辺で宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりも 楽天トラベルを介してする方が お安く泊まれることが多いですよ。↓ ↑空室確認もWeb上で瞬時にわかるすぐれもの 一度お試しあれm(_ _)m |
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温泉の場所 | |
コメント | 標高1475メートルにある蓮華温泉は、混浴の露天風呂を複数保有する山小屋的温泉宿だ。 |
温泉の泉質 |
源泉名:総湯/泉質:単純泉(低張性弱酸性高温泉)/源泉温度80.6度/pH3.3/湧出量69リットル毎分(自然湧出)/成分総計271mg毎kg |
適応性 | 神経痛・関節リュウマチなど |
営業時間 |
営業期間:3月下旬~10月20日(冬期休業:10月20日頃~3月中旬) ※要問合せ 日帰り入浴時間/9:30~17:00 ※要問合せ |
料金 |
内湯と野天風呂:大人800円、子ども500円 野天風呂のみ:大人500円、子ども200円 内湯のみ:大人800円、子ども500円 |
割引情報 | |
入浴施設 |
混浴露天風呂(4) 男女別内湯(各1) |
備品等 | シャンプー、ボディソープ(内湯のみ) |
連絡先 |
〒949-0464 新潟県糸魚川市大所991 白馬岳蓮華温泉ロッジ 直通衛星電話 090-2524-7237 白馬岳蓮華温泉ロッジ事務所 025-552-1063 |
アクセス | 電車:JR平岩駅から糸魚川バスで約60分。 車:北陸自動車道糸魚川ICから約2時間。 |
携帯電話 インターネット環境 |
携帯圏外、Wifiなし |
駐車場 | 無料公共駐車場(約70台) |
お気に入り度 | |
塩素消毒臭度 | 012345(かけ流し) |
公式HP | 蓮華温泉ロッジ公式HP |
温泉情報 | |
入湯日付 | 2020年9月4日(金)曇りのち雨~9月5日(土)晴れ |
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