(りゅうぐうおんせん てるめりゅうぐう)
温泉奉行所>大阪府の温泉>龍宮温泉 テルメ龍宮 |
大阪市内は湾岸部、 海遊館やUSJなど比較的新しい観光名所が目白押しのベイエリア、 周辺は下町雰囲気満開の庶民の住宅が建ち並ぶその中に、 な、なんと源泉かけ流しの温泉があるという。 そんな情報を『温泉好き』さんが当奉行所掲示板で教えて頂いたので 温泉サムライは温泉七つ道具を鞄に詰め込み 京都からJR、大阪市地下鉄を乗り継いで調査を開始します。 ![]() 実は私、温泉サムライはコチラ港区に40年ほど前住んでいたことのあリます。 地下鉄『朝潮橋』を下車後、辺りを懐かしんでみた。 箱物であるドーム型大阪プールが建設された以外あまり変わることなく 下町風情がなんだかとっても懐かしい。 ![]() 今日はとても冷たい風が吹く大阪の街を、 海遊館方向へ10分ほど歩けば目的の温泉銭湯へと到着です。 開湯15分前に到着した玄関前はすでに入湯者の行列ができている。 いわゆる銭湯形式の古いコンクリ施設は本当にかけ流し温泉なのか楽しみなところ。 ![]() 公式HPには開湯時刻15時とあるが行列のみなさんが動きを見せている。 入口の金属製シャッターが開店10分前にギシギシ音を立て開け放たれたではないですか。 一番風呂を目指してみなさん中へ一目散。 玄関入り口両袖に設置された下足箱は 今では珍しい『おしどり』銘の木札錠付き、それも特大の木札だ。 履き物を収めてスマホ大の木製カギをポケットへ入れてさらに奥へと進みます。 中央番台形式を継承する窓口に女性がひとり座っています。 料金は銭湯料金の440円、小銭を取り出し支払います。 左右に分かれた脱衣場入口は左が男湯右が女湯となっています。 さてと、温泉暖簾をかき分け男性脱衣場へおもむろに入場です。 これぞ『ザ・銭湯』なつかし空間には、 壁際と島状にボックス型の脱衣箱がずらりと並べられている。 真四角タイプと縦長タイプの脱衣箱は小さな四角いアルミ板のカギ付きですが、 貴重品はフロントに預けるよう促すポスターが壁に貼られ気になります。 縦長脱衣箱にはハンガーも用意され使いやすいですよ。 入湯一番乗りを目指して脱衣を進めるも、地元のおじさんにはかないません。 内湯と脱衣場を隔てる壁は透明なガラスで内湯の様子はすべて見渡せる。 私も慌てるように内湯引き戸を開けてイザ入湯です。 ![]() 大小様々な湯船が浴室中央部にあったり壁際にあったり、 深さに変化がある湯船もあったりと魅力的ですね。 特筆すべきはどの湯船からもテレビが鑑賞できることかな。 これなら常連さんも飽きることなく湯が楽しめますね。 ![]() 奥にはドライサウナ、こちらは別料金で楽しめる。 もうひとつ『スチームサンソ風呂』なるものがあって入ってみると いわゆる普通のスチームサウナだが 酸素濃度が普通の2倍に保たれ身体にはいいらしい。 と説明書きにはあります。 壁際には身体を洗うカランの設置があって、 いわゆる混合水栓ではなく、それぞれ単独の熱水と冷水のプッシュ式蛇口で 手動で温水を混合する旧式タイプです。 赤と青のボタンが懐かしいですね。 ![]() 浴室の片隅にはガラスで仕切られた小さな空間があります。 その中にはこれまた小さな湯船がひとつ。 『温泉』と表示された湯船は透明な循環加温式で 入ってみれば消毒による塩素臭満開で温泉らしさは感じられなかった。 ![]() 天井部分が少し開けられたいわゆる外気浴が楽しめるが こんな閉鎖的空間ではなんだか温泉気分もトーンダウン。 でも、壁に描かれたカラフルな絵は子供の創作なのかオモシロイ。 コチラの銭湯には地下にも内湯空間が広がっているということで、 地下への通路を探してみると…、 脱衣場へ戻るとありました下へ通じる階段が。 ![]() 奥に細長く窓のない閉鎖的空間には バイブラバスや深い風呂、なぜだか水風呂もあったりと手抜きなし。 やはりどの湯船に浸かっていても液晶テレビが鑑賞できて湯も楽しめる。 残念ながらかけ流し温泉ではなく循環の加温式湯船だが、 湯気がこもることなく秘密チックな快適空間。 もちろん洗い場も充実していてコチラも捨てがたいです。 ![]() (ピンぼけでごめんなさい) 温泉を目指してやってきたテルメ龍宮、 さて、待望の露天風呂にある温泉を調査開始です。 ビルの谷間にあるような四方を壁にすっぽり囲まれた箱庭空間に、 エル字型に展開する湯船には茶色に見える温泉が一面たっぷり満たされている。 ![]() 頼りないデジタル式温度計の表示は3?度と読み取れないが ここは身体で判断しようとゆっくり湯船に浸かります。 取り出した自前の温度計が指し示す温度は38.7度と生ぬるい。 それよりもなによりもコチラの湯、 腐食成分をタップリ含んでいると思われるモールの香りがすばらしい。 モールの香りに混じって泥の匂いそれに付随するかのような僅かな硫黄に似た香りが 私を優しく包み込んでくれます。 ![]() 湯口から注ぎ込まれる湯は生源泉だろうか、 温度は45度前後と思われ湯船に勢いよく流れ込み 身体は短時間のうちにすごい泡のベールに覆われる。 とても優しい浴感はお肌はスベスベ、 長時間湯船に浸かっていても指先はシワシワにならずふっくらしています。 こんなお湯ならば小さいお子さんからお年寄りまで存分に楽しめよう。 ![]() 源泉を少しテイスティングしてみれば…、 モールの香り、鉄の香り、泥の香り、塩気、それらが口の中で 複雑なハーモニーを奏でるような芳醇な味わいに感動を覚えます。 ![]() エル字型湯船の末部は水深がかなり浅く寝湯として楽しめる。 私は堅くなってきた身体のストレッチを存分にすることができました。 茶色いと思っていた湯は透明感がある琥珀色。 ![]() この湯船でゴロンと横になり空を眺めれば 風景こそ楽しめないが流れる雲を数えつつ湯浴みするも これまたコチラ温泉においての一興ではあるまいか。 ![]() 存分に湯を楽しんだ後は2階にある休憩処を探索。 畳敷きの大広間は食堂も兼ねており存分にゴロ寝することも可能です。 ここは下町のパラダイス、いや大阪の温泉遺産とでも呼ばせてもらいます。 大阪市内でお泊りをお考えの方へ。 ご予約は宿へ直接するよりも↓じゃらんnetや楽天を介して予約する方が ↑お安くできますよ。 空室状況もWeb上で瞬時にわかる優れもの。 おためしあれ。 |
|
温泉の場所 | ![]() |
![]() |
コメント | 露天風呂の温泉は成分濃厚なモール基調の秀逸な湯がかけ流しで楽しめる。 |
温泉の泉質 |
源泉名:龍宮温泉1号 |
適応性 | 神経痛・筋肉痛・関節・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進・切り傷・やけど・慢性皮膚病・虚弱体質・慢性婦人病 |
営業時間 |
平日、祝日15:00~24:00 日曜日07:00~24:00 定休日:毎週木曜日 |
料金 |
銭湯料金大人440円小学生150円乳幼児60円サウナ別途100円 |
割引情報 | |
入浴施設 |
男女別内湯各1、男女別露天風呂各1、サウナあり |
備品等 | 有料ドライヤー |
連絡先 |
大阪府大阪市港区港晴2-3-35 TEL06-6574-1126 |
アクセス | 公共機関:大阪市営地下鉄 朝潮橋駅より徒歩10分 車:阪神高速 天保山出口より国道172号経由0.3km |
駐車場 | 西行き港晴バス停前に8台分あります。 1時間無料、以降20分ごとに100円です。詳細はこちら |
お気に入り度 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
塩素消毒臭度 | 内湯:012345 露天風呂:012345 |
公式HP | テルメ龍宮のHP |
温泉情報 | |
入湯日付 | 2014年12月2日(火)曇り |
![]() |
![]() |
---|
Copyright (c)2008-2014 温泉奉行所 All Rights Reserved.