三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】
(さんべおんせん こくみんしゅくしゃさんべそう)



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2015山陰温泉めぐり一人旅も今日が2日目。
出雲国、神々のふるさとは深山幽谷、
訪れる温泉は神秘的、出会う人々はみなとても親切なのです。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

池田ラジウム鉱泉を拠点に向かった本日3湯目は、
三瓶山を見上げる場所にある『国民宿舎さんべ荘』
三瓶温泉街の宿では一番大きな温泉施設だ。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

車を駐車場へ停めると一本の配管が目に飛び込んできた。
これは冬場に積もった雪を溶かすため散水するためのモノか。
それも地面の色合いから温泉がまかれているというのか?

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

駐車場の一角には豊富に湧き出る温泉を使った足湯や
オブジェ的な水車で手湯が楽しめる。
大きな温泉旅館は好まない私だが昼食がてら訪れた。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

昼食は入湯と食事が付いた『湯う遊セット(1900円)』と決めフロントへ。
紫色の絨毯がきれいに敷かれたフロアーは
ソファーやお土産品がたくさん並べられています。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

温泉サムライ:『湯う遊セットをお願いします。』
フロントのお嬢さん:『あっ、もうレストランは終了しました。』
ということで日帰り入浴料金を支払って浴室へと向かいます。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

カギ付きロッカーと脱衣かごが並べられた脱衣場は
きれいに清掃も行き届きいやな匂いも感じない快適空間。
平日の昼間なのに結構な入湯客がいますが心静かに入湯準備を整えます。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

それでは、お待ちかね内湯扉を開けます。
石貼り床の内湯に透明な湯が満たされた大きな主浴槽は…、
循環ろ過滅菌されたお湯なのか?

湯口からはたくさん湯が供給されるが湯は溢れていない。
湯に含まれる鉄分やマンガンを濾過器によって除去されて、
何度も循環されて炭酸も消え去って気の抜けたソーダみたい。

どおりで誰も入湯していないわけだ。
本来の三瓶の湯からはほど遠い浴感&湯触りで
滅菌に使用される塩素の匂いは温泉気分を盛り下げた。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

内湯はそこそこに窓の向こうに見える露天風呂へと向かいます。
まずは東屋付きの岩風呂へ入湯すると…、
う〜ん、無色透明の湯はろ過されたつまらぬ湯。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

『やっぱり大きな温泉施設は循環ろ過して源泉は拝めないのか。』っと
ボヤキながら石川五右衛門釜風呂に入ってみると、
茶緑に色付く湯は加温されてはいるが源泉に近い浴感ではないか。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

炭酸もそれなりに体感できるコチラの湯、
能書きを読んでみると源泉を加温しただけの自然に近い湯なのであります。
ひとり独占できる釜風呂は気兼ねなくのんびり湯が楽しめますね。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

水深の浅めの丸い檜風呂にも加温された源泉に満たされ
湯船の端から配管を伝って湯が溢れ出しています。
程よく寂れた湯船も三瓶らしさを感じる良さもある。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

露天風呂はなかなか充実しているやん♪
さらに奥へと進むと大きな酒樽風呂と羽釜風呂が鎮座しています。
開放的な露天エリアで湯が大量投入されたコチラの湯、期待大です。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

ドバドバっと大量投入された透明感のある湯は実測温度34.3度
豊富に含む炭酸と鉄の香りに包まれて
サッパリとした浴感はこれぞ三瓶の湯でございます。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

夏の暑さをも忘れさせてくれる酒樽の湯は
下流にある羽釜の湯へと配管を伝って流れて行きます。
開放的な露天風呂ではあるが三瓶山が望めないのはチト残念だ。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

ここからまだまだ続く露天風呂、
この先に階段を下って続くトンネルみたいな通路があります。
『代官の湯入口』『佐比売間歩』お化け屋敷か忍者村?

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

石見銀山を模したトンネル通路は銀鉱山を再現しています。
間歩の奥には石見銀山と書かれた丁銀オブジェに
灯明皿として使用されたサザエの殻が展示?されている。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

トンネルを抜けると釜風呂と檜風呂があって
『いも代官』の釜湯は実測温度35.2度
茶色に色付く湯は湯に含まれる鉄分が酸化するためなのでしょうか。

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

小さな釜湯はひとり用で代官気分が味わえる?
四方が高い塀に囲まれ代官というよりは囚人みたいな気分の狭小な空間に
空からのとっても強い陽射しがチョット辛かった。

いかがでしたか?
温泉テーマパークのような露天エリアは
温泉マニアから興味のない方までタップリ楽しめそうじゃないですか。

旧来からある老舗温泉旅館群は軒並み後継者不足で戸が閉ざされて
こんな田舎に産業もなく、あるのは自然とこの温泉のみ。
私たち温泉愛好者で盛り上げていこうじゃないですか三瓶温泉を!

昼食を食べずに温泉三昧、さすがに目が回ります。
この辺りは蕎麦が名物ということで立ち寄ったのが
『純手打ちそば処 沙羅』

三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘【温泉奉行所】

割子そば700円を注文して頂きました。
蕎麦の太さに不揃いがあって手打ちが感じられます。
う〜ん、蕎麦の味わい奥が深いですね。

三瓶温泉さんべ荘でお泊りをお考えの方へ。
ご予約は宿へ直接するよりも
↓じゃらんnetや楽天トラベル↓を介して予約する方が

じゃらんnetの激安旅行で検索です。
お安くできるかも。
空室状況もWeb上で瞬時にわかる優れもの。
おためしあれ。

温泉の場所 湯迫温泉旅館の地図【温泉奉行所】
湯迫温泉旅館の地図【温泉奉行所】


コメント まるで温泉テーマパーク、様々な湯船があなたを迎えてくれる。
温泉の泉質

源泉名:三瓶温泉
ナトリウム―塩化物泉(低張性弱酸性温泉)/泉温36.6℃

適応性 神経痛・筋肉痛・冷え性・疲労回復など
営業時間
10:30〜22:00(受付21:00まで)
料金
大人500円
子供300円
宿泊5000円(素泊まり)から
割引情報
入浴施設
男女別内湯と露天風呂各1
備品等 リンス、シャンプー、ボディーソープ、サウナあり

連絡先

〒694-0222
島根県大田市三瓶町志学2072−1
TEL. 0854-83-2011
FAX. 0854-83-3151
アクセス 公共機関:JR大田市駅から石見交通バス「三瓶温泉行き」乗車(45分)「国民宿舎前」下車
車:山陰道出雲インターから約55分
駐車場 70台あり(無料)
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345 源泉かけ流しあり
公式HP さんべ荘公式HP
温泉情報
入湯日付 2015年8月5日(水)晴れ


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