渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】
(しぶおんせん きゅうばんゆしぶおおゆ)


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2021年3月『吹割の滝を目指して温泉巡りツアー』出発です。
本日スタートの初日、目指すは長野県の有名温泉地『渋温泉』。
開湯伝説によると、約1300年前に行基が発見されたという歴史ある温泉地。

戦国時代には武田信玄の隠し湯のひとつであったとされ、
武田信玄の寄進によって温泉寺が開かれました。
川中島の戦いの折には傷ついた兵士を療養させた場所でもあるそうだ。

温泉旅館が星の数ほどあって宿を決めるにもひと苦労でしたが…、
宿泊する旅館や目的地を概略定めて、
温泉珍道中始まり始まり~。

一泊目の宿を渋温泉『松屋』に定めて、
先ずは渋温泉外湯めぐり全九湯制覇を目指します。
宿に荷物を置き去りに、旅館備え付け浴衣に着替えて温泉街へ繰り出します。

渋温泉 八番湯【温泉奉行所】

おっとその前に外湯の位置をマップで確認、
外湯めぐりは宿から貸してもらえる外湯ドアの専用キーがあります。
そのキーには外湯の分かりやすいマップが付いているのでとっても便利だ。

昨日の湯めぐりで八つまで制覇したが、
夕食の時間で最後の『九番湯大湯』が未入湯だったので
早朝の朝六時、開湯時間に合わせて旅館を飛び出した。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

松屋』から歩いても徒歩一分以内にある大湯は、
日帰り入浴客にも開放された渋温泉唯一の共同浴場だ。
日帰り入浴する場合は観光協会で500円の入湯券を購入します。

10時から16時に渋大湯近くのお土産屋さんで鍵を開けてもらって入湯するそうだ。
渋温泉で宿泊(一部例外あり)すれば大湯を含め
九つの共同浴場が無料で堪能できる特典付きだ。

ちょっと場所の分かりにくい九番湯渋大湯は、
『渋薬師庵』前にあって石段を下りた半地下のような場所にあります。
颯爽と階段を下りて入り口で開湯時間を待ちます。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

朝6時になっても扉が開かない、しばらく待っても同様に開かない、
なんでだろうと考えて、扉を強く引いててみた。
「なんや開いてるやん」どうやら建付けが悪く引っ掛かっていただけみたい。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

ここは他の共同浴場と比べると脱衣場も広く、ゆったり使えます。
左にある入り口は、源泉の湯気を利用した蒸し風呂の入り口。
後ほど楽しんでみようと思います。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

渋温泉宿泊者以外も利用できるとあって鍵付きロッカーもありますね。
味のある引き戸の向こうに湯船が透かして見えます。
誰も来ないうちに独泉を狙って素早く準備します。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

床や壁湯船までもが総木造りで趣がある浴室に、
中央に木の仕切りがある湯船は奥が熱くて手前がぬるめ。
誰も入っていないのか結構熱くなっています。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

茶色く色付く湯船の画像をよく目にしますが、
朝一番なのかこの日はほぼ無色透明の湯なのです。
鉄や土の香り感じる湯は実測温度45.8度と熱めの湯加減。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

浴室内は湯気が滞留しがちですが、
天井も高く湯気抜きもしっかり機能しています。
渋温泉最後の入泉を存分に楽しみました。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

奥の湯船は結構な熱さがあって入れない。
ちなみに源泉桝に溜まっている湯の温度は
実測温度は58.4度とかなり熱いのです。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

ちょっと熱くなってきたので中央にある蛇口を開けてみた。
どんどん温度が下がって入りやすくなってきた。
とその時、年配の男性が入ってきて不満げな顔をされていた。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

最後に不老長寿の蒸し風呂へ入ってみます。
内部は暗くてよく見えないが、
天然温泉の湯気で満たされたスチームサウナで気持ちいい~。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

湯上り後、『大湯』上部分にある足湯へ行ってみました。
新型コロナの影響か早朝の温泉街はとても静か。
人の姿をほとんど見かけませんね。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

足湯の湯船は湯を張り替えた直後なのか水深少なめ。
もちろん渋温泉の源泉がかけ流された本格的な足湯なのです。
当然ですよね。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

階段を少し上った先にあるお社には、
『信州渋温泉巡浴祈願』九番湯の朱印所があります。
奥の格子窓は九番湯の湯気抜き用の窓が確認できます。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

そのお社の前には『行基菩薩温泉開源霊蹟』なるものがあって
こちらにも渋温泉源泉が石像の上からかけ流されています。
神亀年間とあることから724年頃からの歴史があるのでしょうか。

渋温泉 九番湯渋大湯【温泉奉行所】

足湯から道路を隔てた向こうには『渋薬師庵』の石段がまっすぐ上へと続いています。
『信州渋温泉巡浴祈願』の最後の御朱印はコチラを上りますが、
私は朝食の時間が迫ってきたので上るのはやめました。

九つの共同浴場巡りをすべて巡るには、
渋温泉で宿泊しなければ不可能ですが、
渋大湯は宿泊しなくても日帰り入湯できるのでお勧めです。

次に目指したのは野沢温泉『中尾の湯』です。

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温泉の場所 渋温泉 九番湯の地図【温泉奉行所】
渋温泉 九番湯の地図【温泉奉行所】

コメント ここは行基により発見された霊泉は渋温泉を代表する天下の名湯。
温泉の泉質

源泉名:渋大湯(大湯と渋温泉総合源泉の混合湯)/泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性‐弱酸性‐高温泉)/源泉温度60.2度

適応性 神経痛や疲労回復、うちみ、冷え性など
営業時間
日帰り入浴時間:月・水・金曜日 13:00~17:00
      日・火・木・土曜日 10:00~17:00
      GW・お盆・年末年始等は毎日10:00~17:00
渋温泉宿泊者:6時から22時
料金
日帰り入浴者:500円
(渋温泉旅館組合事務所または渋温泉駐車場で販売)
渋温泉宿泊者:無料
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入浴施設
男女別内湯、蒸し風呂各1
備品等 洗面器

連絡先

〒381-0401
長野県下高井郡山ノ内町平穏2115
渋温泉旅館組合
TEL.0269-33-2921
アクセス 電車:JR長野駅から「長野電鉄」湯田中行き特急約50分、湯田中駅終点下車。湯田中駅より:タクシー5分。
車:信州中野ICから車で20分
駐車場 渋温泉有料大駐車場利用
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345(かけ流し)
公式HP 渋温泉旅館公式HP
温泉情報
入湯日付 2021年3月17日(水)曇り


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