新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

(しんゆおんせん きりしましんもえそう)



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2023年春、『突然桜島が見たくなったので出発』の旅
大阪南港から志布志行きのフェリー『さんふらわあ』に飛び乗って
一路鹿児島県へ。

二日目の宿『さくらさくら温泉』を出発後、
次に目指したのは霧島温泉郷の最奥にある一軒宿『新湯温泉 霧島新燃荘』
宿泊の予約が取れなかったため日帰り入浴での訪湯である。

民営国民宿舎という温泉宿は比較的大きな木造の建物ではあるが、
コロナウィルス拡散防止ということで宿泊客を縮小して営業していたため
予約が取れなかったということを訪れてみて知ることになる。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

標高920m、湯治場の雰囲気を感じさせる温泉宿は、
比較的新しくきれいな木造建屋は好印象で、
考えていたものとはまったく違った趣なのである。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

小さな川を渡ればそこは湯源郷(とうげんきょう)
温泉ユートピアのような雰囲気に包まれていた。
早速受付へと向かいます。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

フロントも古臭さや詫びた感じではなく、
洒落た民宿のような面持ちで入湯者を迎えてくれます。
奥から女性スタッフが対応してくれた。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

愛想の良くない(良くないように見える?)女性スタッフに
入湯料金大人600円を支払って温泉の説明を受けます。
脱衣場に鍵付きロッカーはないので貴重品はここで預けますか?

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

入湯時間は硫化水素中毒防止のため30分以内ですよ~
うんぬんかんぬん…、と機械的な説明を聞いて
階段下の脱衣場へと向かいます。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

イオウの香りが漂う脱衣場は木の温もりを感じます。
近代的な機器や気の利いた備品などのなく脱衣かごのみの提供だが、
整理整頓、清潔に保たれた空間は好印象なのです。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

内湯の扉を開けると強烈な硫化水素の香りに包まれて、
岩肌を流れる落ちる源泉が湯船に溜まり溢れ流れる青白い湯は
もちろん源泉かけ流しで提供されているようだ。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

白い細かな湯の花が浮遊している湯にゆるりと入湯します。
結構な濃厚さを感じる硫黄泉は火薬を燃やした時の香りも感じることができた。
実測温度は43.3度と適温でこの湯を愉しむことができる。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

端の小さな湯船はかかり湯用で、
その袂には加水用の水バルブがありますが、
加水する必要もなくゆっくりこの湯を堪能することができた。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

さて露天風呂へは内湯から腰にタオルを巻いて向かいます。
脱衣場の横の通路を通過して奥にある露天風呂は混浴なのですが、
幸いにも(残念ながら)私一人の独泉利用できました。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

青空の元、太陽光に照らされて青白く輝く湯がきれい。
山手に石垣と浴舎建物に囲まれた露天風呂からの眺望は望めないが、
春の外気を感じつつ湯浴みできるの気持ちが良いもの。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

露天風呂奥にある階段状の水路には白い湯の花がビッシリ。
もくもくと湯気を立ち昇らせ源泉がとうとうと注ぎ込まれていますね。
深さも結構あって気持ちよく、屋外なので硫化水素中毒の危険も低い気がした。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

露天風呂の温度も内湯と同じぐらいで実測43.4度
内湯との温度差がもう少しあれば違った楽しみ方もあるのでは?
冬場は逆にぬるくなっているのかもしれないが…。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

黄白色に染まった源泉注ぎ口に近付けば、
鼻にツンとくる刺激が強く、硫化水素の気配を感じます。
注がれる湯の温度は実測49.6度と結構熱めのお湯なのだ。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

湯上り後、休憩処に寄っては見たものの、
シンプルすぎて退屈な空間なのでした。
動物のはく製があれば温泉場の重厚感が増すのですがね。

新湯温泉 霧島新燃荘【温泉奉行所】

私:「このニジマスは夕食のおかずになるのですか?」
宿の方:「そうなんですよ」

私:「宿泊の予約をしたけど取れなかったんですよね」
宿の方「コロナで宿泊者の制限をしています。ごめんなさい」
ということで宿泊はまたの機会と相成りました。


次は宮崎県『白鳥温泉』を目指します。

霧島温泉郷周辺でお泊りをお考えの方へ。
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おためしあれ。


温泉の場所 新湯温泉 霧島新燃荘の地図【温泉奉行所】
新湯温泉 霧島新燃荘の地図【温泉奉行所】


コメント 鉄や泥の香り漂うぬるい湯は、和気清麻呂も入湯したという伝説が残る野湯なのだ。
温泉の泉質

源泉名:新湯1,2,3,5,7号混合泉/泉質:単純硫黄温泉(硫化水素型)(低張性‐弱酸性-高温泉)/源泉温度60.5度/pH5.1/成分総計345.3mg毎Kg

適応性 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進など
営業時間
営業時間:08:00~20:00(受付19:00まで)
定休日:毎月第4火曜日(祝日の時は翌日)
料金
大人600円
小人300円
幼児200円
割引情報
入浴施設
男女別内湯各1,混浴露天風呂1
備品等

連絡先

〒899-6603
鹿児島県霧島市牧園町高千穂3968
TEL:0995-78-2255
アクセス 公共機関:JR日豊本線霧島神宮駅より林田温泉乗換、霧島温泉行きバスで40分、新湯入口下車徒歩10分
車:九州自動車道・溝辺鹿児島空港ICから約50分
駐車場 無料駐車場50台あり
 Wi-Fi なし
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345(源泉かけ流し)
公式HP
温泉情報
入湯日付 2023年3月16日(木)晴れ


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