白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】
(しらはまおんせん ほてるはなかざり)


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2023年、早くも師走を迎えて右往左往。
我がバイクチーム総出の和歌山遠征訓練に合わせて、
私は一足早めに白浜温泉へと遠征しております。

温泉サムライさん、バイクの練習ですか?
いえいえ、温泉に浸かって英気を養いに来ました。
一泊目に白浜温泉『湯快リゾートホテル彩朝楽』で賑やかに宿泊し、

二泊目に訪れたのが白浜温泉『ホテル花飾璃』
白浜にあるたくさんの宿泊施設から悩みに悩んで決めたお宿は、
口コミでリピート客がたくさん居られるということで予約した。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

場所は、湯快リゾートホテル彩朝楽から目と鼻の先にあるほど近く、
ちょっと小高い丘の上にある小さなホテルです。
はてさて、口コミの通り良きホテルなのかどうなのか。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

ホテルの駐車場へ車を停めて、
急な石段を登れば玄関前へと到着です。
それにしても静まり返ったホテル、人の気配を感じません。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

玄関を入ると、パッと明るい館内は
ホテルというよりは家庭的な雰囲気。
『す、すいません。』と声掛けすれば奥からご主人が出迎えてくれた。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

リッチな友人の家に遊びに来たような面持ちで
よくあるホテルのフロント前とは一線を画しています。
優しいご主人は丁寧に客室とお風呂場を案内してくれた。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

案内された客室は八室ある内の一階の一室。
踏み込み広縁あり、バストイレなしの和風のお部屋は
新しい畳のきれいな客室で快適に過ごせそう。

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広縁から外を眺めれば鏡のような海面の綱不知湾が垣間見える。
高台にあるホテルだから1階の客室からでも美しい眺望が楽しめる。
ご主人による温泉の丁寧な説明を一通りお聞きして、

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

部屋に備え付けの浴衣に着替えて入湯準備を進めます。
ご主人いわく、ホテルには3つの浴室があっていずれも貸し切りで利用できるという。
すべて源泉かけ流しだが、温度調整は自身で加水してくださいとのこと。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

廊下の突き当りにある三つの浴室への入り口、
正面にあるのが今から入湯する露天風呂の扉をオープン。
扉の前に温泉暖簾でも掛けたら雰囲気が出ていいかもしれませんね。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

扉を開けるとそこは南国風露天アリアとなっていた。
ヤシの木の向こうに長方形の湯船がひとつ、
湯が溢れ出す源泉かけ流しの温泉だ。

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ご主人お手製の湯船には貝殻やビー玉が貼り付けられとってもきれい。
そこに天然の温泉成分であるカルシウム分が析出して湯の花も咲いている。
湯船は熱い源泉100%が注がれているので激熱で入れません。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

実測48度あった湯船に水道で加水して
43.8度になったところで入湯します。
わずかに白濁する湯からは程よい硫化水素の香りが心地よい。

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怪獣の口のような湯口から供給される湯の温度は54.1度と手で触れない。
白い糸状の湯の華が咲き乱れるこんな湯口は、
白浜温泉広しといえど、あまり見かけることがないほど素敵です。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

程よい塩分濃度と、くどくない硫化水素の香りが絶妙のバランスで、
これぞ本物の白浜温泉だと思い知った湯なのでした。
日によって湯の色や湯花の量がかわるとご主人に教えていただいた。

夜間に入ると頭上に満天の星空が展開しています。
この日私はただ一人の宿泊者、
夜はのんびり星を観察しながら独泉を楽しみました。

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露天風呂を満喫したあとは場所を変えて貸切内湯の『月の湯』へ。
24時間利用が可能な内湯は当館で一番大きな湯船なのだそうだ。
ドアを押し開け脱衣場へ、

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昭和レトロな雰囲気を残す脱衣場は、
必要最小限の備品のみが揃えられとってもシンプル。
他に宿泊客がいる場合は内鍵を閉めて利用します。

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内湯扉を開けると、白い湯気に満たされた空間に湯船がひとつ、
静かに湯を溢れさせ鎮座しています。
古風な窓のすりガラスから優しい外光がやわらかく差し込みます。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

コチラも露天風呂と同様、加水しなければ熱くて入れないが、
事前に水を注いでおいたので実測42.9度まで下がっていました。
ちょうどよい湯加減でのんびり湯浴みできそうだ。

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こちらでゆっくり頭と身体を洗ったり、
何度も湯船に浸かったり、外の景色を見たりと終始温泉を満喫します。
浴室内は窓が解放されてはいるが湯気がこもってのぼせてしまう。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

見てください、湯船の縁には白いサンゴ礁のような析出物がビッシリ。
温泉成分の濃さを物語っております。
のぼせてきたので一旦部屋に戻ってしばしの休息。

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次に向かったのが、『ラ ヴィー アン ローズ』という貸切内湯。
なんだかオシャレなネーミングでワクワクします。
でも、入り口が殺風景なのが残念ですが…。

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フランス語で『バラ色の人生』みたいな意味なのでしょうか?
床一面にバラの花柄クッションフロアーが敷かれた明るい空間に、
二つの脱衣かごのみが置かれたシンプルな脱衣場だ。

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ちょうど家庭用のお風呂を少し大きくしたいお風呂場といった規模で、
私のような庶民はこれぐらいが落ち着くかも。
でも、湯船からは常時源泉がかけ流され溢れております。

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そのままでは激熱なので水道で加水して、
程よくなったところで湯に浸かる。
実測43.7度の湯船は大量の湯の華舞い踊る湯船からは明瞭な硫化水素の香りが立ち昇る。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

湯船の注がれる温度は実測55.0度と遠慮なく熱い湯がかけ流され、
見方によっては野沢温泉の共同浴場を彷彿とさせてくれた。
なにより自分の好みの温度に調整できるところが良きです。

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浴室は狭いが、温泉からの湯気でほどよく暖められ、
のんびり頭や身体を洗えたのは良かったです。
しかも貸切内湯ですからね。

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この日チョイスした宿泊プラン『【かにすき鍋懐石と海鮮陶板焼き】ビールプレゼント』
一人一泊二食付き12000円の夕食が客室へと配膳されました。
なかなか豪華なお料理じゃあないですか。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

4種類ある内の地ビールを1本プレゼントしてくれた。
芳醇なコクのあるビールで香り豊かであります。
おいしいビールはお料理の味を引き立てますね。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

鍋にカニなど食材を盛り付けて火を付ける。
海鮮陶板焼きには高級魚のクエをはじめエビやアジが良い香りを漂わせた。
何から食べたら良いのやら迷います。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】 白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

ご主人とお話ししている中で教えていただいたことで、
以前は名のある有名ホテルや旅館で料理長をされてたと言います。
本にも掲載されたご主人の腕は今も健在でホンモノなのであります。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

食材の盛り付け方や味付けの繊細さはこんな私でもわかります。
何を食べても旨いコチラのお料理、
満腹になってもお箸が進むのです。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

デザートも手抜かりなく、
オレンジ、メロン、カキ、サクランボなどなど…。
もう食べられないです、ごちそうさまでした。

夕食後、お腹の調子を整えて再度露天風呂へ。
真夜中の満天の星空を見ながらの露天風呂を満喫しながら、
楽しかった一日が終わりました。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

早朝、露天風呂で朝ぶろを満喫したのち、8時から朝食タイムです。
同じく部屋食で頂く食事ですが、
朝からボリュームたっぷりの内容です。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

夕食でも頂いたコチラの白米は、ご主人こだわりの兵庫県産コシヒカリ。
その米を近くで湧き出す『南紀白浜富田の水』で焚き上げたご飯は、
しっとりしたお米が味わいよく口の中に広がるのでした。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

食後は、フロント前でご主人と女将さんとコーヒーを飲みながら談笑します。
飾られた装飾品は女将さん手作りの品で華やかです。
感じの良いご夫妻と時間を忘れておしゃべりに熱が入ります。

白浜温泉 ホテル花飾璃【温泉奉行所】

予定していた出発時刻を大幅に遅刻してお宿をチェックアウト。
一人で孤独な旅もとても楽しいものとなりました。
また来ます、ありがとうございました。

さて、バイクチームの練習走行会へ出発します。

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温泉の場所 白浜温泉 ホテル花飾璃の地図【温泉奉行所】
白浜温泉 ホテル花飾璃の地図【温泉奉行所】

コメント 淡い硫化水素の香り漂う食塩泉は、白浜屈指の泉質、湯使いを誇るホテルだ。
温泉の泉質

源泉名:垣谷第二号湯、垣谷第三号湯の混合泉蓬莱湯/泉質:ナトリウム-塩化物温泉(高張性‐中性‐高温泉)/源泉温度約56.4度/pH7.2/湧出量-リットル毎分/成分総計13.01g毎Kg

適応性 筋肉痛・関節痛・腰痛・神経痛・五十肩・打撲・捻挫・胃腸機能の低下・軽症高血圧・糖尿病・軽い高コレステロール血症・軽い喘息・肺気腫
営業時間
チェックイン:15時
チェックアウト:10時

料金
日帰り入浴不可
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入浴施設
貸切風呂(2)、貸切露天風呂(1)
備品等 ボディーソープ、リンスインシャンプー
Wi-Fi あり、無料

連絡先

〒649-2211
和歌山県西牟婁郡西牟婁郡白浜町1243
TEL(0739)43-5855
FAX(0739)43-5857
アクセス 電車:JR白浜駅より、バス(桟橋バス停、下車後徒歩1分)、またはタクシーで約10分。
車:上富田ICより約14分
駐車場 8台無料
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345(源泉かけ流し)
公式HP ホテル花飾璃の公式HP
温泉情報
入湯日付 2023年12月8日(金)晴れ


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