長野県
中房温泉 仙気の湯
日本アルプスの中腹にある中房温泉(なかぶさおんせん)は
延暦二十三年(804)蝦夷征伐に向かう
征夷大将軍坂上田村麻呂がこの地に立ち寄り、
村人を苦しめている魏志鬼八面大王を討ち、
その戦で傷ついた将兵を中房の湯で癒したと伝説があるそうだ。
そんな歴史深き温泉地、
画像の絵葉書には『中房温泉 仙気の湯』と記載がありますが、
この現生に画像の湯船は存在しないようだ。
それにしてもこの湯船、素朴で気持ちよさそうです。
山中にある四角で小さな湯船には、
竹を割ったような引湯管を伝って少量の湯が注ぎ込まれている。
そこで湯を愉しむ四人の女性が主人公だ。
撮影されたのは昭和初期頃か?
うら若き女性が静かに湯船で湯浴みしています。
恋の悩みでも打ち明けているのでしょうか。
恋の病に効く温泉はないけれど、
今も昔も良質温泉を求めて湯治する姿は同じなのでしょう。
こんな露天風呂へ訪れてみたい今日この頃なのであります。
温泉名:中房温泉
泉質:単純温泉、単純硫黄温泉、他
中房温泉
〒399-8306
長野県安曇野市穂高有明7226
日帰り入湯料:大人800円
子供500円
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