(たるおんせん　たるおんせんかん)

西の横綱として有名な岡山県にある湯原温泉は 湯原ダムの下にある混浴露天風呂が有名ですが、 その周辺には個性的な温泉が点在していることはあまり知られていない。 ダムの下、混浴温泉から下流に向けて車で走ること約十数分、 旭川対岸に出現する足温泉(たるおんせん)はとても小さな温泉街で、 グーグルマップで見る限り４軒の温泉旅館と 今から訪れる日帰り足温泉館があるのみ。 田舎の温泉地、ゆったり流れる時間がたまりません。 小さな温泉街に似合わない立派な日帰り入浴施設『足温泉館』は、 平成11年に新築された比較的新しい施設です。 いかにも公共の温泉施設的なカタイ建物であるが、 中に入ってみると床や壁に木材がふんだんに使用された 木のぬくもりをやさしく感じさせてくれる。 ゆったりしている脱衣場はカギ付きロッカーはないが、 無料で使える貴重品ロッカーがあるので安心だ。 脱衣かごに衣類を収め、内湯の扉を開けます。 朱色の石がビッシリ貼り込まれた浴室に 大小二つの湯船が鎮座しています。 施設の規模に反して湯船が小さく感じますが、 まずは主浴槽から入湯します。 実測40.3度に管理された循環濾過式の湯は極わずかに消毒臭を感じます。 源泉温度34度と低いため濾過加温はしかたないですね。 でも、滅菌のために添加されている塩素剤のニオイは控え目で 温度も低めでゆっくりマッタリ湯が楽しめる。 無色透明のｐH９．４のアルカリ性は重曹由来の美人の湯。 濾過器の影響か強いツルすべ感は享受できませんが、 旭川の流れを窓から望みつつ温泉を満喫です。 続いて露天風呂へ向かいます。 外に出てみると小さな岩風呂が一つ、 大量のオーバーフローがすばらしい。 側面の塩ビパイプからは源泉と思われる37度の湯が供給された 半かけ流しの湯はツルすべ感も若干強めに感じます。 実測温度42.7度と少し熱い湯ではあるが、 朝の爽やかな風が時折吹き込んでとても爽やかに温泉が楽しめた。 足温泉の名前の由来を調べてみると、 元亀年間(1590〜1592)、当時の高田城主であった佐伯辰重が、 戦で傷ついた武士を癒すため、 樽に詰めた湯を戦地にへ送ったという故事にちなむものだという。 樽がなぜ足になったのか？謎ではあるが、 ゆったり流れる時間と共にゆっくり歴史に思いを馳せながら 温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか。 足温泉周辺でお泊りをお考えの方へ。 ご予約は宿へ直接するよりも ↓じゃらんnetや楽天トラベルを介して予約する方が 足温泉　いづみ家 (楽天トラベル) お安くできるかも。 空室状況もWeb上で瞬時にわかる優れもの。 おためしあれ。
温泉の場所

コメント	足元湧出の源泉かけ流しは心も身体も溶けてしまいそう。
温泉の泉質	アルカリ性単純温泉（低張性アルカリ性温泉）/泉温３4℃/ｐH9.4/湧出量毎分１5０リットル
適応性	神経痛 筋肉痛 関節痛 運動麻痺 慢性消化器病 皮膚病 疲労回復 切り傷 他
営業時間	日帰り入浴０７:00〜２２:00（最終受付21:30） 無休
料金	大人420円 小人210円 家族風呂1時間以内3人まで2,100円（1人増すごとに520円）
割引情報
入浴施設	内風呂男女別（主浴槽＋ジャグジー） / 露天風呂男女別（主浴槽のみ） / 家族風呂×5
備品等	石けん類なし、無料貴重品ロッカーあり
連絡先	岡山県真庭市都喜足346-1 TEL0867-62-2966
アクセス	電車：JR姫新線中国勝山駅から中鉄バス湯原温泉行きで20分、足温泉前下車すぐ 車：米子自動車道湯原ICから国道313号を真庭市勝山方面へ約10分
駐車場	あり、数台(無料）
お気に入り度
塩素消毒臭度	012345加温濾過、滅菌あり
公式HP	(社)真庭観光連盟
温泉情報
入湯日付	2014年７月２９日（火）晴れ

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