豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】
(とよとみおんせん ふれあいせんたー)



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日本最北の温泉郷である豊富温泉には
数軒のホテルや旅館からなる小さな温泉街。
そんな中にも共同浴場的な日帰り入浴施設「ふれあいセンター」
略して「ふれセン」があるとうので、
営業時刻終了間際ではあるが慌てて訪れてみることにした。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

真夏の北海道は昼間はさすがに暑いけれど、
日が落ちれば結構肌寒く温泉も恋しくなってきます。
本日宿泊している川島旅館からは目と鼻の先にあるので徒歩にて向かいます。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

公共の施設は煉瓦調の立派な建物で
中の様子も温泉風情など感じられない角張った内部構造なのですが
たくさんの入湯客で賑わっています。

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コチラ豊富温泉は天然ガス掘削中にガスと共に噴き出した温泉として有名で、
温泉には原油が若干混じった特異な泉質なのだそうです。

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その温泉と一緒に出てくる天然ガスを利用してコージェネレーションが稼動され、
発電した電気は温泉を汲み上げるポンプの電源に使われ、
ガスの廃熱は温泉を沸かすための熱源に利用されているそうです。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

そんな原油混じりの湯はアトピーや乾癬といった皮膚病には
画期的に効果がある特効薬として病院の先生からも推奨されるほどらしく、
全国各地から湯治にやってくるといいます。



玄関先で靴を脱いで入湯料金大人500円を支払い入場です。
奥に広い建物は長い廊下が続いています。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

最初に見えてきた暖簾は湯治客用ということで
濃厚な油混じりの温泉がタップリ堪能できるというが、
あくまでも皮膚疾患で悩む湯治客が治療目的で入湯する浴室ということもあるので
ここは静かに湯を楽しませてもらうことにした。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

簡素な脱衣かごが並べられた脱衣場は、
床面に貼られた白い床材が人が歩くところだけ黄色く変色していて異様な雰囲気だ。
脱衣かごに衣服を入れて奥にある浴室へと向かいます。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

浴室の引き戸を開けた瞬間、
モワモワっと強烈な油のに追いに包まれます。
原油の臭いを知らない私なので知っているもので例えるなら濃厚な重油のような?
漁船の機械室のような重い油の臭いかな?
四角い湯船の縁には肌に疾患を持つ方達が談笑しながら湯浴みしています。

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その隙間をぬって湯船へと入湯なのですが、
湯面に浮かんだ油はかなり濃厚で湯船や床面などすべてが油まみれの様子が見て取れる。
そんな強烈な湯の中へ恐る恐る浸かってみます。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

薄茶色に濁った湯船には源泉が絶えずかけ流され、
湯面に分厚い膜を張ったような油の層が
身体の隅々までコーティングされてゆくのが分かります。

手や腕を湯から出してみると見事に油でピッカピカのヌルヌルで
私の腕は蝋人形のような変なツヤが放たれ水滴は見事に弾いてその濃厚さを物語ります。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

時間が押してきたので湯から上がり身体をタオルで拭いてみると…、
油の成分であろうオレンジ色のバターのような乳化した油分が
白いタオルにべったりと付いている。
シャツなどの下着にこの油が付いてしまうと
洗濯しても取れない厄介な油なので念入りに拭き取ります。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

続いて廊下の突き当たりにあるのが一般の浴室。
脱衣場も広くドレッサーもしっかりあって日帰り入浴施設らしい設備が整えられている。
時間がないので浴室へと急ぎます。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

コチラも例のごとく浴室内は揮発性の油の香りに満たされ
温泉気分とはいささか違った雰囲気だが、
目の前には扇形の大きな湯船がひとつ窓際に鎮座している。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

床には温泉成分の油がこびり付きツルツルヌルヌル状態なので
転倒しないように湯船までゆっくり向かいます。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

湯船にはタップリの湯量が満々と張られ、
大量にかけ流された温泉は床面を優雅に流れます。

湯口から供給される湯は新鮮で油の量も多く、
そんな湯口周辺は濃厚な油で温泉に蓋がされたかのようになっていて
あまり湯気が立ち上らないようなそんな錯覚に陥ります。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

持参した温度計で湯の温度を計測すると
42.8度ということであまり熱くはないのですが、
油によって身体の表面がコーティングされる関係か
とっても保温効果があって身体が温まります。

いつも使っている温度計もスッポリ油まみれでテカテカと光だしなんだか笑えてくるが、
私の身体も油ギッシュにギトギトで変な光を放っているような気がしてならなかった。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

こんな温泉果たして日本国内には他にもあるのだろうか?
湯治の方に伺うも、こんなにも油が浮いている温泉はないというコト。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

こんな珍しい泉質にいつまでも私の湯心は刺激され
挙動不審な湯浴みとなったが、
そんな楽しい時間も閉店の時刻となりました。

豊富温泉 ふれあいセンター【温泉奉行所】

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温泉の場所 豊富温泉 ふれあいセンターの地図【温泉奉行所】
豊富温泉 ふれあいセンターの地図【温泉奉行所】


コメント 日本最北の温泉郷には特異稀なる油混じりの泉質が度肝を抜いてくれる。
温泉の泉質

ナトリウム塩化物温泉(含重曹食塩泉)(弱アルカリ高張性低温泉)/源泉温度 32.8℃/pH7.6/成分総計1.170g毎Kg/湧出量100リットル毎分/石油臭あり

適応性 特にアトピー性皮膚炎や乾癬に良く効くそうです。
営業時間
無休
日帰り入浴時間08:30〜21:00
料金
大人500円
小人250円
入浴施設
湯治用内湯男女別各1、一般用内湯男女別各1
備品等 シャンプー、ボディーソープ、ドライヤー

連絡先

北海道天塩郡豊富町字温泉
TEL(0162)82−1777

アクセス 公共機関:JR豊富駅からバスで約10分
車:札幌市内から高速道路経由で約5時間
宿情報 じゃらんで道北の宿の料金や空室情報を見る
駐車場 無料、あり
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345 完全かけ流し
公式HP 豊富町の公式HP
温泉情報
入湯日付 最終入湯日:2011.8.3(水)晴れ


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