(うんぜんおんせん　ゆのさとおんせｎきょうどうよくじょう)

1934年日本で最初に国立公園に指定されたという雲仙天草国立公園には 1991年に火砕流を起こした雲仙岳を中心とする活火山があって 今でも色濃くその爪痕を残している。 1991年にバイクの試合で近くまで訪れていたが、 普賢岳の脅威で訪れることを躊躇してしまった雲仙温泉に 18年ぶりに行ってみることにした。 小浜温泉から島原街道の峠道をクネクネと登っていくと 山頂付近にはホテルや旅館が立ち並ぶ小規模な温泉街が広がっている。 中心部には「雲仙地獄」と呼ばれる景勝地があって、 噴気口からは高温の温泉や硫黄臭い湯けむりが噴出している。 雲仙地獄を見学後に訪れたのが、 共同浴場中で一番古い「湯の里共温泉」。 温泉街の北端にあるこの共同浴場はアクセスに苦労する。 近くの商店で道を尋ねてようやく到着できたが、 道中とても道は細く駐車場も3台程度しかないので 車で行く場合は時間帯を考えたほうがいいだろう。 外観は昭和レトロといった感じのモルタル塗りで 若干淡いピンク色ではあるが共同浴場の雰囲気タップリ。 入湯前から期待感で胸が膨らんでゆく。 入口のアルミ製引き戸を開けると 中はすでに硫黄の香りで満たされている。 はやる気持ちを抑えて券売機で入湯券を購入する。 大人はなんと100円！安すぎます。 脱衣場は古い雰囲気を残しつつ程よくリフォームされ 脱衣箱も以前使用していた物をうまく再利用され好感が持てた。 浴室はクリーム色の壁に、 腰下からは同系色のタイル張り、窓枠はダークブラウン。 そんなレトロチックな空間にオーバル型の湯舟が１つ。 湯がパイプからザーっと掛け流しである。 かけ湯後、ゆっくりと湯舟に入湯する。 かなり濃厚な硫黄泉で湯からは硫黄の香りと強い火薬臭をも感じる。 わずかに青く緑がかった湯にはとても細かな白い湯の華も舞っていて 入湯者を楽しませてくれる。 ｐＨは2.3と高く、小さな切り傷があるとピリピリと痛み出す。 試しに湯を舐めてみると、強烈なタマゴ臭と火薬臭、 なんと鉄サビまでもが口に広がって 同時にレモンのような酸っぱさが喉に引っかかる。 以前北海道で入湯した登別温泉での浴感が頭の中をよぎった。 まさに濃厚な硫黄泉を堪能することができる。 源泉温度は44度で 源泉を薄めることなく湯舟に供給しているためか 湯舟に張られたこの湯はとても濃厚で少し熱め。 雲仙温泉の共同浴場の中でもダントツに濃い湯に大満足だ。 ザーっと湯舟から溢れ出る湯を見ながら音を聞きながら ゆっくり湯舟に浸かっていると 外からもザーっと音がする。 ものすごい量の雨が降っていた。 湯から出るころにはスッカリ止んでいて 暑かった外気温も夕立のお陰で少し和らいだ。 評価について､ 共同浴場としての風格や鄙びた佇まい、 提供されている源泉掛け流しの濃厚硫黄泉は 正に満点の評価に値する。 評価は文句なしの５つ星満点とさせていただく。 追記 このとき着ていた下着類や使用したタオルは 数回の洗濯後も硫黄の香りが残っていて その源泉の濃さを物語っていた。 雲仙温泉で宿をお探しのあなた。 宿に直接予約する前にじゃらんや楽天トラベルで予約する方がお安く泊まれることがあります。 空室確認もWeb上で簡単に確認できるすぐれもの↓ 見るのは無料、今すぐアクセス(^_^)↑
温泉の場所

コメント	ここ、湯の里共同浴場は、雲仙温泉の中でも濃厚な湯が提供されている。
温泉の泉質	酸性・含鉄（�U、�V）・含硫黄−アルミニウム・硫酸塩泉（低張性・酸性・高温泉）/pH 2.3泉温 44℃
適応性	血行障害、疲労回復、リウマチ、慢性皮膚疾患
営業時間	09:00〜23:00(12月から2月は、08:30〜22:30) 定休日：毎月10日と20日
料金	大人（中学生以上）１００円 子供（3歳〜小学生）５０円
割引情報
入浴施設	男女別内湯各1で湯舟が各１、サウナなし
備品等	カギ付ロッカー
連絡先	〒854-0621 長崎県南高来郡小浜町雲仙 ＴＥＬ0957-73-2576
アクセス	長崎自動車道・諫早Ｉ．ＣからＲ５７を小浜温泉経由で約４４ｋｍ
駐車場	３〜５台　無料
お気に入り度
塩素消毒臭度	012345
公式HP	雲仙観光協会
温泉情報
入湯日付	2009年８月３日（月）晴れ

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