(ゆがかえおんせん しんゆなかだ)
温泉奉行所>島根県の温泉>湯抱温泉 神湯なかだ |
2015神話の国、島根県温泉巡りの準備は 宿泊地である池田ラジウム鉱泉の予約から始まります。 二泊の予約が取れたところで他の温泉地、昼食付き温泉の予約を確認。 早速、ランチ付き入浴出来る温泉旅館を探してみると、 池田ラジウム鉱泉近くにありました湯抱温泉(ゆがかえおんせん) 2014年訪湯できなかった湯抱温泉に電話予約です。 ![]() 3軒ある温泉施設のひとつ目『中村旅館』へ電話です。 ここは料理よし、おもてなしよし、温泉よしと三拍子揃った温泉旅館と評判だが、 この日はすでに予約でいっぱいだと告げられた。 ![]() 『一人旅なので端っこでいいからダメですか?』 一人でのお昼のランチ予約は不可とあっさり断られちゃいました。 なんだか敷居が高いじゃないですか〜。 ![]() 続いてお隣にある『日の出旅館』はどうなのか早速電話です。 『お昼のランチはやってますか〜?』 コチラは日帰り入浴及び昼食はなく宿泊のみのようで、あっさり断られた。 残るは日帰り入浴のみできるという『神湯なかだ』へ電話です。 ここは某温泉サイトによると休業中となっているが 果たして実際はどうなのか? 電話口には一人のご老体が対応してくれた。 温泉サムライ:『あの〜、日帰り入浴はやってますか〜?』 ご老体『よ、よ、予約してい、い、頂いたらで、入浴できますよよ〜っ』 耳が遠いのかかなり怪しげな電話対応だが入浴出来そうだ。 ご老体『な、な、何名様ですか〜〜ぁ?』 温泉サムライ『ひとりなんですが。』 ご老体『に、に、にめ〜いさまですね。ありがとうございます』 いや〜ドリフ志村けんのコントを思い出します。 何度言い直しても二名様と返事が返ってくるので…、 『もういいかぁ』と電話を切って予約完了です。 訪れたのは温泉巡り二日目のお昼頃、 石見銀山の見学はパスして湯抱温泉へ舵を切ります。 アクセスは険しい山道と聞いていたが、 新しい道路やトンネルが敷設され快適なドライブで到着です。 ![]() 辺りは何もない山の中、 こんなところに温泉街?そんな温泉風情はまったく感じられない谷間に ポツリポツリと民家があってとっても寂しい集落といった感じです。 ![]() 新しいバイパス道から旧国道375号線へ その旧道沿いに古びた温泉施設『神湯なかだ』があります。 本当に営業してるのだろうか?廃墟じゃないよね? ![]() おそるおそる玄関のガラス戸を開けます。 『いっっらっしゃいませ〜ぇ』 お年を召されたご主人は超軽装姿でお出迎え(*_*) ![]() 『浴室へ案内しますからどうぞ』 古い施設内をドンドン下へ階段を降りて行きます。 道中、廃墟チックな客室?などあって見応えタップリ。 ![]() 夏の暑い盛りではあるが、 ここは背筋が凍る雰囲気があってマニアにはたまりません。 それにしてもかなり階段を降りてきた気がします。 ![]() 案内されたお風呂場は脱衣場及び浴室は古すぎる。 かなり年季の入ったお風呂場は廃墟と紙一重の雰囲気だ。 浴室へと案内されてしばらくご主人のうんちくを聞くことに。 ここはトリウム含有日本一の温泉で飲泉も出来ます。 取り出した紙コップに源泉を注ぎ込み私に手渡した。 仕方なく口に含めば強烈な鉄の香りとドロ風味、炭酸が凄すぎる。 ご主人:『お客さんお二人さんじゃなかったの??』 温泉サムライ:『いいえ、ひとりです。』 ご主人『ぶつぶつぶつ…。』 ![]() なんか文句言われそうな雰囲気におびえながら、 廃墟チックな脱衣場で入湯準備を整えてっと。 無造作に投げ置かれた温泉成分表を読んでから浴室へ。 ![]() 湯船は大小二つあるが、小さい方のみに湯が張られている。 トリウムってどんな効能があるかは分かりませんが…、 とりあえず入湯します。 ![]() 湯船はどう見ても庭にある鯉が泳いでいる池のデザインに、 茶緑色の泥水?いや温泉に満たされている。 湯面をよく見ると、油かな?ではなくカルシウムの析出物が浮かんでる。 源泉温度が低いため加温された湯は超濃厚。 強烈な鉄の香りにドロ風味がブレンドされた大変個性的な温泉だ。 湯底には鉄&ドロの堆積物でおしりは真っ茶になる仕掛けなのだ。 ![]() 見た目は大変に濃厚ではあるが、 入ってみると意外にサッパリした浴感。 バルブを開ければ源泉かけ流しもできるし、熱い湯も追い足しできる。 ![]() ラドン含有ということで放射線測定器をかざしてみると、 0.16マイクロシーベルトを記録、 わずかに反応が出ました。 ![]() 程よい温度に湧かされた湯船は実測38.6度とゆるめで気持ちよい。 源泉蛇口をひねると23.7度の冷たく透明な源泉を拝むことができた。 二人入れば窮屈な湯船サイズだが、一人でしばしの温泉タイム。 ![]() 湯はぬるいが大量に含まれる炭酸の恩恵を受けて 身体はホカホカと芯から温まるようだ。 強烈な湯の香り、廃墟の雰囲気にも慣れてきた。 ![]() 大きなガラス窓から差し込む陽射しに雑草が目障りだが、 緑豊かな自然ととっても静かな浴室は 落ち着くようだが不気味な雰囲気に包まれていた。 湯抱温泉周辺でお泊りをお考えの方へ。 ご予約は宿へ直接するよりも ↓じゃらんnetや楽天トラベル↓を介して予約する方が
空室状況もWeb上で瞬時にわかる優れもの。 おためしあれ。 |
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温泉の場所 | ![]() |
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コメント | 旧国道沿いにある宿はとってもミステリアス。湯はトリウム含有量日本一の濃厚温泉だ。 |
温泉の泉質 |
泉質:ナトリウム−塩化物泉・炭酸水素塩冷鉱泉(低張性中性冷鉱泉) |
適応性 | 神経痛・リュウマチ・筋肉痛・五十肩 |
営業時間 |
11:00〜15:00(閉館16:00) 定休日:火曜日?要確認 |
料金 |
入浴料(要予約)大人500円 小人(中学生以下)200円 貸切風呂(2名〜、要予約)500円(40分) 宿泊は電話確認して下さい。 |
割引情報 | |
入浴施設 |
確認できたのは内湯のみ |
備品等 | シャンプー |
連絡先 |
〒699-4633 |
アクセス | 公共機関:JR山陰本線大田市駅から石見交通赤名行きバスで25分、湯抱神湯下車すぐ 車:JR大田市駅より車で25分 |
駐車場 | あり(無料) |
お気に入り度 | ![]() ![]() ![]() |
塩素消毒臭度 | 012345 源泉使用 加温あり |
公式HP | 美郷町観光協会 |
温泉情報 | |
入湯日付 | 2015年8月5日(水)晴れ |
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