蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

(ざおうおんせん しきのほてる)


温泉奉行所山形県の温泉>蔵王温泉 四季のホテル

蔵王温泉一人旅、宿泊したのは蔵王国際ホテル。
朝早く目を覚まし、窓のカーテンを開くと一面見渡す限りの銀世界。
ちらちら雪が降っていて雪国風情を堪能します。

さて、国際ホテルの朝風呂と朝食を楽しんだ後、
向った先は、宿泊したホテルの姉妹店である『四季のホテル』。
浴衣では到底徘徊できない冬の蔵王温泉は
やはりコートなどガッツリ着込んでの出発です。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

向うホテルは徒歩10分以内にあるらしく、雪が降る中歩いて行きます。
国際ホテル前や周辺の道路は除雪がなされ歩きやすいが、
一歩脇道に入れば道路は一面真っ白のゲレンデのよう。
行き交う車も慎重な運転が成されている様子です。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

やさしい弧を描く美しい建物『四季のホテル』は
ヨーロピアンスタイルを謳うおしゃれな様式で若者達がたくさん賑わい、
ロビーには今からスキー場に向う若者たちでゴッタ返しております。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

若い女性スタッフに入浴することを告げて
ホテル外にある『離れ湯百八歩』へさらに向います。
姉妹店宿泊者は無条件にて入浴は無料で利用できます。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

『離れ湯百八歩』?
名前の由来はホテルから歩数108歩離れているからというが、
この雪の中、ホテルから108歩の歩数で向うにはチョット大変だ。

夏祭りの様なカラフル浴衣を着た若いカップルが氷点下の積雪の中、
露天風呂へ向う姿が滑稽に映ります。
寒いのに大変ね!おアツイカップルだから寒い冬でも許される?

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

近代的な平屋の浴舎は一見すると浴場ではなく料理屋か、
おしゃれな別荘にも見えるその入り口は
大きな格子戸を開いての入場です。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

玄関で靴を脱ぎ板葺の館内へ進むと
雪景色の見渡せる大きなガラス窓があって
窓の前で足湯をしながら外の眺めが楽しめる。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

平成25年6月にリニューアルオープンしたコチラ浴舎は
ほんのり木の香りと温泉成分である硫黄の香りが漂う和の空間であります。
では、早速お風呂場へ。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

広々とした脱衣場はゆったり入湯準備ができるゆとり空間で
朝のこの時間はとっても静かで空いている。
ますますイオウの香りが強くなってきた。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

お待ちかね、浴室の扉を開いて中に入ると…。
内湯は温泉から発する大量の湯気で霞んでいますが、
天井の梁から浴室の床や湯船まですべてが木造で極められ趣のある和空間。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

ツンと鼻をツク強い硫化水素系の香りに満たされ
湯船からは湯が大量に溢れ出す完全かけ流し温泉である。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

湯の流れ落ちる音のみがやさしく響く内湯空間ではあるが、
濃厚な湯気は音を伝達する速度を幾分阻害するのか
ゆるやかにそして時間の経過速度をも遅らせる…、
そんな錯覚に陥る覚醒効果があるようだ。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

湯は青白濁感ある硫黄泉で、
硫化水素系の刺激のある香りはココ蔵王温泉の特徴だ。
湯温は実測43.2度と入りやすく調整され存分に温泉を堪能できます。

強酸性泉ではあるが、
つるすべ感とキリッと切れがある持ち味は癖になりそうだ。
濃厚な湯気で幾分のぼせ気味なのでそろそろ雪降り積もる露天風呂へ行ってみようか。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

二枚の扉を開けると屋根付きの露天風呂。
のぼせ加減の火照った体も外の雪風にさらせば一気にクールダウン。
すぐに身体もごごえ温泉も再び楽しめる。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

手前にある岩風呂は小さ目だが完全かけ流しの手抜きなし。
温度は41.9度で極寒の寒空の下少し寒いかな。
ぬるい湯だとこの氷点下ではガマン大会だ。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

石畳の通路をさらに進むとそこは完全屋外にある露天岩風呂。
積雪に埋もれそうな中にあるためか、
白銀世界にある青白濁の湯船から立ち昇る湯気が瞬時に結晶となって
また空から舞い落ちる。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

なんとも幻想的な岩風呂にそろりと静かにこの身を沈めます。
全身の力がスっと抜け至極極楽モードに突入かと思いきや、
ガッガッガッ、ドドドッと轟音が鳴り響く。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

なにごとか??と露天風呂エリアの外側、
柵の向こう側に黄色い重機が通過します。
そう、雪を除去する除雪車の登場で
ゆっくりマッタリしていた温泉夢気分もこの音で現実に引き戻された。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

今日は今から7時間かけて京都に戻るんだな。
急にバスの出発時刻も気になりだした。
まあ、これも雪国ならではの演出ということでよい思い出ができました。

蔵王温泉 四季のホテル【温泉奉行所】

温泉評価について、
『4つ☆』と評価を下しておりますが、
これは蔵王温泉において私なりの厳しい評価です。

もちろん源泉かけ流しの湯船で雪見風呂なんぞ満点評価の対象ですが、
蔵王温泉湯めぐりにおいて甲乙付けたい私のわがまま評価です。


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温泉の場所 蔵王温泉 四季のホテルの地図【温泉奉行所】
蔵王温泉 四季のホテルの地図【温泉奉行所】

コメント 四季のホテルから歩数108歩離れた外湯は冬季強烈な積雪に覆われる。
温泉の泉質

源泉名:近江屋1号泉・近江屋2号泉
硫黄泉(酸性・含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩・塩化物温泉)

適応性 きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症
営業時間

06:00〜23:00
日帰り入浴については詳細不明。
姉妹館(おおみや旅館・蔵王四季のホテル・蔵王国際ホテル)に宿泊すれば湯めぐりできます。

料金
大人525円(2014年3月現在)
入浴施設
内湯男女各1、露天風呂男女各1
備品等 ボディソープ、リンス、シャンプー、ドライヤー

連絡先

〒990-2301
山形県山形市蔵王温泉1272
TEL023-693-1211
FAX023-693-1213
駐車場 50台あり(無料)
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345消毒なしの源泉かけ流し
公式HP 蔵王温泉 四季のホテルのHP
温泉情報
入湯日付 2014年3月15日(土)曇り時々雪


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