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温泉奉行所>新潟県の温泉>雨飾温泉 雨飾山荘 |
2020年9月、『秘湯温泉を探るツアー』と銘打って目指したのは、 本日ツアー三日目、雨飾山登山口にある山小屋『雨飾温泉』を目指します。 露天風呂は男女混浴の源泉かけ流し温泉だ。 昨日の宿、富山県にある小川温泉を出発し、 糸魚川市内にあるホームセンター『コメリ』でボタン電池と精密ドライバーを購入し、 温度測定用の温度計を復活させます。 ここから国道148号線を南下し雨飾温泉を目指します。 約1時間の道のりですが、本日昼から雨の予報なので寄り道なしで向かいます。 雨飾山の北麓にある山荘の道のりは急な坂道が続きます。 ![]() 黒い雲がだんだん低くなってくる中、『ふりむき峠』で一服。 数羽のカラスの歓迎を受けてさらに進みます。 いったん下りになるがすぐにまた登るとすぐに駐車場が見えてきた。 ![]() 急傾斜の道路沿いに設置されている駐車場なので、 タイヤの後ろに石などを置いて輪止めをしておいた方が無難です。 サイドブレーキ、輪止めをしっかり点検してここからは徒歩で向かいます。 ![]() コンクリ舗装の坂道を数十メートル歩いて登れば 正面に赤い屋根の木造二階建て『雨飾山荘』が見えてきた。 ここは標高約960メートルで気温は25度前後ととても涼しいのだ。 ![]() こんな山奥まで時間を使って来るのですから、 事前に電話にて日帰り入浴が可能かどうか問合せしておく方が無難。 この辺りは携帯電話使用不可なのです。 ![]() 『日本秘湯を守る会』の提灯が目に飛び込んでくるコチラ山荘は、 温泉旅館ではなく山小屋という位置付けだそうだ。 ベルを鳴らせばご主人が温泉について優しく案内してくれた。 ![]() 向かって左端にあった三角屋根の建物が内湯です。 夜は21時に自家発電が止められ消灯する山荘は、 浴室入り口にはオイルランプが吊り下げられ雰囲気が出ています。 ![]() 文政元年(1818)に藩役所に開発を願い出たという記録があって、 すでに200年以上の歴史ある素晴らしい温泉地。 華美な設備もなくこの質素な山荘が温泉通を引き寄せる。 ![]() ガラリと内湯扉を開ければ、 天井が吹き抜けになった空間に四角い湯船がひとつ。 竹筒から湯が注ぎ込まれ完全かけ流しで温泉が愉しめる。 ![]() 結構熱めの湯船は実測温度44.4度と思いのほか熱いが、 お湯には清涼感があって特異な匂いも感じます。 油に似た匂いは微量の臭素を含んでいるためだと思われる。 ![]() 少し熱いのでホースで加水することに。 供給される湯の温度は46.6度と源泉そのままなのでしょうか。 浴感として、微キシキシ感はあるが軟らかいお湯が身体を包み込んでくれた。 ![]() 湯船の縁には温泉成分が析出し、 鍾乳洞のような幾何学模様が伺える。 お湯を少し飲泉すればわずかな塩味に特異な鉱物香を感知します。 ![]() これだけ天井が高ければ湯気がこもらずのぼせにくい。 あの清涼感の正体は何でしょうか? 湯には多くの炭酸が含まれているそうで、それが答えでしょう。 ![]() 浴室内にはカランやシャワーがないのですが、 シャンプー類はそろえられているので、 頭や体を洗う際は湯船のお湯を洗面器ですくって洗えばいいのだ。 ![]() 木札に何やら詩が書かれているが、 『身は切られても…秘湯を訪ね…』かすれて読めないな。 熱めのお湯でのぼせてきたので一旦服を着て外へ出ます。 ![]() 混浴の露天風呂は玄関から出た先にある庭園にあります。 その名も『都忘れの湯』ご主人が案内してくれた。 『昨日の強風で湯船が汚れたからさっき掃除したばかりです』と。 ![]() お湯の量も半分しか溜まっていませんが、 きれいな湯船で新鮮なお湯が愉しめて嬉しいかも。 簡易な脱衣場でもう一度服を脱いで入湯します。 ![]() 自然の植栽に近い緑に囲まれた湯船は池のようにも見えるが、 外気に触れながらの入湯はヤッパリ気持ち良い。 373mg含まれる炭酸がコチラ湯船では顕著に感じ取れます。 ![]() すこぶる新鮮に感じられた都忘れの湯は、 実測温度42.2度と丁度良い湯加減で心地よい。 露天風呂の湯船の底がヌルヌルしているので注意してくださいね。 ![]() もう少しのんびり湯浴みしたいけど、とうとう空が泣き出した。 少々雨が降ろうが動じないタヌキの目が私を引き留める…、 心も身体もサッパリスッキリする温泉なのでした。 ご主人とタヌキにお礼と別れを告げて、もと来た道を戻ります。 新たな温泉に向けて出発だ。 大自然に抱かれしコチラ山荘は温泉サムライ推奨の温泉です。 雨飾温泉周辺で宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりも じゃらんnetや楽天トラベルを介してする方が お安く泊まれることが多いですよ。↓
一度お試しあれm(_ _)m |
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温泉の場所 | ![]() |
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コメント | 雨飾山麓にある一軒宿、都忘れの湯は混浴温泉の源泉かけ流し温泉だ。 |
温泉の泉質 |
源泉名:雨飾温泉/泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性中性高温泉)/源泉温度47.4度/pH6.6/湧出量77リットル毎分(自然湧出)/成分総計2334mg毎kg |
適応性 | 神経痛・胃腸病など 他 |
営業時間 |
営業期間:冬期休業:11月上旬から 営業開始日:5月上旬 ※要問合せ 日帰り入浴時間/7:00 ~ 20:00 ※要問合せ |
料金 |
大人500円、小人250円 |
割引情報 | |
入浴施設 |
混浴露天風呂(1) 男女別内湯(各1) |
備品等 | シャンプー、ボディソープ |
連絡先 |
〒949-0544 新潟県糸魚川市大字梶山字広道倉1870番地 電話:(09090)16-3212 |
アクセス | 電車:JR糸魚川駅下車、タクシーで約45分、7000円位。 車:北陸自動車道糸魚川ICから国道148号線、根知から山口経由約40分。 |
携帯電話 インターネット環境 |
携帯圏外、Wifiなし |
駐車場 | 無料駐車場あり |
お気に入り度 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
塩素消毒臭度 | 012345(かけ流し) |
公式HP | 雨飾山荘公式HP |
温泉情報 | |
入湯日付 | 2020年9月4日(金)曇りのち雨 |
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