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温泉奉行所>福井県の温泉>あわら温泉 あわら温泉グランドホテル |
2021年夏『新潟県妙高山中にある秘湯を求めて』をテーマに 4泊目に向かった温泉地は、福井県にあるあわら温泉『あわらグランドホテル』 コロナデルタ株が猛威を振るうがワクチン二回接種も終えたので作戦決行だ。 3泊目の宿泊地『燕温泉燕ハイランドロッジ』を存分に堪能したのち、 北陸自動車道を経由して一路『あわら温泉』目指して北上します。 googlemapでは3時間28分を要する経路ですが、日本海の景色はとても雄大だ。 加賀ICで下車し、越前加賀海岸国定公園の一部である北潟湖を経由して 目的の温泉地『あわら温泉』へ到着です。 車はホテル前にある無料の駐車場へ停めさせていただいた。 あわら温泉はその昔、芦原の中心部は低湿な沼地らしく、 明治16年に町内堀江十楽の農民が灌漑用の水を求めて水田に井戸を掘ったところ、 約80度の塩味の温泉が湧出したのがその始まりだとか。 ![]() 温泉街は山あり谷ありといった風景とは対照的で、 平野部の街中にあって温泉風情はあまり感じられない立地なのです。 だがしかし、訪れた『あわら温泉グランドホテル』は混浴温泉だ。 ![]() 会社の慰安旅行や観光ツアーバスの宿泊をも受け入れ可能な大型ホテルは 大きく4つのエリアに分けられ、 それぞれのお風呂が館内で湯めぐりできる、そんなホテルなのだ。 ![]() まずはフロントで宿泊受付を、 一人宿泊だと素泊まりプランしかないコチラホテル、 浴衣も付いていないから有料オプション(500円)を支払い浴衣を受け取って、 東館にある客室へと向かいますが、アクセスが実に複雑、 一度地下まで降りて連絡通路を東館へ。 そこからエレベータに乗って指定された客室を目指します。 ![]() 和室で標準的な客室は広縁なしの10畳のお部屋。 窓からは中庭が望めるが限定的な景色で飽きてくる。 道路沿いの客室ではないので静かなのが良かったかもです。 荷物を客室に投げ込んで、 レンタルした浴衣に着替えて館内マップと睨めっこ。 まずはお目当ての混浴露天風呂を目指しましょうか。 ![]() 東館の1階に入り口があるということで、エレベーターに乗り込み向かいます。 露天風呂『隆泉庵』と命名された露天エリアは混浴だけど、 左には女湯があるので実質的に男湯ということになる設定だ。 ![]() ホテル建物に囲まれた中庭は静かですが、 箱庭的空間で広がりが感じられず閉塞感を感じます。 池の水はないが庭木の手入れはなされている。 ![]() 男女別に分かれた脱衣場はありますが、なかなかの狭小空間。 温泉街のとある共同浴場の雰囲気も感じられるが、 手早く準備を進めて露天風呂へと向かいます。 ![]() 流紋岩系の岩で組まれた岩風呂には 無色透明の湯がかけ流されているように見えます。 それでは、心静かに入湯させていただきます。 ![]() 実測温度は40.6度と温めの設定で、 水深の深い露天岩風呂は肩までドップリ浸かれます。 湯はかけ流しではなく循環ろ過加温式、塩素滅菌強めです。 ![]() わずかに塩味を感じる湯は軟らかく身体を包み込んでくれた。 だがしかし、ぐるり周囲は旅館客室ビルディングに囲まれて 狭小露天エリアは温泉風情に欠けています。 ![]() 女性との混浴はないと判断し早々に退出、 スタッフの方に『ここから一番近いお風呂場はどこですか?』と聞いてみたところ 『目の前にありますよ』混浴露天風呂の目の前にありました。 ![]() 大浴場『朝倉門』と名付けられた浴室はゆったり空間の脱衣場に 薬湯や打たせ湯、城郭を思わせるような半露天風呂もあります。 広々とした脱衣場はゆったり空間で気持ち良い。 ![]() 朝倉門とはなに? 高札風の説明書きにあるように朝倉家の門ということで、 唐破風造りの門をくぐって浴室へ。 ![]() 門をくぐれば奥に広がる浴室がすばらしい。 無色透明のお湯は溢れていないように感じられ かけ流されているかは現時点では確認できない。 ![]() 城壁のような囲いや石垣に囲まれた半露天エリアには、 黄金色のシャチホコが鎮座していてバブル期を彷彿とされる。 赤・白の大理石湯船が肩を並べていますが湯は循環加温式の特徴のない湯であった。 ![]() 『どこかに源泉かけ流し湯船はないかなぁ』って検索してみると、 ガラスの仕切りの向こうに二つの『五右衛門風呂』を発見します。 残念ながらコチラも塩素滅菌された湯に満たされています。 ![]() つぼ湯の隣にあるのは『薬湯』 濃い紅色した湯は漢方系の香り漂う湯船だが…。 なんと水風呂なのです。冷たくて入れません。 ![]() 更にその奥へと細長く続く空間には、 黒い大理石の変形湯船に突き当りにあるのが打たせ湯。 豪快に湯は溢れていますが、かけ流しの確証は得られないのです。 ![]() さて、気分を変えて長生館にある展望風呂『ひのき』を目指します。 最上階の四階部分にある浴室は温泉街を見渡せる展望風呂らしい。 階段を昇って浴室へと向かいます。 ![]() 階段の多いコチラ浴室は健常者には飽きがこないが、 お年寄りや体の不自由な方の利用は気を付けてくださいね。 浴衣を脱いで入湯準備を進めます。 ![]() 露天風呂の設定ではないが、 特大ガラス窓や天井ガラス張りで開放感があります。 周囲の展望は住宅街や温泉ホテルの建物が遠くまで望めて気分よし。 ![]() 微かなヒノキの香りも愉しめるが、 肝心のお湯は、やはり循環加温式で塩素滅菌がされている。 湯船の深さも程よくあってゆったり湯浴みできたのが良かったです。 ![]() 続きまして湯元館にある『静の湯』を目指して館内を右往左往。 箱庭的な空間に馬の土偶が飾ってあってどこかの遺跡みたい。 この土偶を見ていると、ふと頭の中には福井で育った継体天皇がよぎります。 ![]() 他にも温泉宿ならではの卓球台やマッサージ機があったり、 刀の鍔や短筒、民芸品などの骨董的な陳列があったりと 宿泊者を楽しませてくれる工夫が随所に感じます。 ![]() 本好きな方向けにも読書コーナーなどもあって 湯上り後の一服や寛ぎスペースなんかにもってこい。 静で落ち着いた空間はなんだかホッとできました。 ![]() 『平安の湯』は男女入れ替わりのない女性専用の浴場だ。 さらにその奥、紺の暖簾がかけられた『静の湯』が見えています。 平成24年に建設(改装?)された『湯本館』部分はなかなか豪華できれいです。 ![]() 浴室入り口前の広い空間に二台の有料マッサージ機、 普段狭い空間で過ごしているせいか、 みんなに見られるのもどうなのか、落ち着かないかも。 ![]() 脱衣場はモダンでも新しく、広さも庶民的な空間で落ち着ける。 意外と日帰り入浴客も多く、 その入湯客のほとんどが地元の方だと思われた。 ![]() 石で固められた内湯は湯が溢れ出る長方形の湯船と 二つの『石釜風呂』が鎮座しています。 窓際の竹の創作物が眼を楽しませてくれるが、窓の向こうはすぐ道路。 ![]() お湯はたくさん溢れ出るチョッと深めの湯船に入湯します。 実測温度は42.9度とホテル内では一番熱いかも。 湯の新鮮さもかなり高いが、かけ流しの確証は得られない。 ![]() 続いて、御影石をくり貫いた豪華な造りの『石釜風呂』へ。 透明な湯が溢れ出るかけ流し風の湯船はどうなのか。 滑って転ばないようにゆっくり湯船に浸かります。 ![]() 実測温度は40.6度と入りやすく、 湯船は循環式でもなく塩素滅菌も感じません。 お湯の肌触りもかなり感じ良く、これならみなさまにもおススメできそうだ。 ![]() 混浴露天風呂入り口近くにある岩盤浴が気になるので入ってみた。 もちろん無料で利用できる岩盤浴ではあるが、 利用者はほぼ皆無。 ![]() 黒系大理石で壁と床が貼り込まれた不思議な空間に、 電気式の岩盤浴場シーンが横たえていた。 手で触ってみると結構な熱さを感じます。 ![]() 普段は利用しない岩盤浴で心得がないので、 取扱説明書を読みながら身体を委ねてみると…。 あっ、背中だけが結構な熱さを感じますぅ。 ![]() 館内湯めぐりも一服、夕食の時間となりました。 館内以外にも『ゆ楽ホテル』や『ぐらぱあ亭』のお風呂も湯めぐりできるそうだが、 今回は割愛して温泉街をブラリ~。 ![]() えちぜん鉄道『あわら湯のまち駅』前にある湯のまち広場へ。 コチラには屋根付きの立派な『芦湯』の足湯や 屋台風小さな店舗が集合した湯けむり横丁が建ち並ぶ。 ![]() コロナの影響を受けて閉店しているお店もあったり、 逆に賑わっているお店は小さな空間で密になったりと ちょっと不安が残りますね。 ![]() あわら温泉街を存分に散歩して お腹も空いてきたところで入ったお店は 外観は普通の民家風、越前そばのお店『福乃家』さん ![]() 私の正面に若い男女のカップルが楽しそうに食事をしています。 旅行なんでしょうか?近所の方なのでしょうか? こんな落ち着いたお蕎麦屋さんでデートするなんて渋い!? ![]() なんて考えていたらお楽しみの夕食時間も終わりです。 サクサクの天ぷら美味しかったです。 お蕎麦はもう少しコシがあった方が私の好みですね。 ![]() ホテルに戻って探索を再開します。 『別邸かねみつ』ちょっと覗いてみることに…。 小さな路地を横切った向こうにある平屋の建物は、 ![]() 平屋の離れ的客室は6室あってとても静か。 どういった設定の客室なのかは分かりませんが、 鉄道の展示もあって趣きがありました。 コチラホテル、一人宿泊の食事付きのプランはなく、 宿泊してもチョッピリ物足りない感じがします。 私の評価は★3つ、これには深い訳があります。 詳しくはグーグルマップに口コミがあるので 気になる方はどうぞご覧ください。 一人でお風呂を楽しみたいんだったら日帰りをおススメします。 あわら温泉で宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりも楽天トラベルやじゃらんnetを介してする方が お安く泊まれることが多いですよ。↓
↑空室確認もWeb上で瞬時にわかるすぐれもの 一度お試しあれm(_ _)m |
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温泉の場所 | ![]() |
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コメント | あわら温泉で唯一、混浴が楽しめるホテル内は館内で湯めぐりが楽しめる。 |
温泉の泉質 |
源泉名:関温泉/泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(低張性‐弱アルカリ性‐高温泉)/源泉温度45.3度/pH7.7/湧出量38リットル毎分/成分総計3785mg毎kg |
適応性 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、うちみ、くじき、冷え性、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、やけど |
営業時間 |
チェックイン15:00 (最終チェックイン:22:00) チェックアウト10:00 日帰り入浴可能15:00~24:00(最終受付23:00) |
料金 |
一泊二食付き(楽天トラベルで空室や料金を確認) 日帰り入浴大人800円 |
割引情報 |
【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!
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入浴施設 |
男女共用露天風呂(1)男女別内湯(各種あり) |
備品等 | シャンプー、リンス、ボディーソープ |
連絡先 |
〒910-4104 福井県あわら市温泉1-601 TEL. 0776-78-5500 FAX. 0776-77-1771 |
アクセス | 電車:JR芦原温泉駅(あわら温泉)下車、バス約15分 車:北陸自動車道金津I.C.から約15分 |
携帯電話 インターネット環境 |
携帯圏内、Wifiあり |
駐車場 | 無料駐車場あり |
お気に入り度 | ![]() ![]() ![]() |
塩素消毒臭度 | 012345(循環加温) |
公式HP | あわら温泉グランドホテル公式HP |
温泉情報 | |
入湯日付 | 2021年8月28日(土)~8月29日(日)晴れ |
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