万博温泉 源気温泉万博おゆば【温泉奉行所】
(ばんぱくおんせん げんきおんせんばんぱくおゆば)



温泉奉行所大阪府の温泉>源気温泉 万博おゆば

大阪府吹田市にある広大な緑地。
ここで1970年(昭和45年)盛大に開催された万博。
今では岡本太郎作、太陽の塔がその当時の面影を垣間見ることができる。

万博温泉 源気温泉万博おゆば【温泉奉行所】

高さ65メートルのその塔は天に突き刺さるようにそびえ立ち、
両手を広げた様は当時日本の高度成長期を彷彿とさせる。

万博温泉 源気温泉万博おゆば【温泉奉行所】

今見てもそのすばらしい勇姿は斬新で、
見るものに勇気を与え、
今自分が生きているという実感を感じることができた。
しばらく塔の前で絶句してしまうのだ。

万博温泉 源気温泉万博おゆば【温泉奉行所】

1970年当時、私も万博に訪れてはいるが、
幼少期のため記憶がなく、
両親が写してくれたセピア色の写真のみが当時を物語る。

万博温泉 源気温泉万博おゆば【温泉奉行所】

60歳前後の方に万博のことを伺うと、
急に瞳は少年の様にキラキラと輝き、
満面の笑みを浮かべながらこう言った。

万博温泉 源気温泉万博おゆば【温泉奉行所】

「万博で初めて外人を見た!」

私が聞きたかったのは、
太陽の塔の内部構造や各パビリオンの様子だが、
あまりみなさん覚えていないようである。

そんな万博の広大な会場跡地から、
地下700メートルより汲み上げた
「万博温泉」があると言うことで、公園見学後訪れてみた。

万博温泉 源気温泉万博おゆば【温泉奉行所】

万博会場の西の端っこにあるその温泉施設は
2003年にオープンした新しい施設で、
いわゆるスーパー銭湯形式の今風の温泉だ。

連休のまっただ中、
駐車場では入場するため車の列を作っていた。
広大な駐車場はすでに満車状態ではあるが、
その半数以上は万博公園利用者で占めていると思われる。

万博温泉 源気温泉万博おゆば【温泉奉行所】

黒く四角いその温泉施設へと入場です。

万博温泉 源気温泉万博おゆば【温泉奉行所】

入り口で靴を脱ぎ100円リターン式下駄箱へ靴を収納後、
入湯券を券売機で購入する。
大人700円は都会にある温泉では格安の値段かもしれない。

万博温泉 源気温泉万博おゆば【温泉奉行所】

たくさんの入湯客でごった返しているフロント前を通過し、
浴室の暖簾をくぐった。

万博温泉 源気温泉万博おゆば【温泉奉行所】

木目調に仕立てた金属製ロッカーは100円リターン式。
ちょっと窮屈な脱衣場だが、隙間を探して服を脱ぐ。

内湯は標準的なスーパー銭湯の湯船が並んでいるが、
大きなサウナと人工炭酸泉が目を引く。

1000ppmの高濃度人工炭酸泉がキャッチコピーではあるが、
入湯するも若干の炭酸の香りを感じる程度で、
高濃度の炭酸泉は体感することはできなかった。

内湯を後に、露天風呂へ向かう。
ここには大小3つの湯船と塩サウナがあって、
大きな湯船は深さに趣向を凝らせた白湯。
なんと温水プール並の塩素濃度で10秒も浸かれなかった。

気を取り直して小さな丸い湯船に入湯するも、
こちらは「祭の湯」と命名された入浴剤入りの湯船。
今日は「コエンザイムQ10」が投入されいい匂いがしていた。
まさに脱力系湯船の典型です。

万博温泉 源気温泉万博おゆば【温泉奉行所】

一番奥にある四角い桧風呂には
本日お目当ての褐色色した本物の温泉があった。
こちらの温泉は療養泉に指定されているらしく、
濃厚な浴感が楽しめるそうだ。

日曜日だがあまり入湯者はなく
湯船を短時間ながら独占する事ができた。
ゆっくりと浸かると、
若干塩素の臭いが気になるが、
40度前後に保たれた温めの湯。

循環加温式の湯ではあるが、
体全体に刺すような暖かみが感じられる。
濃厚な塩分のたまものであろうその湯からは、
鉄独特の金属臭も感じられる秀逸なものである。

時折、湯口からは源泉であろう褐色の生ぬるい湯が
ドバドバと供給される。
かけ流しとまでは言えませんが、
それなりの温泉気分は味わえた。

「この湯は飲めません」と表示はあったが少しなめてみると、
鉄臭さと結構な塩辛い味が口全体に広がった。

少しの時間の入湯だが、
体全体がポカポカと暖まってくるのが分かる。

周囲は塀に囲まれロケーションは望めませんが、
近くにある松林がなんだか海岸縁にいるような気分にさせてくれた。

評価について、
都会のど真ん中、
土地や建物に制限のあるここ吹田市に
趣向を凝らした温泉施設は都会のオアシス的存在だ。

温泉は露天風呂のひとつの湯船だけに供給され寂しいが、
ここはそれなりの評価をしなくてはいけないだろう。

ということで、
3つ星の評価で妥当な線ではなかろうか。

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温泉の場所 万博温泉 源気温泉万博おゆばの地図
万博温泉 源気温泉万博おゆばの地図


コメント 万博公園内に掘り当てた鉄臭い食塩泉はなんと療養泉の認定を受けている。
温泉の泉質

ナトリウム-塩化物泉(中性低張性低温泉)/泉温27.2℃/勇出量153リットル毎分/pH6.76

適応性 神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、痔疾、きりきず、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病など
営業時間
10:00〜25:00 (受付は24:00まで)
無休
料金
大人700円
子供350円
3歳以下100円
割引情報 割引イベントあり
入浴施設
男女別内湯各1、男女別露天風呂各1、各種湯舟、サウナあり
備品等 ドライヤー、ボディーソープ、リンス、シャンプー、ドライヤー、カギ付ロッカー、貴重品ロッカー

連絡先

〒565-0826
大阪府吹田市千里万博公園11-11
TEL06-6816-2600
アクセス 公共機関:阪急千里線山田駅より徒歩約10分、
     大阪モノレール山田駅より徒歩約10分
     大阪モノレール万博記念公園駅よりバスにて約5分、記念公園西口     下車 

車:吹田I.C.より約5分
駐車場 3時間無料
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345
公式HP 源気温泉万博おゆばのHP
温泉情報
入湯日付 2009年10月11日(日)晴れ


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