別府温泉 梅園温泉【温泉奉行所】
(べっぷおんせん うめぞのおんせん)


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別府市内にある昭和の雰囲気漂う商店街は、
一見寂れているようではあるが
地元の方の活気が溢れる魅力的な街である。

そんな商店街の一角にある梅園温泉は、
アーケードから路地へ入ったスナック街から
さらにそこから裏路地に入ったところにあるという。

観光地図を持って右往左往していると、
偶然にもお風呂上がりのおばちゃんを発見した。

別府温泉 梅園温泉【温泉奉行所】

「梅園温泉はどこですか?」と聞くと、
「その路地へ入って次を左に行けばあるよ。」
「今入ってきたところで誰も入っていないよ。」
ということで足早に向かった。

人に聞かなければまず見つけられないであろう
この細い路地の奥に「梅園温泉」ひっそりと佇んでいた。

別府温泉 梅園温泉【温泉奉行所】

小雨の降る中、透明なビニール傘をさしていたのだが、
そんな小さな傘でさえ、
タタまなければ通ることのできない程の細い路地。
その路地を少し入ったところでやっと見つけました。

別府温泉 梅園温泉【温泉奉行所】

こちら梅園温泉は地元の組合員が管理する共同浴場で
入湯は基本的には組合員のみだが、
100円を支払えば誰でも迎え入れてくれるという事で
早速入湯してみることに。

別府温泉 梅園温泉【温泉奉行所】

とても小さな入り口は男女別で、
引き戸を開ければ目の前に湯船が見える。
脱衣場と浴室とは一緒のスペースにあって一瞬戸惑うが、
こういった間取りは別府温泉共同浴場の
一般的な造りだという。

常駐する人は誰もなく、
入湯料金の支払いや自分の荷物の管理は
すべて自己責任でお願いしたい。

別府温泉 梅園温泉【温泉奉行所】

浴室内は簡易な脱衣箱と
タイル張りのモダンな小判形の小さな湯船がひとつあるのみ。
まさにシンプルイズベスト。
殺風景な浴室ではあるが、
その湯船はまさに源泉かけ流しの湯。

別府温泉 梅園温泉【温泉奉行所】

シンプルな浴室や設備こそ、
純粋に温泉の感覚を存分に堪能できる。
浴室の隅っこにはボコボコと湯が湧き出す四角い湯溜がある。
その湯溜にあるバルブを操作することによって
湯船に源泉を注ぎ込むことができる仕組みだ。

別府温泉 梅園温泉【温泉奉行所】

その源泉はかなり熱く、
不慣れなバルブ操作を行うとやけどしそうなので、
操作することなく湯を楽しんだ。

別府温泉 梅園温泉【温泉奉行所】

実測温度は42.3度のまさに適温の湯。
わずかな鉱物臭と鉄味を感じるその湯は
まろやかで優しい肌触りではあるが、
どこかキリリとしている。
ほぼ無色透明無臭の湯はわずかな塩味でお吸い物ののようである。

湯船にゆっくり浸かって浴室を見渡して分かったが、
何気に外の路地から浴室内が丸見えだ。

なんだか複雑な気持ちだが、ここは別府温泉共同浴場。
昭和の初期頃はこんなお風呂に
みなが浸かっていたのだろうと思いを馳せながら、
梅園温泉を堪能してみた。

別府温泉 梅園温泉【温泉奉行所】

評価について、
シンプルで趣のある浴室にモダンな湯舟がひとつ。
そこには源泉がかけ流されていた。
もうこれだけで満足である。

大正5年から続くという「梅園温泉」は
タイムスリップしたかのような錯覚に陥る雰囲気に
満点の評価を付与します。

別府八湯温泉まつり実行委員会

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温泉の場所 別府温泉 梅園温泉の地図
別府温泉 梅園温泉の地図


コメント スナック街の路地裏にある共同浴場はシンプルイズベスト。
温泉の泉質

含土類アルカリ泉

適応性 胃腸病、肝臓病、貧血
営業時間
12:00〜23:45
無休
料金
100円
割引情報 「別府八湯 温泉まつり」の日は無料開放されるそうだ。
別府八湯温泉まつり実行委員会
入浴施設
男女別内湯各1、湯舟各1
備品等 洗面器

連絡先


別府市元町5-11
TEL(0977)23-3058
アクセス JR日豊本線別府駅から徒歩約5分
駐車場 なし
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345
公式HP
温泉情報
入湯日付 2009年8月6日(木)雨


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