恵那ラヂウム温泉 恵那ラヂウム温泉館【温泉奉行所】
(えならぢうむおんせん えならじうむおんせんかん)



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2017年8月8日(火)

『いつまで続くねん、この台風は?』
歴代3位の長寿(2017年11月現在)となった台風5号は
日本列島を縦断し18日間も猛威を振るって消滅した。

私の夏の温泉一人旅もこの台風と共に危うく消滅するところだったが、
何とかその火ぶたを一日遅れで切ることができました。

倒木や水害でアクセスに苦労しながらも本日2湯目。
岐阜県『恵那ラヂウム温泉』へと到着しました。
ちょうどお昼時、ランチもこちらで堪能することにします。

近くにはあの有名な『ローソク温泉』があることから、
いつも前を通過していたコチラ温泉、だがしかし侮ることなかれ!
なかなか素晴らしい温泉がそこにはありました。

恵那ラヂウム温泉 恵那ラヂウム温泉館【温泉奉行所】

温泉のある周辺はかなりの山の中。
温泉施設の植栽や巨大庭石が配された玄関前はかなり立派なのです。
台風通過後でお客さんは少ないけれど、イザ入場です。

入り口の受付で入湯料金を支払いますが、
ランチを注文すると入湯料金が半額になるセットをお願いした。
ついでに館内の写真撮影許可をお願いしたら不可となったので温泉の画像はありません。

こだわりのあるご主人?頑固なご主人?とっても不愛想ではあるが、
私が注文したのが『釜飯定食』完成までに時間を要するということなので
ゆっくりのんびり温泉を楽しみにます。

建物内部は前後左右複雑に伸びる迷い系で迷路のよう。
浴室と食事処の場所を聞いて先ずはお風呂場へ向かいます。
紺色の『ゆ』殿の暖簾を見付けて奥へと進みます。

脱衣場というよりも昔の家の居間のような薄暗い一室に
クリーム色の鍵付き金属ロッカーと六つの脱衣カゴが並べられています。
入湯者も少なくガラガラ貸し切り状態ですね。

内湯の扉を開くと内部は人工的な芳香に包まれています。
決して大きくない内湯空間には屋外にあるような岩風呂(木曽石100t使用)で
半月状、半円形の湯船は左右で分かれているようである。

手前が少しぬるめの温度設定で奥の湯船が熱めになっています。
ほぼ無色透明の湯に満たされ小さな滝もあってそれなりに楽しめる。
残念ながら循環加温式で塩素系の滅菌剤を感じるがお湯は新鮮でした。

浴室内の空間放射線量を測定してみると0.16マイクロシーベルトです。
若干弱い数値なのですが、ラジウムの存在は確認できました。
ゆっくりのんびり湯浴みするも濃厚な湯気が身体を包み込みのぼせそう。

浴室内に広がるこのにおいの正体はなんでしょう?
浴室内に置かれているレモンの固形石鹸の匂いなのでした。
温泉本来の香りが楽しめないのがチョッと残念ですね。

続いてその奥に浴室にある洞窟風呂へ。
別に仕切られたとっても薄暗い小さな内湯空間に
無理やり作られた「カマクラ」のような洞窟風呂なのです。

二人も入れば窮屈なコチラ洞窟風呂、それにしても暗すぎる。
先客の見知らぬおじさんと入るのはとっても気が引けるので、
出てくるまでしばらく待機するのです。

洞窟風呂の内部は上部から湯が流され滝のようです。
相当な湯気と滝の音で内部は決して快適空間ではありません。
しかも結構な熱い湯だったと記憶しております。

内部の放射線量を測定してみると、
意外や意外、デジタルメーターが大きく振れています。
最大値0.6マイクロシーベルトを記録、その後0.3〜0.4辺りで推移しています。

お湯に含まれるラジウムが滝の効果と洞窟という構造で
最大限に引き出されているようである。
それにしてもお湯はとても熱く、中は本当に暗いのであります。

そろそろランチができたかな?
存分に温泉も堪能したので次はランチを堪能します。
教えてもらった食事処は旅館の裏庭が一望できるベストポジション。

古い民家風の味わいある空間でとっても落ち着きます。
しっかりと空調も効いているので湯上り後の火照った体でも快適だ。
おっと、待望のお膳が運ばれてきます。

恵那ラヂウム温泉 恵那ラヂウム温泉館【温泉奉行所】

固形燃料に火がともされその上に小さなお釜が乗せられている。
火が燃え尽きた頃が食べごろです。
お膳に載っている小皿は地元でとれた食材で作られた田舎料理だ。

恵那ラヂウム温泉 恵那ラヂウム温泉館【温泉奉行所】

カワタケという珍しいキノコのつくだ煮や小さなモロコのつくだ煮、
トマトの角切りは砂糖がまぶされているのかチョッと甘い。
中でもこの釜飯はお米が立っていてかなり旨さでありました。

旅館は離れの客室がメインでお値段もリーズナブル。
ペット同伴の宿泊も可能ということで楽しめそうだ。
ラジウム線量が意外に多く出ているのは驚きの温泉でありました。


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温泉の場所 恵那ラヂウム温泉の地図【温泉奉行所】
恵那ラヂウム温泉の地図【温泉奉行所】


コメント 一種独特な雰囲気を持つラジウム温泉旅館だ。
温泉の泉質

湯之島温泉1号泉
放射能泉/30.28×-10キュリー(マッヘ単位556)(岐阜県衛生研究所測定公認)/pH7.2/泉温 13.5℃/湧出量毎分70リットル

適応性 神経痛、神経虚弱、慢性リュウマチ、凍病 、皮膚、亀裂、打撲捻挫 、痛風、 冷性、月経痛、痔疾、湿疹、外傷性後遺症、慢性胃腸カタル、尿酸結石、動脈硬化、貧血、できもの、など
営業時間
10:00〜20:00まで
料金
大人(小学生以上)600円
幼児(就学前)¥300
宿泊:一泊二食付き10800円から
入浴施設
男女別内湯各1、洞窟風呂、サウナなし
備品等 リンスインシャンプー、レモン石けん、タオルは150円

連絡先

〒509−7201
岐阜県恵那市大井町1685番地
TEL0573−25−2022
アクセス 鉄道:JR中央線恵那駅から路線バスで約12分 バス停から徒歩約10分
車:中央道恵那インターより恵那峡方面へ車で3分
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345
公式HP 恵那ラヂウム温泉のHP
温泉情報
入湯日付 2017年8月8日(火)雨のち曇り


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