十勝岳にあるこちら吹上温泉露天の湯は、ドラマ『北の国から'95 秘密』で一躍有名になりました。あの宮沢りえも入浴した温泉なのです。
田中邦衛も一緒に入ってましたが…
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簡易トイレが設置された駐車場
ココからは徒歩で前進です
熊が出没しそうな道を進む
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案内板
簡易な脱衣場
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標高はなんと1000メートルという高地にあり、夏でもとても涼しい場所ですが、冬場は雪がすごそうです。
脱衣場は簡易テントが設けられているが、目隠しなど一切なく女性の着替えは厳しいだろう。
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ドラマの中では、湯を白く濁らせて入湯していたが、実際は石膏食塩泉で無色透明無臭のお湯です。pHはなんと2.5とかなりの酸性なので長湯は厳禁です!
飲んでみると、なんとホットレモン水のような味でとっても酸っぱいです。 |
源泉が湧いている様子を再現していた
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下の大きい湯舟はとても熱く、入湯するために
近くにあった冷たい水の出るホースを体にかけながら思い切って入浴します。
足のすねがっ、
47度以上のお湯で軽いやけど状態で真っ赤になるのを我慢して入ってみると、
湯舟の底はほどよい湯加減で3分ほど浸かることができました。
お湯は強酸性で熱く、肌に刺激が強く長湯はできません。
私の苦手な温泉なんです。
訪れる人の中には、
お湯が熱くて入浴を断念してそのまま帰る人もいるそうです。
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上段の小さな湯船
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地元の人が湯船の清掃に来ていたので、一言お礼を言って帰りました。
宮沢りえが入ったときは沢水を入れて温度を下げて入っていたそうですよ。
入浴料無料、駐車場止め放題の超自然の露天風呂です。
女性の方は脱衣場がないので、水着で入ってくださいな。
北海道へ行った際は是非お立ち寄りを!
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2011.7.31再訪
ここは十勝岳の中腹標高1000メートル。
雲ひとつない夜空には宝石箱をひっくり返したかのような星空が広がっている。
改めて星にはカラフルな色があることを思い知った私は、
さらに吸い込まれるように星観していると、
天の川がキラキラと輝いて立体的に浮かび上がる。
織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)は、年に一度のたなばたでは再開は果たせたか?
天の川を境に見つめ合う二人の目からは悲しさ余りか涙がこぼれ落ち、
それが流星となってこの深い夜空に流れ落ちてゆく…。
京都から出発すること28時間、やってきました北の国、
日本百名山の十勝岳中腹に湧き出す吹上温泉へ満天の星空のもと、
野天の湯へと向かいます。
辺りは星明かりのみの真っ暗闇。
明かりがなければ露天風呂へは迎えません。
山道を100メートルほど進むと谷間に2つの露天風呂が湯気を立ち上らせ私を迎えてくれる。
周辺環境に同化した湯船ではあるが、
以前はかつてこの場所に旅館があったらしく、
その後廃業し放置されたこの露天風呂を再利用したとか。
時間は只今午前0:30を過ぎているがせっかくなので湯船へと向かいます。
やっぱりいました入湯者。
若い男女5名の方が上の小さな湯壺で入湯しています。
私は誰もいない下の湯船へ入湯するも湯は47度以上あってゆっくり浸かれない。
かといって外は気温15度以下で裸では体が震えるほどに冷えてきます。
仕方がないので若者達で賑わう上の小さな湯壺へ向かいます。
岩盤をくり抜いたようなチョット深めの湯壺は適温なので
みなさん楽しそうに談笑し湯浴みをしています。
私も会話に交えてもらって湯を楽しんでいると、
今まで暗くて解らなかったのだが私以外は水着で入湯していたこと。
そうなんです、裸なのは私一人ということでなんだかチョット恥ずかしい。
強酸性のレモンのような酸味の強い湯は、
収斂性のあるキリッとしたもの。
強い殺菌効果で肌に刺激が強いため、長湯には注意が必要です。
あっ、女性を眺めて長湯しているあなた!
皮膚が溶けちゃいますよ。(私じゃないです)
自然と一体になれるこの温泉に浸かっていると改めて自分の人生を振り返る。
果たして本来の人間らしさとは何なのか、
いらぬことに無駄に人生を費やしてはいないのか。
答えがでるまでにはしばらくかかりそうだ…。
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温泉の場所 |
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宮沢りえの入湯シーン(2012.11.2更新)
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