(ふたまたらじうむおんせん ふたまたらじうむおんせんりょかん)
温泉奉行所>北海道の温泉>二股ラジウム温泉 |
長万部町から国道5号線をニセコ方向へ車を進めます。途中、のどかな牧場が点在するなだらかな丘陵地帯が続きます。 そんな山道を30分ほど進むと『二股ラジウム温泉』の看板を見付け左折(東へ)。さらに辺鄙な山道は対向車と離合することも困難な道路もあるので通行には注意が必要です。 2000年頃に消費者金融の三和ファイナンスが『旧らじうむ温泉』を買収したそうです。 以前の建造物は写真でしか見ることができないが、独特のドーム型浴室で温泉ファンにとっては魅力的な建物でした。 その後、2001年に三和ファイナンスにより全面改装された二股ラジウム温泉は、山奥にある一軒宿ながら湯治向けのきれいな施設へと生まれ変わりました。 旅館前駐車場では二匹のキタキツネがお出迎え。とても人懐こく、近くに行っても逃げる気配はありません。 |
旅館入口 旅館前にいるキタキツネ 二匹いました 玄関前 |
二股ラジウム温泉の由来 旅館内通路 温泉は階段を下りてゆく |
この温泉は、明治時代に湯治場として開湯、戦前は旧日本帝国陸軍の保養施設として利用されていたそうです。 玄関入口右側には『真水』と『炭酸水』の蛇口が設けられ常時新鮮な温泉が汲めそうです。 ここの温泉は温泉水と炭酸水を飲用して病気を治療する方法が確立されているらしく掲示板には飲用方法が細かく書かれていました。 さて、温泉の方は… 入湯料は少し高めの大人1000円、券売機で料金を支払い早速浴室へ向かいます。 |
曲がりくねった階段廊下を降りてゆくと右側に内湯がある。この内湯のみ体を洗ったり洗髪したりと石鹸やシャンプーの使用が許可されている。 内湯以外での石鹸類の使用は温泉の効力が低下するためその使用が禁止されているので注意してください。 脱衣場で服を脱ぎ、浴室まではさらに階段を降りてゆきます。 |
男女別の入口 脱衣場のようす 石鹸使用が許可された内湯 |
温度の違う湯舟が多数ある 立って入る湯舟もある 浴室内は一部工事中だ |
浴室(浴場)は大きく4つに分かれており、男湯、女湯、混浴大浴場で合計12の浴槽と温泉プールがあります。 |
浴槽には工夫が凝らされ、深さの違うものや30.6度から43度までの温度の違う湯舟が多数用意されていました。温泉の温度調整の仕方が独特でろ過機や循環機などの機械設備を使わない工夫がされた施設で目を見張るものです。 温泉の色は一見褐色のようにも見えますが、光の加減でうぐいす色や青っぽく感じるときもある不思議な色です。そのお湯表面には析出物の薄いカルシウムの膜が張っていた。 やわらかく包み込むような浴感ですが、しっかりしたものを感じます。飲泉するとカルシウム分が多いせいか若干粉っぽい感じですが味は悪くはありません。 |
細かな入浴処方箋 洗髪などは上の洗い場で すごいカルシウム分 |
混浴の温泉プール 温泉プールの中から |
温泉にはラジウム量が豊富に含まれ内蔵には良さそうです。体に有害な硫黄や砒素、鉛、水銀等含まず大量に飲んでも大丈夫だそうだ。 |
露天風呂からのロケーションは、北海道の雄大な自然の中に特別天然記念物の石灰華ドームが一種独特の風景を醸し出しています。夜の入浴は満天の星空が予想されます。 『2週間以上療養し、お客様自身が良化の兆候がないと感じ申告した場合は、宿泊費用の全額を返還します。』とHPや施設に表示があります。本当に体に良さそうな温泉でした。 |
湯の成分で成長した石灰華ドーム 別名「ラジオシンター」 |
露天風呂も多数用意され、ラジオシンターを望みながらゆっくりと湯浴みできる。 |
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招き猫も温泉につけるとこうなる いろんな湯華細工が販売されていた 私の宝物 玄関左側に設けられた蛇口 |
温泉成分の濃さを利用して作られた『湯華細工』これを見ると温泉に含まれるカルシウム分が多いことが分かります。 制作方法について旅館の方にうかがうと「かけ流された温泉水に1ヶ月浸けて置くだけでこのように湯の華が付着します。」とのこと。 さらに、「この湯の華には微量のラジウムが含まれているので飾りとして置いておくだけで体にはいいですよ!」という事で私も湯の華付コップを1つ購入しました。土台は多分ワンカップの空き瓶だと思います。 今でも大切に私のデスクに鎮座させています。 長い人生一度ぐらいは、このような温泉で湯治してみたいと考えるのは私だけではないでしょうねぇ |
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温泉の場所 | |
コメント | 濃厚な温泉成分と多種多様の湯舟が北海道の大自然と調和し都会人間の私の体を浄化するすばらしい温泉だ。 |
温泉の泉質/泉温 | 含ラジウム-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉/46℃ |
適応性 |
神経痛/筋肉痛/関節痛/五十肩/運動麻痺/関節のこわばり/うちみ/くじき/慢性消化器病/痔疾/冷え性/病後回復期/疲労回復/健康増進/きりきず/やけど/慢性皮膚病/虚弱児童/慢性婦人病/慢性便秘 |
営業時間 |
年中無休/朝7時〜夜9時まで |
料金 |
大人1000円子供600円 |
割引情報 | |
入浴施設 |
男内湯2、女内湯2、女露天風呂2、混浴内湯4、混浴露天風呂2、歩行用温泉プール1 |
備品等 | 浴室に飲泉場あり |
連絡先 |
〒049-3501 北海道山越郡長万部町大峰32 TEL01377-2-4383 |
アクセス | 札幌から函館本線・千歳線の特急で2時間15分、駅まで送迎あり 車:長万部駅から30分 |
お気に入り度 | |
塩素消毒臭度 | 012345 |
公式HP | 二股ラジウム温泉 |
温泉情報 | |
入湯日付 | 2007年8月30日 |
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