(はなのさとおんせん しょうふうえん)
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| 温泉奉行所＞大阪府の温泉＞花の里温泉 |
関西随一の療養泉という大阪府高槻市にある 花の里温泉｢祥風苑｣を訪れた。  高槻市内を東西に貫く国道171号線は いつも渋滞しているイメージがあってあまり通ることはなかったが、 花の里温泉は国道171号線から北に3. 5キロ程の所にあるので 渋滞覚悟で車を進める。 思ったほどの渋滞もなくスムーズに近くまでアクセスできたが、 JR高槻駅周辺はかなりの渋滞で温泉気分も若干のトーンダウンだ。 名神高速道路の高架をくぐってしばらく進むと、 駅前の建物が密集した景色とは打って変わって 民家も少なくなり周囲には里山が残りどことなく 田舎を感じさせる風景が広がってくる。 そんな中に｢祥風苑｣があった。 駐車場は施設利用の場合のみ3時間無料なので 駐車券をフロントへ提出することをお忘れなく。  施設外見は蔵のような落ち着いた雰囲気で、 正面には小さいながら足湯が無料開放されているが、 寒い夕暮れ時に利用している人は誰もいません。  足湯を横目に施設へ入場する。 入場すると100円リターン式の下足箱へ靴を収め、 券売機で入浴券を購入してフロントにて下足鍵と入浴券を渡すと、 脱衣箱のロッカーキーと交換してくれる。 一般のスーパー銭湯と同じシステムだ。  館内は木目調の和風作りで落ち着いていて、 １階にはフロントをはじめ、お食事処や家族風呂があって、 ２階に浴室、屋上に露天風呂が設置されています。  浴場に関しては１階に下りてしまうと再入湯できないそうなので 何度も入湯を楽しむ方は注意してください。  落ち着いた雰囲気だがこじんまりとした脱衣場から内湯へ進むと、 まず最初に気になるのが消毒のための塩素臭だ。 アルカリ性温泉の場合、 通常より多くの次亜塩素酸ソーダを投入しないと 規定の塩素濃度に上がらないのでこれは致し方ないですが、 重曹泉本来の香りがかき消され、 代わりに重曹と塩素の副次的な化合物？が特異な臭いとなって 湯船から漂ってくる。 これにはいつもガッカリさせられる。 源泉温度は４２度と高く湧出量も多いことから、 一部の湯船で完全掛け流しが楽しめるのかと若干期待しての訪問だったが、 内湯、露天風呂共に加温循環式の塩素臭満開でした｡残念…。 でも私は源泉欠け流しでここの湯を楽しめる方法を１つ見つけたので後ほど紹介する。 内湯にはヤケに熱いかけ湯から始まって、 ｢温泉静止浴槽」「温泉電気風呂」「マッサージ浴槽」と並んでいる。 入湯するとマッタリとした重曹泉特有の浴感で濃厚なお湯は、 分厚いガラス板を覗き込んだような深みのある色合いで お肌はつるつるする感じだ。  屋上露天風呂へ続く通路を進むと通路途中に｢野天風呂」があるが、 ここは外の景色はほとんど見えない外気浴の湯船。  さらに階段を上ると岩組みの露天風呂と 信楽焼きの温泉壷が２つ設けられている。 露天風呂も壷湯も内湯と同様循環式で塩素濃度もプール並みの設定なので、 温泉気分は持続できず意気消沈ですが、 温い目の湯船に屋外で空を見ながらの入浴は気持ちがいいものだ。  洗い場に戻ってシャワーで頭を洗うと、 どこからともなく重曹泉特有のやわらかい香りが漂ってくる。 そうです、カランやシャワーから供給される湯こそ 源泉を沸かした生の温泉が味わえるのだ(非公式）。  それを知った私は湯船には入らずに、 頭から温泉シャワーを惜しげもなく浴びて楽しむと共に、 カランからは実測４８.１度の熱い湯を洗面器に貯めて それを体に３０回ほど掛け湯した。 見る見るうちに体はタコのように真赤となり、 お肌もすべすべとしてくる｡ ここの温泉の楽しみ方が分かったような気がした。  評価について、 ｢祥風苑」の重曹泉の濃度は温泉規格の２.５倍もあって 自噴する４２度の天然温泉だが、 肝心の湯船の湯は加温循環滅菌の三拍子によって台無しとなっているが、 カランやシャワーから供給される湯は源泉を沸かしただけのピュアな状態(だと思う)で、 本来の湯の力がここから体に伝わってくる。  源泉掛け流しの湯船を体感できたなら４つ星以上の評価ですが、 現状では３つ星の評価が妥当な線だと思う。 みなさまもカランの湯を楽しんでみてはいかがでしょうか。 |
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2011.11.27再訪 大阪府高槻市にある景勝地『摂津峡』は市街地からわずかな距離にある自然豊かな渓谷で 水の流れる音とマイナスイオンに満たされた風光明媚な場所である。 その渓谷の袂にある祥風苑は関西随一といわれる重曹泉。  本日はコチラへ再訪してみることにした。 基本的なことは前回と同じですが、 やはりこちらの温泉は濃厚な重曹泉ということでそのヌルヌル度はまさにスゴイの一言。 湯に浸かった瞬間体中はウナギのような粘膜に覆われヌルヌルスベスベ。 皮膚の余分な角質がこのアルカリ性温泉によって 溶けてゆくような感覚にうっとり湯浴みを楽しみました。 屋上にはとても大きな露天風呂がありますがすでに陽は落ちて、 暗闇には湯船から立ち上る大量の湯気がとっても印象的です。 屋外は意外に風が強く、 湯船に浸かっていても濡れた頭は風に冷やされ痛寒い。 ちょっと熱めの湯船は深さが2段階あって夜間の入浴はつまずかないように注意が必要です。 カランやシャワーから供給される湯は 温泉が使用されたお肌スベスベ美人シャワーでかなりおすすめです。 前回入湯時感じた消毒剤のにおいも本日は控えめで好感です。  中二階にある ｢野天風呂」に夕食時に入浴したが、 厨房のダクトから排気される揚げ物系油の臭いに満たされ 温泉気分ははかなく打ち砕かれたのが残念でした。  温泉スタンドも併設されている。 高槻周辺で宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりもじゃらんや楽天を介してする方がお安く泊まれることが多いですよ。↓ 一度お試しあれm(_ _)m |
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| 温泉の場所 |  |
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| コメント | 濃厚な重曹泉は療養温泉の指定を受ける良泉だが…、消毒のための塩素臭が気になる。 |
| 温泉の泉質 |
ナトリウム-炭酸水素塩泉（低張性アルカリ性高温泉）/源泉温度 42℃/pH9。12/ラドン1.91マッヘ毎Kg/湧出量453リットル毎分(動力1350メートル) |
| 適応性 | 切傷、やけど、慢性皮膚病や神経痛、リュウマチ、慢性消化器病､冷え性 |
| 営業時間 |
１０：００〜２４:００ (２３時受付終了) 無休(設備点検の為臨時休業が有り) |
| 料金 |
大人平日8００円 土日祝日900円 小学生平日４００円 土日祝日500円 家族風呂4000円(二人) |
| 入浴施設 |
男女別内湯と露天風呂、貸し切り家族風呂１ |
| 備品等 | ボディソープ、リンスインシャンプー、ドライヤー、化粧水、ティッシュ |
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連絡先 |
〒5691036 高槻市塚脇4-20-3 TEL072-689-6700 |
| アクセス | 車：名神茨木ICから国道171号線を京都方面に・・今城町交差点を北へ3.5キロ(約20分) 公共機関：JR高槻駅より送迎バスあり |
| お気に入り度 | |
| 塩素消毒臭度 | ０12345 |
| 公式HP | 花の里温泉祥風苑のHP |
| 温泉情報 | |
| 入湯日付 | 200９年1月９日 2011年11月27日（日） |
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