(じごくだにおんせんこうらくかん と じごくだにやえんこうえん)


温泉奉行所長野県の温泉>地獄谷温泉 後楽館

2021年3月『吹割の滝を目指して温泉巡りツアー』出発です。
本日スタートの初日、目指すは長野県の有名温泉地『地獄谷温泉』。
ここはお猿が温泉に浸かる露天風呂がある有名な温泉地だ。

車で目指す場所は、本日の宿泊地である渋温泉のさらに奥、
上林温泉にある地獄谷野猿公苑入口専用駐車場を目指します。
この辺りの温泉旅館はどこも高級でお高いですね。



駐車場から地獄谷温泉へは徒歩で向かうことになります。
距離にして1.6Kmとチョッとしたお散歩コースではあるが、
冬季間の運動不足を解消するには丁度良い。



山道を5分進んだところに『羅臼庵』という手打ちそば処の看板が出現、
お昼は道中で食べてきたのでスルーして、
さらに山道を進みます。



針葉樹の中をクネクネと伸びる山道はキレイに整備され、
無風の森林は音ひとつなく、
自分が歩く足音のみが響き渡ります。



入り口から25分歩いたところで後楽館の建物が見えてきた。
横湯川を渡る木の橋を歩いて渡れば後楽園へ到着ですが、
まずは地獄谷野猿公苑を目指して更に奥地へと進みます。



横湯川の対岸から見る後楽館は結構な崖っぷちに立つ一軒宿です。
右には『渋の地獄谷噴泉』が白い湯気を立ち昇らせているのが確認できた。
お猿の姿はまだ見ませんね。



ここからは結構な階段を登ることになります。
河原の開かれた景色から一転、
再び針葉樹林の薄暗い経路をさらに進みます。



やっと到着しました地獄谷野猿公苑は
入場するのに800円が必要です。
お猿が温泉に浸かる姿を見たいので入場します。



お猿さんの専用露天風呂は岩場の崖近くにあってワイルドだ。
遠目にお猿の姿が数頭動いているのが見えてきた。
恐る恐る岩風呂に近づいてみれば…、



群れの猿のうち、数頭がお湯に浸かって寛いでいます。
猿が温泉に浸かるのは世界中でここだけと言われるそうだが、
湯上り後は毛が濡れたままで逆に冷えそうだ。



湯に浸かる猿をじーっと見つめていると目が合いました。
ボス猿なのでしょうか?他の猿を寄せ付けない。
私も襲われないうちにここをサル、のである。



来た道を戻って『渋の地獄谷噴泉』まで戻ってきました。
吹き出すサウンドが迫力ある噴泉元まで近付きたいが、結構なミストが降り注ぎ
衣服かかなり濡れてきたので宿の方へと急ぎます。



山間にある民家のような趣ですが、コチラが地獄谷温泉後楽館。
人間の数より猿の数の方が多いと思われる山深い地。
下界との移動手段は四輪バギーが使用されているようだ。



日本秘湯を守る会の提灯が見える扉が旅館入り口だ。
入り口で呼んでも呼んでも旅館の方が出てこない。
しばらく呼び続けていたら奥からご主人が現れた。



訪れた頃はコロナ感染症が流行っていたため、
宿泊は素泊まりのみ、食事なしでしたので宿泊はあきらめました。
日帰り入浴料金大人1200円を支払って浴室へ向かいます。



クネクネと廊下を進んで下り階段の先に内湯入り口が見えてきた。
混浴の露天風呂は内湯を経由した先にありました。
脱衣は男女別内湯の脱衣場を使用してタオルを巻いて外に出ます。



残雪の残る荒涼とした渓谷の傍らに、
コンクリで固めた二つの湯船が佇んでおります。
お猿の姿もチラホラ、こちらへも近付いてきます。



手前の湯船も奥の湯船も湯の温度はほぼ同じ36.7℃とぬるく、
湯に浸かれば出られなくなるし身体は温まらない。
源泉温度が高いのにチョッと残念です。



お湯が溜められた桝の壁にべったりはり付く子ザルの姿が愛らしいが、
カバンを持っていかれたり襲われたりしたら怖いかも。
朝方にはお猿との混浴ができる確率が上がるそうだ。



無色透明無味無臭の湯は特別な浴感はなく、優しく身体を包み込んでくれました。
辺りは噴泉の湧き上がる音と川のせせらぎの音が響きます。
チョッとお猿の糞尿が近くにあってとても気になりますね。



内湯はこじんまりとした木で構成された空間で、
長方形の湯船がひとつ口を開けていました。
奥にある湯口からは源泉が常時注がれかけ流しで提供されています。



露天風呂と同じ泉質だと思われる湯の温度は、
実測温度43.1度と適温に保たれている内湯の湯船。
ぬる湯の露天風呂を往復で入湯すれば冷温交互浴が可能ですね。



露天風呂に浸かりながら噴泉を眺めてのんびり湯浴みする。
ぬるいからいつまでも浸かっていられるけれど、
背後の斜面をお猿が右往左往するから落ち着かない。



2023年1月現在、一日一組のみ宿泊者を受け入れているので、
男女別浴時間にバッティングすることはないですが、
一応このようなルールが決められていたので掲載します。



お猿と混浴する勇気はないけれど、
できれば女性と混浴したかった地獄谷温泉です。
次回はゆっくり宿泊で訪れてみたい温泉でした。

次に向かったのは本日の宿泊地『渋温泉 洗心館松屋』です。

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温泉の場所 地獄谷温泉 後楽館の地図【温泉奉行所】
地獄谷温泉 後楽館の地図【温泉奉行所】

コメント 混浴の露天風呂ではお猿と混浴ができるかも。
温泉の泉質

源泉名:延命の湯/泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性‐中性‐高温泉)/源泉温度72.9度/pH6.9/湧出量12リットル毎分/成分総計1351mg毎kg

適応性 神経痛、筋肉痛、関節痛など
営業時間
日帰り入浴時間/12:00~15:00
料金
大人料金(税込)¥1200
子供料金(税込)¥600
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入浴施設
男湯1 女湯1 露天風呂2 家族風呂1
備品等 洗面器

連絡先

〒381-0401
長野県下高井郡山ノ内町大字平隠6818
TEL.0269-33-4376
アクセス 電車:長野電鉄湯田中駅より長電バス上林温泉行き乗車、終点上林温泉下車後、徒歩約30分
車:信州中野ICから地獄谷野猿公苑入口専用駐車場車まで車で20分、駐車場から徒歩30分
駐車場 渋温泉旅館組合駐車場:500円(冬期(11月下旬から3月下旬)閉鎖)
地獄谷野猿公苑入口専用駐車場利用:無料
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345(かけ流し)
公式HP 後楽館公式HP
温泉情報
入湯日付 2021年3月16日(火)曇り


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