長野県南部を走る国道19号線は旧中山道ということで、少し道を外れると古い民家や宿場町が軒を連ねていて、レトロな風景が周辺には広がっている。
木曽八景のひとつ木曽の桟、その面影は宿場町とは違いほとんど残ってないそうですが、赤いアーチ橋の近くには旧街道の石積みが少しばかり残っている。
その赤いアーチ橋を渡ると左手に桟温泉はある。
車の駐車は旅館手前に広場があるのでそこへ駐車することをお勧めする。スロープを登ると旅館入口である。
|

旅館全景


右のスロープを登ると旅館入口
|

旅館入口

フロント

浴場までの道のり
|
フロントで入湯料金を支払って浴舎へ進む。長細い旅館建物内部を抜けながら外の景色も楽しめる。その浴舎は隣の別館で独立していて、山側が入口となっている。
|
脱衣場には小さな貴重品ロッカー(有料200円)が設置されているが、貴重品の持ち込みは控えるようにしたいです。
|

浴舎入口

貴重品ロッカー

脱衣場のようす
|

脱衣場から見る浴室
|
浴室には2つの湯船が窓際に設置され、外の景色も楽しめる。向かって左側の湯船が42度前後に加温循環された褐色の湯が満たされている。
右側は「源泉風呂」と表示があるが30度前後に加温循環された「源泉風呂風」の湯だ。
|

まずは左側(手前側)の湯船からゆっくりと体を沈めると、
湯船の底からは大量の赤茶色い湯の華が大量に舞い上がる。
加温循環はされているが、
ろ過や滅菌はされていないようで消毒臭は感じられない。

源泉風呂から浴室全体を見る

しかし、湯口下の隅に手を差し伸べると、
大量の髪の毛やゴミが湯の華とともに舞い上がってきた。
見てはいけないものを見た気分です。
湯の交換周期や清掃状況はわかりませんが、
直感的に一週間以上は湯を抜いて清掃していない感じがした。

右側(奥側)の湯船は若干色が薄く
光の加減ではうぐいす色に変化するきれいな色ですが、
湯の表面には温泉の析出物かどうか不明だが、
膜状のものがたくさん浮いていた。
30度前後の湯からは微金気臭が感じられ
しっかりと温泉を感じることができる。
温度の違う湯船を行ったり来たりして
ゆっくり湯浴みすることができるのは嬉しい。

残念ながら混浴露天風呂は、
このところの原油高を理由に湯が張られていなかった。
湯船からは木曽の桟を望みながらゆっくり入湯できそうだった。

|
評価について、
源泉は冷鉱泉なので加温循環は仕方ないが、湯船の清掃はもう少し実施していただきたい。泉質は温泉らしいしっかりした湯なのでみなさまにお勧めできる。
露天風呂には湯が張られていなかったが、冷たい生源泉を満たしてくれていたら評価はかなり上がるだろう。
ということで3つ星をもって総合評価とさせていただく。
|

フロント前の休憩場
|
木曾周辺で宿をお探しの方、
宿に直接予約するよりもじゃらんや楽天を介してする方がお安く泊まれることが多いですよ。↓
↑空室確認もWeb上で瞬時にわかるすぐれもの
一度お試しあれm(_ _)m
|
温泉の場所 |
 |
 |