(きそふくしまおんせん にほんぎのゆ)
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東海道中膝栗毛、きたさんやじさんの珍道中。 あまりにも有名な江戸期に書かれた読み物は とてもコミカルで現代人の我々が読んでもとても楽しい…。 そんな東海道中膝栗毛に対抗する訳ではないが、 名付けて『中山道中湯巡毛』(なかせんどうちゅうゆめぐりげ) 温泉サムライ著でお伝えいたします。 やってきました長野県は中山道。 往時を偲ぶこしきゆかしき宿場町が今もその面影を残している江戸の路。 毎年恒例の中山道沿いにある温泉巡り一人旅、今年も出発します。 諏訪湖周辺に点在する下諏訪温泉、上諏訪温泉、毒沢温泉など 珠玉の温泉地を斬りまくる温泉サムライはいささか湯アタリ気味。 短時間で濃厚な温泉をいくつも巡るので仕方ないが、 さらに中山道を南下します。 本日最後に訪れたのが今回ご紹介する「きそふくしま温泉 二本木の湯」 ここは遠くに木曽駒ヶ岳を仰ぎ、 四季が織りなす美しい風景に囲まれた閑静な日帰り温泉施設だ。 山中にポツンと一軒佇む温泉施設は 木曽福島町の3セクが経営するというが、 素朴で鄙びた平屋の建て屋は秘湯感を漂わせている。 中央入り口で靴を脱ぎ入湯料金を支払い入場します。 左右横長の施設は右側に畳敷きの食堂兼休憩所、 左に進めばお目当ての浴室があるという事で足早に向かいます。 ムダなものが一切ないシンプルな脱衣場は 湯治場的なムードを漂わせ温泉気分を盛り上げてくれる。 浴室入り口のスリガラス戸をガラガラっと開けば、 湯気に満たされた四角い空間に木製の湯舟がひとつ、 窓からは木曽の山並みを見下ろす風景が眼下に広がっている。 湯舟には温泉成分由来であろう赤錆色が沈着し、 鶯色にも見える湯は湯船の縁から溢れ出している。 そんな湯をじっくり観察してみると、 白く細かな気泡が渦巻くように大量発生し湯が白濁しているかのように感じるが、 ここは早速入湯です。 鉄サビの香りに包まれ湯に浸かれば、 重曹成分によるツルツル感と先ほどの炭酸であろう細かな泡が体中にまとわりついてくる。 シュワシュワっという感覚の中、 アッという間に体中気泡のベールに包まれてまさに人間樹氷のできあがり。 湯船は源泉温度が低いため循環加温式であるが、 湯口から注がれる湯は生の源泉そのもので口に含めば シュワっと炭酸はじける温泉サイダーだ。 しばらく湯を堪能していると、 時折皮膚表面を転がる大粒の気泡が何だかチョットくすぐったい。 炭酸を含む温泉は全国たくさん存在するが、 こんなにも炭酸を感じる温泉は珍しい。 名もなき山中の小さな温泉ではあるが、 私の心に大きく印象に残った秀逸な温泉なのでみなさまに自信を持ってお勧めします。 温泉博士2011年2月号に掲載された私の記事ですが、 著作権は温泉博士に帰属するということで 温泉博士からの引用とさせていただきます。 きそふくしま温泉温泉周辺で宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりもじゃらんや楽天を介してする方がお安く泊まれることが多いですよ。↓ 一度お試しあれm(_ _)m |
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温泉の場所 | |||||
コメント | 日本一美しい村にある秀逸サイダー温泉。 |
温泉の泉質 |
泉質:ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物温泉(低張性 アルカリ性 高温泉)/源泉温度12.9℃/pH5.94/蒸発残留物844mg/遊離二酸化炭素1924mg/湧出量214L |
適応性 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりうちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え性、病後の回復、疲労回復、健康増進 |
営業時間 |
10時〜19時(10月から7月) 10時〜20時(8月から9月) 定休日:木曜日 |
料金 |
大人 600円 小学生400円 |
割引情報 | インターネット100円割引券 |
入浴施設 |
男女別浴室に湯舟各1 |
備品等 | シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
連絡先 |
〒397-0002 長野県木曽郡木曽町新開6013−1 TEL:0264−27−6150 |
アクセス | 電車:JR中央本線木曽福島駅からタクシーで20分 車:長野自動車道塩尻ICから約70km、中央自動車道中津川ICから約70km |
駐車場 | あり(無料) |
お気に入り度 | |
塩素消毒臭度 | 012345 |
公式HP | きそふくしま温泉二本木の湯のHP |
温泉情報 | |
入湯日付 | 2010年7月24日(土)晴れ |
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