櫛田川温泉 魚見の湯 【温泉奉行所】
(くしだがわおんせん うおみのゆ)



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三重県の中央部、中央構造線沿いを流れる櫛田川。
その櫛田川の河畔には、
一風変わった温泉「櫛田川温泉 魚見の湯」があるというので訪れた。

櫛田川温泉 魚見の湯 【温泉奉行所】

櫛田川堤防魚見橋近くを車で走っていると、
どう見ても工場建てにしか見えない四角い建物の壁に
「櫛田川温泉 魚見温泉」と表示されている。

車を停めて早速その工場建て内に入ってみると、
そこには全天候型テニスコートが広がっていた。

ここは会員制のテニスクラブで雨天時や夜間もテニスが楽しめる。
そんな一角にテニスクラブ会員が使用している温泉があった。

2005年に熱海の温泉掘削業者が当地を掘削、
1600メートル掘ったところで温泉が出たそうだ。

会員限定の温泉かと思われたが、
管理している方へ申し出れば一般の人も入湯できるそうだ。
とても陽気で明るい女将さん(女将さんではないが、)は
「用意しますから少し待って下さ〜い。」とのこと。

よく聞いてみると、
小さい湯船の湯を入湯者毎に抜き替えているという事だ。
ということは新鮮な温泉が堪能できるということ、
その待ち時間はなんだかちょっとワクワクしてくる。

待合場所には蛇口があってその蛇口からは温泉水が出るというので
早速飲泉することに。
保健所からの飲泉許可はとっていないそうだが、
近くに掲示されていた温泉成分表を見ても
体に悪い成分はなさそうなのでそのまま飲んでみた。

源泉温度28度の温泉水は無色透明でわずかな鉱物臭を感じた。
味は重曹泉特有のやわらかい口当たりが印象的だ。
手を洗うと若干のツルツル感があってさっぱりした感触だ。

櫛田川温泉 魚見の湯 【温泉奉行所】

10分程待ったところで女将さんのトーンの高い声で
「準備ができました〜。」ということで早速入湯する。
細い通路を進むと手前に男湯、奥に女湯の入口がある。

櫛田川温泉 魚見の湯 【温泉奉行所】

脱衣場の入口をパッと開けると、
そこは露天風呂までが見渡せる開放的な空間があった。
脱衣場には屋根があるが浴室との仕切りはなく、完全にそこは屋外である。
よくある脱衣場の異臭などはココでは皆無だ。

櫛田川温泉 魚見の湯 【温泉奉行所】

露天風呂にはステンレス製の湯船が3つあって、
3メートル角程の大きい湯船と
家庭用湯船が2つ計3つの湯船があり、
今回用意してもらったのは家庭用の湯船だが、
張られた湯を見ると若干白く濁っている。

櫛田川温泉 魚見の湯 【温泉奉行所】

これは源泉に含まれる気体が微細な気泡となって
温泉中に浮遊して白く見えているのだ。
45.7度で用意された湯船にゆっくり浸かると、
細かな気泡が体全体に付いてくる。

わずかな鉱物臭と上品なツルツル感で夢心地、
雑多な日頃のストレスから次第に開放されてゆく。
なんとも快適な貸し切り温泉だ。

櫛田川温泉 魚見の湯 【温泉奉行所】

湯の温度も手元のカランの調整で自由自在。
カラン湯側は60度の源泉沸かし湯で、水は源泉使用の実測22.2度
そのカランを使ってザバザバっと、源泉かけ流し温泉にしても全く問題ない。
入湯者の自由に使える温泉はとてもうれしい。

櫛田川温泉 魚見の湯 【温泉奉行所】

洗い場に供給される湯や水も温泉使用だ。

湯上り後の休憩場はないけれど、
女将さんとの会話も気さくで楽しく、
快く入湯させていただいたことに感謝感激でした。

櫛田川温泉 魚見の湯 【温泉奉行所】

評価について、

周辺は田園風景の広がる静かなところ。
一風変わった温泉施設に戸惑うが、
訪れてみるとなんとも言えぬ極上温泉がそこにはあった。

湯上り後の肌のスベスベ感もとても気持ちよかった。
自信を持って4つ星の評価を付与させていただく。


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温泉の場所 三重県 櫛田川温泉 魚見の湯の地図【温泉奉行所】
三重県 櫛田川温泉 魚見の湯の地図【温泉奉行所】


コメント こんな斬新なスタイルの温泉施設は初体験だ。
温泉の泉質

アルカリ性単純泉/源泉温度 28℃/pH9.0/成分総量430mg 

適応性 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじきなど
営業時間
10時〜20時(日曜定休日) 
料金
ひとり200円
入浴施設
露天風呂男女各2
備品等 ボディソープ、リンスインシャンプー

連絡先

松阪市魚見町471
TEL0598-59-0121
お気に入り度
塩素消毒臭度  12345
公式HP
温泉情報
入湯日付 2008年10月13日



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