丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】
(まるみがおかおんせん まるみがおかおんせんほてる)



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帯広と聞いて思い描くものと言えば、
「豚丼」「ばんえい競馬」「六花亭本店」
それから当HP本題の温泉「モール泉」といったところか。

せっかく帯広まできたのだから思い浮かぶ名物をひとつずつ堪能します。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

まずは豚丼。
醤油ベースの甘辛い鰻丼のたれのような味付けで不味くはないのですが
関西人にはチョット醤油の辛さが気になります。許容範囲か…。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

ばんえい競馬については、
ここ最近規模が縮小され開催されるのはここ帯広競馬場のみとなっているそうだ。
訪れたのが8月1日の月曜日と平日の開催だが、
ナイター営業で仕事帰りのサラリーマンが馬券を手にして熱くなっていた。

普通の競馬と違って1トン近いソリを引っ張り、
障害物である2つのこぶのような山を越えていきます。

レース途中にもかかわらず停止して呼吸を整える馬や
斜面の中場で力尽きる馬もいて手に汗握る展開だ。
力のない馬はいつまでも斜面の途中で頓挫し馬の荒い息遣いとつながれた鎖の音だけが
場内を悲しく響きわたりチョットもの悲しげであった。

六花亭のお菓子はみなさんご存じ北海道を代表する銘菓のひとつで
私はマルセイバターサンドがお気に入り。
コチラはどこでも売っているので割愛して、
本日の宿である「丸美ヶ丘温泉」を目指して帯広市内を走ります。

モール泉といえばご存じ「十勝川温泉」が有名なのですが、
ここはあえて大御所をはずしての訪湯です。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

ネット上にはモール泉の本家本元『十勝川温泉』
よりもすごいと噂の「丸美ヶ丘温泉」は
帯広駅から車で10分ぐらいで到着です。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

ホテル周辺は町中なのですが、
鬱蒼とした森の中にあって建物も飾り気のない古い施設なのですが、
玄関前の駐車場にはたくさんの日帰り客であろう車が停められていてとっても賑やかです。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

シンプルで古風なフロント前はショットバーのようなカウンターがあって
その横ではセキセイインコがおしゃべりしています。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

コチラのホテルでは宿泊はすべて素泊まりのみの受付なのですが、
周辺は大型スーパーや飲食店もたくさんあるので事欠くことはありません。

ホテル自慢の温泉は日帰り入浴客で賑わい大盛況。
良泉といわれる由縁をこのお客さんの入りを見ていて感じ取ることができた。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

通された部屋を見てビックリである。
離れ的な奥にある客室棟は最近改装されたらしくピッカピカ。
壁紙やジュウタン、トイレもすべて新品でとてもきれいである。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

ホテル外観からは思い付かないほどにきれいで、
フカフカの羽毛布団や大きな液晶テレビもあって思わずくつろぎたくなったが、
まずはご自慢のモール泉から楽しむことにします。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

まるで温水プールのようなシューズロッカーが並べられた浴室入口なので
温泉気分も幾分トーンダウンではあるが脱衣場へ向かいます。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

金属製カギつきロッカーもあって手荷物も安心。
広くてきれいな脱衣場はゆっくり支度ができて心にゆとりが持てます。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

浴室の扉を開けるとモールのなんとも言えぬ良い香りが
浴室空間をやわらかい湯気と混じり合いこの世のモノとは思えない心地よさ。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

大きな窓ガラスからは緑豊かな森林が折り重なるように続いていて、
浴室は相乗効果でとても開放的でなおかつ奥行きを感じさせてくれる。
あまり朝早くに入湯すると男湯の主浴槽はお湯が溜めきれていないためご覧の様なありさま。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

ガラス窓添いには二つの湯船があってひとつは大きな変形四角形の湯船に
ウーロン茶のような湯が満々と満たされサワサワと溢れ出ています。
「これが世界に二つといわれる濃厚モール泉かぁ〜」っと心の中でつぶやきいざ入湯です。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

湯は源泉かけ流しの41.8℃と適温で、
とても軟らかい肌触りで私の体に優しく染み渡ります。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】
(夜間はこんな感じ)

モールの香りを言葉で伝えるならば、
草が発酵した匂い?淡い油の匂い?いや違う。
あまり感じたことのない香りなので表現がとっても難しいため
コチラの温泉で是非体感してくださいね。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

このモール泉、
どのようなメカニズムで生まれてくるのかといえば、
太古の昔、植物が堆積した亜炭層は地熱や発酵熱により熱せられ、
その地層をゆっくり潜り抜けてきた水がその熱と植物の成分をたっぷり吸収し、
ここ帯広の地に湧き出してくるらしい。

もう一つのモール泉はドイツにあるバーデンバーデン。
そちらの湯は無色透明だというが、
コチラの湯は番茶のような色合いでとても体に良さそうである。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

湯船中央部にはラッパのような源泉供給口があって、
そこから溢れ出てくる湯を直接肌にかければ
今までに体感したことのないようなツルツル感に驚きを隠せない。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

しばらくこの湯に浸っていると体の芯から温められ汗が額から滴り落ちてきます。
湯からはモールの香りもさることながら
わずかな硫黄の香りと鉄分をも感じさせてくれるまさに絶品の湯であった。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

隣にある小さな湯船にはみなさん長湯してゆったりくつろいでいます。
コチラもモール泉ということですが、
見る限りほぼ無色透明で湯の温度も低く37.2℃と
火照った体には最適な湯ということで早速入湯です。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

何ともやわらかい泉質は幾分モールの特徴が和らいだ感じではあるが、
浸かってビックリ全身泡だらけとなる濃厚な炭酸を含有した湯ではないか。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

炭酸が抜けないよう湯口は湯船の中に沈められ、
その近くにゆけば全身泡に覆われ感動モノです。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】
(夜間はこんな感じ)

体温とほぼ同じのコチラの湯、
いくら入っていても飽きのこないあっさりした泉質は実は濃厚炭酸泉でもあるので、
湯から出たあとは体の芯からホクホクと温められて汗が止まりません。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

コチラの温泉、浴室やパンフレットにはキャッチフレーズが掲載されています。
『心を遊ばせながら、ごゆっくりとご入浴ください。』
私、「心を遊ばせる」というような悟りの境地?を見出す事はできないが、
このモール泉に浸かっていればおのずと心は解きほぐされ
眼に見えぬ呪縛から知らずの内に開放されるのかも知れませんね。

丸美ヶ丘温泉【温泉奉行所】

一泊では物足りなさを感じる丸美ヶ丘温泉。
このすばらしい濃厚なモール泉を脳裏に叩き込み、
またもう一度訪れることを夢見ながら次の温泉地『雌阿寒温泉』を目指して
北海道の大地を直走ります。

丸美ヶ丘温泉は電話(0155-31-6161)のみの
予約受付となっておりますが、

十勝川温泉で宿をお探しの方、
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温泉の場所 丸美ヶ丘温泉の地図【温泉奉行所】
丸美ヶ丘温泉の地図【温泉奉行所】


コメント 濃厚なモール泉が堪能できる丸美ヶ丘温泉。キャッチフレーズは『自然は生きています。心を遊ばせながらご堪能ください。』すばらしいじゃぁないですか。
温泉の泉質

丸美ヶ丘温泉2号泉(小浴槽):単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉) ・源泉温度 37.4℃・ph8.2・腐植質1.0mg毎Kg(モール成分)

丸美ヶ丘温泉3号泉(大浴槽):単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉) ・源泉温度 47.9℃・ph8.7・腐植質3.5mg毎Kg(モール成分)

適応性 ストレス解消・疲労回復・美肌、保湿効果・冷え性・神経痛、痛風、リューマチ・肩こり、五十肩、腰痛、関節炎・打ち身、捻挫・筋肉痛、運動麻痺・貧血・動脈硬化、高血圧・婦人病、月経障害・切り傷・皮膚病一般(やけど、皮膚炎、アトピー含む)
営業時間
14:00-23:30
年中無休
料金
大人:400円
子供:100円 (小学生)
幼児:50円
家族風呂:900円
宿泊素泊まり:3600円〜
入浴施設
男女別内湯各1、家族風呂10
備品等 洗面器、トロンサウナ、シャンプーなし、露天風呂なし、
ドライヤー3分30円

連絡先

〒080-0131
北海道河東郡音更町宝来本通6丁目2

TEL0155-31-6161
FAX0155-31-6165
お気に入り度
塩素消毒臭度  12345源泉かけ流し
駐車場 無料、50台
公式HP なし
温泉情報
アクセス 公共機関:JR根室本線帯広駅からバス、約25分
車:帯広駅から車で約10分
入湯日付 最終入湯日:2011.8.1(月)〜2日(火)曇り


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