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| 温泉奉行所＞山梨県の温泉＞増富ラジウム温泉 金泉閣 |
2017年夏の甲州温泉一人旅は本日が初日。 長寿台風のお尻を追いながら無事に増富ラジウム温泉に到着です。 本日は、小さな渓谷沿いに佇む『金泉閣』で宿をとります。 ここは標高１０００メートルの北杜市郊外、 渓流を流れ落ちる水の音、心地よくそよぐ涼風に抱かれし山の中、 真夏の暑さも感じさせない私のお気に入り避暑地でございます。  旅館は赤い欄干の橋の袂にある古いコンクリ造の年季入り。 『渓流の宿』というだけあってすぐ横は岩肌険しい渓流が迫っています。 玄関前の駐車スーペースに車を停めてイザ入館。  入り口ロビーにはちょっと古めの調度品や 良い温泉宿には欠かせない動物のはく製が並べられています。 コチラ旅館はツキノワグマのはく製とタヌキの焼き物がお出迎え。  女性に案内されたのは4階の和室は6畳の小さなお部屋。 なんと、今時クーラーのない部屋ではありますが、 ここから望む山の景色が最高です。  旅の荷物を部屋にほり投げて、 早速温泉に向かいます。  浴室は１階の最北部にあって男女別。本日は延寿の湯へ入湯です。 男湯と女湯の日替わりがあるので次の日間違って女湯に入らないよう念頭に置いてと。 こじんまりとした脱衣場は窓から渓流が望めます。  脱衣カゴの並べられた脱衣場は必要最小限の備品しかないが、 渓流の流れる音に包まれた山の中で のんびりゆったり湯治ができるのはすばらしい。  用意を整えて内湯の透明ガラス戸をオープンです。 窓の外は緑あふれる原生林、浴室は濃厚な湯気が立ち込め幻想的。 前面のガラス窓からは優しい陽差しがお湯を輝かせています。 窓際奥にある湯船が源泉かけ流しの湯船で、 手前の小さい方が加温ろ過された白湯の湯船だろうか。 まずは火照った体を癒すため冷たい源泉風呂へと浸かります。  注がれる源泉の温度は実測32.1度とひんやり感はあるが、 浸かれば温泉に含まれる濃厚炭酸の恩恵を受けて 身体の端末から不思議とあたたまってくるのが分かります。  金泉閣の湯は増冨ラジウム温泉の中でもっとも炭酸が強いように思います。 湧きたて源泉は透明なのだが時間の経過とともに濃厚な黄土色に変化する。 湯底にも細かな湯華が大量に沈んでいます。 炭酸と共に湧き出すラジウム泉は、 結構な轟音と飛沫を浴室内に響き散らせ 地球の息吹をも感じさせる。  気になる放射線量は…。 取り出した線量計で計測してみれば0.63マイクロシーベルトを表示します。 普段の生活では絶対あり得ないホルミシス空間でしばしの湯治タイム。  浴室内を漂う湯気をたっぷり吸いこみ、 飲泉可能な源泉をゴクゴクと飲みながら1時間弱は浸かっていたであろうか、 さすがに体幹から冷えてきたようなので沸かし湯湯船へ移動してみよう。  おそらく白湯か湧き水のろ過？加温された湯船は一応湯が若干溢れ流れ出ている。 しっかりと沸かされた湯は実測温度43.5度と少し熱め。 夏の暑い時期なのでじんわり汗が出るまでさほど時間はかかりません。  のぼせるほどに浸かりすぎたときは脱衣場から外のバルコニーで涼みます。 森の涼風と渓流の流れる音に包み込まれこれまた湯治感たっぷりなのであります。 再度、源泉浴するもよし、辺りを散策するもよし、昼寝するもよし。  さすが～やはり増富の湯はさすがですね。 聞くところによるとラジウムの効果は1か月ほど持続するらしい。 体内の自然治癒力を高めてくれるというから頼もしい。  そろそろ夕食の時間が近づいて来たので部屋へと戻ります。 食事は部屋食ということで時間になると運んできてくれる。 女性が一生懸命運んでくれたが、湯治（遊んでる）私からすればなんだか申し訳ない。  コチラ旅館の夕食はいわゆる湯治をイメージした質素なものではなく、 一般の温泉旅館の食事といった内容で、 海のものや山のものがまんべんなく提供されている。 私はグルメではないので食べるものの解説はできないが…、 量や品数も豊富なのですが、特筆する内容のものではないと思います。 善からはみ出たイカリングのフライは割愛してもいいかもしれないね。  夜の帳（とばり）が下がり旅の疲れも出てきた。 クーラーのない部屋で心配しましたが、 渓谷沿いの冷たい風が窓からやさしく吹き込んですぐに寝ることができた。 途中何度か寒くなって目が覚めたことを追記しておきます。 例外なく早朝に目が覚める。年のせいなのか？ 温泉旅行の楽しみは朝風呂だ。  確か浴室は男女が入れ替わっていたな。 奥側の浴室は同じく渓流沿いに面しており、 四角い湯船が二つ並べられた浴室だ。 朝日の強い陽射しに照らされて湯気の輝きが増し、 茶色に濁った湯は緑や黄色に変化を見せて美しさを増している。 それでは朝風呂を戴きます。  チョッと頼りない塩ビパイプから注がれた湯は炭酸も少な目？ 昨日の湯とは明らかに違いを感じます。 ラジウム線量は0.61マイクロシーベルトとしっかり放射されています。  朝日を浴びて体内時計をリセット。 31.9度の湯船に浸かって眠気もリセットし、 ラジウム温泉に浸かって病気もリセットとなりたいものです。  朝食も部屋食となっているので温泉タイムを切り上げて部屋へ戻ります。 朝食も一般的な内容で特筆するものはないようです。 温泉入湯後の食事はうまい。ご飯をお替りして…、満腹になる。 そして再度温泉に浸かります。 濃厚炭酸泉に浸かって湯気に包まれ渓流の音を聞く。 悠久の時の流れを身体に刻み、金泉閣をあとにしました。 この辺りで宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりもじゃらんや楽天を介してする方が お安く泊まれることが多いですよ。↓ 一度お試しあれm(_ _)m |
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| 温泉の場所 |  |
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| コメント | 増富ラジウム温泉郷中、最強の炭酸泉と感じる温泉は源泉から直投入された新鮮濃厚温泉だ。 |
| 温泉の泉質 |
源泉名:金泉閣ラジウム源泉 |
| 適応性 | 慢性関節リウマチ、慢性関節リウマチ、特に腰の痛み、神経痛、特に座骨神経痛、神経炎 創傷、創傷、尿酸素質、慢性皮膚病、貧血、特に萎黄病、神経マヒ、腺病質又は虚弱児童、慢性婦人科痰患、心臓弁膜症、心筋炎、神経症、心臓神経症、不妊症、更年期障害、肝臓病 |
| 営業時間 |
日帰り入浴時間10：00～16：00（清掃時間11：30～13：00） |
| 料金 |
日帰り入浴大人６００円（要問合せ） 宿泊一泊二食付き大人１名7710円～（季節プランあり要問合せ） |
| 入浴施設 |
男女別内湯が各１ |
| 備品等 | ボディイソープ •リンスインシャンプー •ドライヤー |
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連絡先 |
〒408-0101 山梨県北杜市須玉町小尾6699 TEL.0551-45-0511 FAX.0551-45-0515 |
| アクセス | 車：中央自動車道 須玉I.Cから20Kｍ 約40分 電車：JR中央本線韮崎駅から増富温泉行きバスで1時間、終点下車徒歩10分 |
| 駐車場 | 無料あり |
| お気に入り度 | |
| 塩素消毒臭度 | 012345 |
| 公式HP | 金泉閣の公式HP |
| 温泉情報 | |
| 探索日付 | 2017年8月8日（火）曇り～9日（水）晴れ |
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