増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】
(ますとみらじうむおんせん こゆきんせんとう)

2009年1月12日に廃業しており
現在は利用できません。

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2017年8月10日(木)晴れ

増富ラジウム温泉2泊目の早朝、
久々の爽やかな朝を迎え

朝の散歩へと向かいます。

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

宿泊した津金楼の裏山には名湯『古湯金泉湯』が人知れず佇んでいますが、
4年ぶりに再度訪れてみることにしました。
再興していることを祈念して…。

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

鬱蒼と茂る山の緑、苔むした大岩、見慣れぬ山の小鳥が
人の侵入を拒むかの如く目の前を過ぎ去ってゆく。
なんだか怖いが、都会の蒸し暑さはここでは皆無、とても涼しいのだ。

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

恐ろしく朽ち果てていた木造建物はいつの日か崩れ去り、
奥にある旅館建物群がその全貌を表していた。
意外にきれいな建物にわずかな希望を抱きさらに奥へと進みます。

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

旅館正面に到着するもやはり現在も閉湯中。
周辺建物群はさらに朽ちていくようである。
何とか利用する方法はないのでしょうか?

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

いつか息を吹き返すその日が来ることを祈念し、
夏の一人温泉旅はいったん幕引きといたします。

『増富ラジウム温泉 古湯金泉湯』の動画をアップしました。
訪れた経験のある方、この動画を見て思い出に浸ってください。





2013年8月8日(木)晴れ

古き良き温泉旅館を求めて…。
高濃度ラジウムを含有する増富ラジウム温泉は
小さな渓谷沿いにある鄙びた温泉郷です。

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

そんな鄙びた温泉街には
大小あわせて8軒の温泉旅館と
1軒の日帰り入浴施設(2013年8月現在)が点在しているが、
2009年1月まで存在した『古湯金泉湯』が思い出される。

温泉街にはそれぞれ趣きのある宿が建ち並ぶ中、
この宿だけは一種独特の雰囲気を持つ宿と知られ、
神秘的で秘境感が半端ない。

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

場所は温泉街の最奥部にあって
車ではアクセスできない森の奥にあるというので
早朝の散歩がてら向うことにした。

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

旅館に伸びるコンクリート舗装の専用道路も入り口にはバリケード。
旅館の場所を示す看板だけは現役で掲げられているが
道路は破損し崩れかけている場所もあって危険極まりない。

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

朝の日差しが森を通過し木漏れ陽となって優しく降り注ぎ
都会の重苦しい蒸し暑さとは違った爽快な空間がここにはあります。

次第にコンクリート舗装もなくなって
まさに山中を貫く地道の林道をしばらく歩いて登って行く。

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

途中意味深な石灯籠の前を過ぎたその先に
古い傾いた木造建造物が見えてきた。

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

恐ろしく朽ち果てた木造三階建てのその奥に
温泉旅館『古湯金泉湯』の建物群が
山の斜面に添って静かに佇んでいる。

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

赤茶く濁った小川に架けられた赤い橋。
その橋の向こうにはかなり風化した旅館の姿があった。
旅客の来ない旅館の玄関先には『古湯金泉湯』と寂しく
そして誇らしげに掲げられている。

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

玄関先は廃墟に近い姿ではあるが、
一番奥にある建物はまだまだ新しく
誰かが住んでいるのか管理しているのか?とってもきれいです。

もしかして温泉だけでも営業していないか?
と思って訪れたがやっぱり廃業しているようである。
谷筋の一番奥にも比較的新しい住居があるが無人のようであった。

増富ラジウム温泉 古湯金泉湯【温泉奉行所】

源泉は拝めないものかと辺りを探索。
赤い橋の下を流れる赤茶く濁る水が源泉かとも思ったが、
放射線測定器の反応はまったくありませんでした。

温泉旅館も時代の流れによって淘汰され、
利便性や表面的な容姿によって判断されるこの世の中。
こんな山奥の温泉地でも厳しい現実があることを思い知った温泉サムライです。

この温泉旅館の復活を願ってこの地をあとにした。

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温泉の場所 増富ラジウム温泉古湯金泉湯の地図【温泉奉行所】
増富ラジウム温泉古湯金泉湯の地図【温泉奉行所】


(下記は営業していた当時のデータです)

コメント 人里離れた山奥にある温泉旅館はやっぱり廃業していました。当時を偲んで訪れてみましたが、今はなき名湯を調査し記録に残すのも温泉サムライの使命です。
温泉の泉質

源泉名:古湯金泉湯
泉質:合棚酸炭酸食塩泉(緩和性低張微温泉) /源泉実測温度30.8度/pH6.0/湧出量毎分380リットル 

適応性 慢性関節リウマチ、慢性関節リウマチ、特に腰の痛み、神経痛、特に座骨神経痛、神経炎 創傷、創傷、尿酸素質、慢性皮膚病、貧血、特に萎黄病、神経マヒ、腺病質又は虚弱児童、慢性婦人科痰患、心臓弁膜症、心筋炎、神経症、心臓神経症、不妊症、更年期障害、肝臓病
営業時間
日帰り入浴時間10:00〜16:00
料金
日帰り入浴大人600円
割引情報
入浴施設
内湯混浴が1、女性専用内湯が1
備品等

連絡先

山梨県北巨摩郡須玉町小尾6722
電話0551-45-0211(当時のデータです)
アクセス 車:中央自動車道 須玉I.Cから20Km 約40分
電車:JR中央本線韮崎駅から増富温泉行きバスで1時間、終点下車徒歩10分
駐車場
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345
公式HP
温泉情報
探索日付 2017年8月10日(木)晴れ
2013年8月8日(木)晴れ



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