温泉奉行所>鳥取県の温泉>三朝温泉 菩薩の湯 |
2014年4月02日再訪 やってまいりました、 世界屈指の濃厚ラジウム温泉が湧き出す三朝温泉に 黄色いウクライナの放射線測定器を片手に早速調査開始! 周辺は快適なバイパス道路ができてアクセスが向上していたり、 温泉街のいかがわしい雰囲気が明るく変わっていたりと以前の面影が薄れゆく中、 湧き出す三朝の湯はそのままなのでしょうか? ![]() 三朝温泉の中心部だと思われる三朝大橋の袂には 河原にある混浴露天風呂があまりにも有名な存在なのですが、 その目と鼻の距離にあるのがコチラ『たまわりの湯』 ![]() 以前は『菩薩の湯』と名付けられた浴舎はどう見ても公衆便所で 入湯者はほぼ地元民だけの共同浴場でしたが、 2008年にリニューアルオープンし、 2010年3月には浴槽も新たにリニューアルした共同浴場なのです。 ![]() 施設前面にあった大久保左馬之祐と犬の銅像は株湯前に移動され 広くて明るくなった前面広場はオープンカフェに生まれ変わり 湯上り後もゆっくりくつろげそうです。 ![]() 建物は瓦葺の和風チックな外観に仕上げられ、 おみやげ店やカフェなども併設され温泉以外も楽しめる。 菩薩から賜った湯だから『たまわりの湯』と命名されたというお湯を 今から私も賜ることにします。 大きな暖簾に「ゆ」の文字 その「ゆ」の字を割って引き戸を開けて入場です。 受付で入湯料金を支払い奥の脱衣場へと向います。 ![]() 内部は小さな旅館の様な温かみを感じる木の内装で 脱衣場もきれいにリフォームされ脱衣箱と有料ロッカーが据え置かれ 共同浴場特有の薄汚さは感じないので女性の方も安心して利用できそうだ。 ![]() 透明ガラスの嵌め込まれた引き戸を開けるとそこは内湯空間が広がっている。 幾分以前の雰囲気が残る内湯には檜の四角い湯船がひとつ中央に鎮座し、 わずかに色付く三朝の湯に満たされていた。 湯の温度は43度ぐらいだろうか、 少し熱めの湯ではあるが以前の様な激熱の湯船ではないので安心した。 湯船の底からはおそらく源泉66度の湯が容赦なく供給されるのは 以前の湯船と変わらない。 火傷に注意ですね。 ![]() さて気になる放射線量は? 浴室内で線量計をかざしてみると 0.14マイクロシーベルトの値を表示した。 これは我温泉奉行所放射線量の約2倍の値で 今回の三朝温泉訪湯中一番強い値であった。 この値が強いか弱いかはみなさま温泉奉行様のご判断に任せるとして 短時間ながら『たまわりの湯』を堪能させていただいた。 ![]() 評価について、 今回の再訪にて評価5から4へと引き下げた。 その理由として、思っていたほどの放射線量が測定できなかったためとします。 しかし、源泉かけ流しの三朝の湯は心も身体もさっぱりと仕上げてくれる良質温泉である。 |
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2006年4月29日訪湯時のレポート | |||||
世界一のラジウム量で有名な三朝温泉にある外湯のひとつ『菩薩の湯』は温泉街の中心地、三朝大橋のたもとにあります。
温泉施設外見は公衆便所そのものですが、中は昔ながらの銭湯なのです。 駐車場はなさそうなので近くにある格安駐車場に停めて温泉街をそぞろ歩きます。 |
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『菩薩の湯』前にある黒みかげの石碑には、 「三朝温泉の発見」、 むかしむかし、大久保左馬之祐(おおくぼさまのすけ)ちゅう源義朝の家来が主家再興の祈願をするため三徳山にお詣りになった。 その途中、ごっついくすの木の根株に年ぃとった白い狼がおるのを見つけ、すぐに弓で狼を討つってしなったが「まてよ殺生はならんぞ」と思いなおし、見逃してやんなっただっていな。 そしたらその夜うさ、妙見菩薩が夢枕に立ちなって、使わしめである白狼を助けてごいた礼だと言って「かの根株の下からは湯が湧き出ている」と教えてごしなった。 それからずうっと三朝の湯は、こんこんと湧いて八百何十年にもなっとるちゅう事だっていな。 なんて、軽く読み流して温泉へ |
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浴室には中央に丸い浴槽が1つ設置され、露天風呂もなくとてもシンプルな造りでロケーションも全くありませんが、お湯は湯船から並々と溢れ出し、完全なかけ流しです。温泉好きにはこれだけで十分幸せを感じます。 お湯の温度はかなり熱めの45度前後、緑のホースで水を埋めながらの入浴ですが、地元の方は水を入れずにそのまま入るそうです。水を入れると怒る方がいるので、その時は一言断った方が良さそうです。 丸い浴槽窓際の底から66度の源泉が注入されているのでやけどには十分注意してください。 湯はほとんど無色透明無味無臭ですが、放射能泉特有のホルミシス効果なのか湯気がとっても心地よく思えた。この感覚は他の温泉では味わえないほどのものだ。 脱衣所にはロッカーやドライヤーはなく、洗い場もとてもシンプルでアメニティーも全くありませんが、湯浴みだけでとても満足できました。 |
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コメント | 源泉かけ流しの三朝の湯は心も身体もさっぱりと仕上げてくれる良質温泉である。 |
泉質/泉温 | 放射能泉 66度 |
適応性 |
関節リウマチ・神経痛・痛風・高血圧症・糖尿病・気管支喘息・消化管疾患・動脈硬化症・肝臓疾患・胆道疾患・肩こり・腰痛・冷え性・疲労回復・婦人病・アトピー性皮膚炎・美肌効果等
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営業時間 |
無休 10:30〜22:00(最終入館受付21:30まで) |
料金 |
大人(中学生以上)500円、小人300円 |
入浴施設 |
男女別内湯×1 露天風呂なし、サウナなし |
備品等 | 脱衣籠、有料コインロッカー |
アクセス | 公共機関:倉吉駅下車バス三朝温泉行20分 自家用車:米子自動車道湯原ICから約38Km約50分 |
駐車場 | 120メートル離れた場所にあります。無料 |
連絡先 |
〒682−0123 鳥取県東伯郡三朝町三朝 電話0858-43-0017 |
お気に入り度 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
塩素消毒臭度 | 012345源泉かけ流し |
公式サイト | 三朝温泉観光協会 |
温泉情報 | |
入湯日付 | 2006年4月29日 2014年4月02日 |
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