伊賀市郊外にある農事組合法人伊賀の里モクモク手づくりファームは、ブタが放し飼いにされた園内に地ビール工房やパン工房、レストラン、宿泊施設などがある家族向け体験型の農業テーマパークのようなところだ。
売店にはここで製造されたハムやウインナ-がたくさん並んでいる。こだわりの素材を使い、ドイツで研修を受けた従業員が丁寧に作っているという。お値段も結構なものだった。
今日はその敷地内に併設されている『野天もくもくの湯』を訪れてみた。
入口には岩で組まれた立派な足湯があり、無料で誰でも自由にゆっくりすることができる。湯は無色透明で温泉が使用されているかは不明です。
和風作りの門をくぐり奥へ進む。
靴を下駄箱へ収めて鍵を受付で渡し、入湯料800円を支払う。今日は木曜日という事で半額の400円で入湯できるという。嬉しいことにバスタオルとフェイスタオルが無料で利用できる。
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入口
足湯施設
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浴場入口
清潔な脱衣場
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両側を庭で挟まれた渡り廊下を進むと、右側に男風呂、その反対側には女風呂があります。脱衣場はブラウン系で統一された落ち着いた雰囲気です。常時1名のスタッフが清掃や水質管理しているのでとてもきれいです。
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さて、浴室へ急ぎます。
浴舎は円筒形で、開放された窓際に四角い木枠の湯船が1つあります。
温泉使用かどうかは不明ですが、
無色透明の温度42度ぐらいで消毒のための塩素臭も少し気になる湯です。
窓の外には露天風呂があり、
湯の色は褐色〜うぐいす色で見るからに温泉の湯船だ。
内湯で体を温めてから露天風呂へ向かう。
露天風呂は浴舎と山際の境目に岩組みされた長細い湯船で、
湯口は中央部に1つと奥に1つあってナミナミと注がれています。
『この温泉は生源泉です。』と案内板がありますが、
どうやら源泉温度36度前後に加温循環された
『源泉風呂風(げんせんふろふう)』の湯だ。
わずかに消毒臭も感じるが、
うぐいす色のきれいな湯の色と、
周囲の自然環境に包まれているとなんとなく秘湯感を感じてしまう。
36度前後に保たれた湯船なので長湯ができてゆっくり湯浴みできる。
浴感は特別なものを感じませんが、
食塩泉でわずかに塩辛く長時間使っていると体の芯から温まる。
山の上にも露天風呂があるそうなので置かれたスリッパを履いて石段を登ると、
右側に屋根付きの岩をくり貫いた湯船がある。
その湯船の名称は『四季の湯』、5人も入れば窮屈ですが、
湯は月替りで変化があるという。
6月は「ミーロン茶」ということで
三重県産茶葉を使用したウーロン茶です。
循環湯ですがこれがなかなかの浴感で、
お茶の香りもよくゆっくり落ち着いて入浴ができた。
一番上にある湯船はとても小さかった。
さらに登ると、同じく岩をくり貫いた湯船が見えてくる。
その名称は「木の葉隠れの湯」、
大きさはさらに小さく2人用で温泉ドロを除去した温泉で
ろ過循環式の特徴のないものです。
ロケーションは周囲の植栽に阻まれていてあまり眺望は望めませんでした。
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私のお勧め入浴法は、源泉使用の湯舟と「色彩の湯」の往復入浴です。ぜひお試しあれ。
脱衣場には地ビール用地下水使用のウォータークーラーが設置されている。とても冷えていたので味はよくわかりませんが、入浴後の水分補給にどうぞ。
入浴後、ごろ寝スーペースやテレビなどが設置された休憩場がなくゆっくりできなかったのが少し残念です。
評価について、
円筒形の浴舎がセンス良く周囲の自然環境や露天風呂の配置は良いが、生源泉使用の湯舟が循環されていたのがとても残念だ。源泉かけ流しの湯舟があれば4つ星以上の評価ですが、上記の理由で3つ星評価とします。
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温泉の場所 |
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