函館市中心部から車で約1時間ほどの距離にある『大舟温泉下乃湯』は、噴火湾に面した山沿いにある秘境温泉だ。
R278号線を山手に入ること約5分、左に採石場が見えたところを右のダート道を下り進入する。すぐに鄙びた山小屋風浴舎が見えてきます。
R278号線及び林道入口には案内板などはなく、初めて訪れる方は道に迷うことでしょう。私も迷いましたから…。
温泉を示す看板など一切無く、一見すると普通の民家のようですが、左側の木製の建物が浴舎です。
浴舎ヘ向かう大舟川にかかる橋は以前木製の橋でしたが、最近鋼製の橋に架け替えられたようだ。
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駐車場から川向こうの浴舎を望む |


画像では分からないが
森林の中から湯気が立ち上る。
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駐車場には先客かと思いきや廃車が放置されておりました。
鋼製の橋の上から大舟川上流を眺めてみると、右岸の排水溝からは温泉が垂れ流し状態です。
約100メートル先の森林の中からは湯気が立ち上っています。その辺りに源泉があるのでしょうか?
温泉のオーナーに聞くと、今年の大舟川の水位はかなり少ないと言うことでした。 |
浴舎裏には源泉から引かれた湯道の最後にホーロー製バスタブ。そこに熱いお湯が貯められていました。源泉温度が高い為ここで冷ましているのでしょうか?
バスタブには湯の華がびっしりとついています。
モクモクと立ち上る湯気からはしっかりとした硫黄の香りが…。期待が高まります。 |

湧湯地から引き湯され
バスタブに溜められた源泉

大量の湯の華と源泉が溢れ出す。
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レトロな感じだが清潔な脱衣場

書かれた漢字や表現は戦前だ。

対照的なワープロで印字された掲示物
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お年寄夫婦へ入湯料大人200円を支払い浴舎へ。脱衣場はきれいに清掃され雰囲気もよく、浴室からは硫黄の香りが広がっている。
脱衣場の張り紙やソファーなど何だか時代を感じるものがあり、鄙びた感じも最高の域である。 |

脱衣場から滑らないように段差を下りると、
温泉の成分で変色したコンクリート張りの床と
木製の壁で囲われた1つの湯舟が正面にある。
窓から差し込む日差しでお湯はマリンブルーに輝き入湯者を迎えてくれる。
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微白色に濁ったお湯は少し熱めで44度以上あるように感じる。ゆっくりと湯に浸かると、湯の底や壁面には硫黄系の湯の華がビッシリと付着し、体を移動させるたびにその湯の華が舞い上がる。
注がれる源泉は激熱で60度近くあるかもしれない。あまり近寄らないほうがいいだろう。
となりの女湯とは木製の壁があるが、湯舟は共有していてつながっている。 |

熱い源泉が掛け流しだ。

湯量調節して
湯舟の温度を管理しているようだ。
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湯舟から脱衣場の方を望む
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湯舟に浸かっていると、源泉注ぎ口からは若干の油臭と湯舟からの硫黄の香りが混ざり合い、気分はとても心地よい。硫黄系泉質らしくキリっとした肌触り中にもやわらかいものを感じる不思議な浴感だ。
時間がゆっくりとすぎていく癒しの空間がこんな山間にひっそりと佇んでいました
温泉成分表の掲載が無いので泉質など詳しいことは分かりませんでしたが、湯は最高レベルの泉質であることは間違いなさそうです。
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評価について、
案内表示板など一切無くアクセスは苦労するが、源泉大量掛け流しの温泉で鄙びた感じとすばらしい泉質に感動する。文句なしの5つ星評価とします。
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オーナー宅床下に住む猫の親子

近付くとすぐに隠れる。
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温泉の場所 |
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