関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】
(せきおんせん なかむらやりょかん)



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2021年夏『新潟県妙高山中にある秘湯を求めて』をテーマに
3泊目に向かった温泉地は、新潟県『燕温泉』
コロナデルタ株が猛威を振るうがワクチン二回接種も終えたので作戦決行だ。

2泊目の宿『中房温泉』を存分に堪能したのち、
上信越自動車道を経由して一路『燕温泉』目指して北上します。
googlemapでは2時間15分を要する経路ですが、山並みの景色はとても美しい。

燕温泉 黄金の湯【温泉奉行所】

妙高高原ICで下車し、赤倉温泉、関温泉を経由して
目的の温泉地『燕温泉』へ到着です。
車は温泉街手前にある無料の駐車場へ停めさせていただいて、

燕温泉 黄金の湯【温泉奉行所】

燕温泉は標高1100メートルにある小さな温泉街で、
五軒の温泉宿やおみやげ屋さんから形成され、
日本百名山の『妙高山』登山口として賑わいを見せていた。

無事に妙高山中にある温泉を探索し下山します。
今から目指す『関温泉』は燕温泉から車で少し下がった
標高900メートルの場所にある。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

弘法大師が発見したとされる開湯伝説が残された歴史ある温泉は、
戦国時代には上杉謙信の隠し湯でもあったと言い伝えが残る。
現在では11軒の温泉旅館が軒を連ねる中規模温泉街であります。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

三日目の投宿にと候補にあった『中村屋旅館』は
問い合わせ時、『この日は宿泊不可』ということで宿泊はあきらめ、
日帰り入浴で訪れてみました。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

「源泉100%かけ流し宣言」を行った関温泉は
どこの宿でもかけ流し温泉が愉しめる温泉天国である。
玄関で日帰り入浴を申し込み料金を支払ってお風呂の説明を受けます。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

旅館には男女共用の野天風呂『薬師の湯』と男女別の内湯があるそうだ。
露天風呂は不特定多数の男女が入浴できる混浴と違って
夫婦やグループで楽しめる貸切タイプのお風呂なのです。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

廊下の途中にある出入り口から中庭に一度出ます。
夏の日差しが濃霧によって遮られ涼しい中、
緑の茂みを横手に見ながら道なりに進むと露天エリアがあるらしい。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

ブナ林を背景に簾に囲われた露天風呂の全景が現れた。
チョッとした野湯のごとく佇んでいる露天エリアは
虫や小動物も出現しそうでミステリアスな雰囲気だ。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

大きな傘の下にかごのみ設置された簡素な脱衣場で
脱衣を済ませ入湯準備を整える。
夏草がこの露天風呂を飲み込んでしまいそう。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

四角い湯船に無色透明の湯がかけ流され、私を迎えてくれます。
湯の流れる音と風がなびく音だけが響く空間は、
日頃の喧騒を完全に忘却できそう。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

湯船に浸かれば、湯底に沈殿している赤い細かな湯華が舞い上がり、
無色透明なお湯は次第に血の池地獄のように赤く染まります。
豪快にかき混ぜればご覧のような湯色に変化します。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

実測温度は41.7度と適温で、
湯から漂う湯気からはヒノキの強い香りのような油の匂いのような??
モール泉のような豊かな香りに包まれる。

芳醇な香が癖になりそうなこの温泉、
鉄分豊富なのか肌触りにキシキシ感が若干感じられ、
見た目とは違ってクドくなくサッパリした浴感だ。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

パイプから常時供給されている源泉をテイスティングしてみれば
モールに似た風味に鉄味と炭酸味、わずかな塩味を加味した味がした。
温泉フリーク兄弟サイトに賞賛されているのがよくわかる。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

いつまでも入湯できてしまう露天風呂をそこそこにして、
旅館内にある内湯へと場所を移します。
想像以上に広く入り組んだ旅館内部は実に静かな田舎のお宿。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

大変シンプルな内湯脱衣場は、
鍵のかかるロッカーなどはないので貴重品の持ち込みは不可ですね。
古い施設ですが綺麗に維持管理がされています。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

秘湯感ある内湯空間は床や壁の一部が茶色く変色し、
湯の注がれる音だけが空間に響き渡っています。
四角い湯船がひとつのみだが味わい深い。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

露天風呂と同じく無色透明な湯が湯船に湛えられ、
湯船や床には温泉成分であろうカルシウム分がビッシリと析出している。
それでは失礼して、ゆっくり湯船に浸かります。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

循環ろ過加温なしと判断した湯船は実測温度43.4度のお湯で
鉄の香りと油のような特異な香りは露天風呂と同じである。
湯船の底には赤茶の細かな湯の華の沈殿も確認できます。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

湯船には塩ビパイプから常時湯がかけ流されて、
温度調節は絶妙に注がれる湯の量で調整されているのだ。
源泉の実測温度は47.1度と成分表に表示されている48.6度に近い。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

濃霧の晴れない窓からの景色を見ながら終始の独泉。
湯船の湯がザザーッと溢れ出し、気分も壮快。
夏場は静かな温泉街でのんびりできるが、冬場はどうなんですかね。

関温泉 中村屋旅館【温泉奉行所】

近くには大きなスキー場があるから
ウインタースポーツを楽しむ方で温泉街も賑わうのでしょうね。
窓から望む景色を頭に焼き付けて中村屋旅館をあとにしました。

なお、宿泊すると四季折々で採れる山菜やきのこ、
地産地消の食材を使った味わい深いお食事が楽しめるといいます。
一度はゆっくり宿泊で楽しみたいお宿ですね。

次は本日宿泊予約した『燕温泉 燕ハイランドロッジ』を目指します。

関温泉や燕温泉周辺で宿をお探しの方、
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燕温泉
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一度お試しあれm(_ _)m



温泉の場所 関温泉 中村屋旅館の地図【温泉奉行所】
関温泉 中村屋旅館の地図【温泉奉行所】

コメント 標高900メートルにある関温泉で、完全かけ流しで楽しめる露天風呂は関温泉では珍しい存在だ。
温泉の泉質

源泉名:関温泉/泉質:ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(低張性‐中性‐高温泉)/源泉温度48.6度/pH6.4/湧出量510リットル毎分(掘削自噴)/成分総計2389.4mg毎kg

適応性 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進泉質適応症慢性婦人病、虚弱児童、やけど、切り傷、慢性皮膚病など
営業時間
チェックイン15:00 (最終チェックイン:22:00)
チェックアウト10:00
野天風呂「薬師の湯」営業は、4月下旬から11月下旬まで。
日帰り入浴可能ですが、要問合せ。
料金
一泊二食付き12000円から(楽天トラベルで空室や料金を確認
日帰り入浴大人500円
割引情報 【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!
入浴施設
男女共用露天風呂(1)男女別内湯(各1)
備品等 洗面器

連絡先

〒949-2235
新潟県妙高市関温泉
電話番号0255-82-2308
ファックス0255-82-2341
アクセス 電車:JR関山駅から頸南バス燕温泉行きで30分
車:上信越自動車道「妙高高原IC」又は「中郷IC」より車で20分
携帯電話
インターネット環境
携帯圏内、Wifiなし
駐車場 無料駐車場あり
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345(かけ流し)
公式HP 中村屋旅館公式HP
温泉情報
入湯日付 2021年8月27日(金)曇り


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