鹿の湯温泉がある木曽郡は長野県の南部に位置し、木曽川に沿うように走る国道19号線は旧中仙道で、その昔、宿場町があったことが伺える町並みが続いている。
その国道19号線を諏訪方面へ北上するとJR大桑駅が右手に見えてくる。鹿の湯温泉は駅を通り過ぎ1つ目の丁字路を左折する。小さな案内板があるので見落とさないようにしたい。
木曽川を渡り数ヶ所ある案内板を確認しながら山道を走ること約10分、民宿調の温泉旅館「かもしか山荘」が右手に見えてくる。
旅館の前では宿の方が植木に水をまいていたので話を伺うと、今日の気温は30度程あってとても暑いそうですが、京都から訪れた私はとても涼しく感じます。
この宿は標高830メートルの位置にあり、空気は清く澄んでいて周辺環境も抜群だ。
入口には小型の水車と蹲(つくばい)が設置され、共にとても冷たい谷川の水が大量に注がれている。飲んでも大丈夫ということで、口に含んでみるとやわらかい口当たりでよく冷えている。
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木々に囲まれた外観
看板下の蹲には冷たい山水が注がれる。
湯の由来
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旅館入口
レトロな調度品が並ぶ
受付前
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玄関には熊とカモシカの剥製がお出迎えです。1名のみの日帰り入浴ですが、事前に予約を入れていたので、宿の方も快く受け入れてくれた。
宿の雰囲気はひと昔前の調度品が揃えられレトロな空間を演出している。そのためか時間の経過が遅く感じられた。
浴室は廊下の突き当たりにあるということでそちらへ急ぎます。脱衣場にはかんたんな脱衣棚が設置され、ドライヤーなどの備品が必要最小限に揃えられていた。
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浴室には檜製湯船が1つ設置されている。湯船には板で蓋がされているので1枚ずつ開けていく。3名ほど浸かれる深めの湯船には、無色透明の湯が張られている。
湯船にゆっくり体を沈めると、9.5度の冷泉を42度前後に加温されたお湯は、体感できる特徴はなかったが、消毒臭はなくサッパリした浴感だ。湯の味見をしたが、残念ながら無味無臭の湯だった。
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小さな脱衣場
浴室も民宿並
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湯船からの眺望は残念ながら望めない
湯船の底からは茶色く細かい湯の華と思われる物体が舞い上がっていた。
窓からの景色は、植林された檜の森林が続いていたが、眺望は望めませんでした。
内湯のほかに旅館の反対側には露天風呂があるという事前情報を得ていたが、
旅館の方の案内がなかったので今日は沸かしていなかったのでしょう。残念です。
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評価について、
山奥の静かな一軒宿で雰囲気は最高だが、お湯の特徴に乏しく少し残念だったが、一人でゆっくりと入湯し、のんびりできたのは良かった。
一泊でゆっくり休養する宿としては最高レベルかもしれない。露天風呂が利用できなかったのは残念だったので3つ星評価とします。
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温泉の場所 |
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