(しかりべつおんせん てむじんのゆ)
温泉奉行所>北海道の温泉>然別峡温泉 テムジンの湯 |
七つの泉質を持つ『かんの温泉』は館主体調不良とこのところの不況からか 債務不履行によってその営業を休業して久しく、 念願の宿泊や入湯もできず仕舞いでとても残念である。 かんの温泉の施設前まで行って往時の雰囲気を楽しんだ後は 近くにあるという然別峡温泉野湯群目指してダートの林道を車で進みます。 渓谷のあちこちには野湯群があるというので楽しみです。 事前に下調べもせずに向ったものだから一向にその気配が見えてこない。 まったく見つけることができず半ば諦めていたが、 運良く1台のオートバイが停車していたのでライダーの青年に声をかけてみた。 沖縄から来られたという青年に温泉のことを聞いてみると、 今さっき下にある谷川の袂で野湯を楽しんだということで 場所を聞き早速向うことにします。 人ひとり歩ける山道を山の景色を愛でつつゆっくり進みます。 歩くこと数分、谷底に流れるユウヤンベツ川が見えてきます。 その近くにはユトルクシュナイ川が合流していて川のせせらぎがとても風流です。 そんな谷川の小さな河原の片隅にありました。 手掘りして岩を並べただけのとても小さな野天風呂。 脱衣場なんてありません。 脱いだ服を平らな岩の上に置き、早速入浴です。 聞こえてくる音と言えば、川のせせらぐ音と鳥のさえずり、 次に聞こえてきたのがブンブン飛び回るアブの羽音。 それも大量に飛んでいます。 アブをかわすように湯に浸かるもこれまた熱いではないか。 近くにあった太くて白い水の出ているホースを湯舟に引き入れて やっと快適に湯浴みできます。 わずかなツルツル感と黒っぽい湯の華が印象的なのですが、 大量のアブ達が容赦なく襲撃してくる原野の野湯は ひよわな入湯者をたっぷり悩ませてくれます。 湯舟の中でゴソゴソ探っていると湯の底から泥や黒い湯の華? などの堆積物がモワモワっと舞い上がります。 湯舟の場所によっては熱い場所やぬるい場所などあるので自分の好みの位置を探します。 山側にある岩盤の割れ目から源泉が湧き出していたので近付くと 少ないながら結構な熱さの湯が湧出しています。 実測温度は48.7度、無色透明のその泉質は含重曹硼酸食塩泉ということで 湯からはそんな泉質を物語る特異な香りを漂わせ秘湯ムードを盛り上げてくれた。 ちなみに、「テムジンの湯」の名づけ親はあの有名な温泉教授松田忠徳さん。 モンゴルにも似たような温泉があることから、テムジンの湯と命名したそうです。 テムジンというのはモンゴルの英雄チンギス・ハン(ジンギスカン)の本名です 松田忠徳著「北海道ホンモノの温泉」から テムジンの名に恥じることなくきれいにそして大切に後世へ伝えてゆきたい温泉ですね。 然別峡温泉で宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりもじゃらんや楽天を介してする方が お安く泊まれることが多いですよ。↓ 一度お試しあれm(_ _)m |
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温泉の場所 | ||||||
コメント | 北海道の自然を満喫できる秘湯温泉。 |
温泉の泉質 |
含重曹硼酸食塩泉/源泉実測温度 48.7℃ |
適応性 | 神経痛・筋肉痛・関節痛 |
営業時間 |
24時間いつでも |
料金 |
無料 |
入浴施設 |
混浴露天風呂1 |
備品等 | 水の出る白いホース、川のせせらぎ、アブの大群(夏場限定) |
連絡先 |
北海道河東郡鹿追町北瓜幕 鹿追町観光協会TEL 0156-66-4034 |
お気に入り度 | |
塩素消毒臭度 | 012345 |
公式HP | |
温泉情報 | |
駐車場 | 道端に3台くらい停めるスペースあり |
アクセス | かんの温泉前から左に谷へ降ります。突き当たりの丁字路、ダート道を右へ進み、橋を2つ渡ったすぐ右の山道を進むんだところにあり。 |
入湯日付 | 最終入湯日:2011.8.1(月) |
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