下諏訪温泉 旦過の湯【温泉奉行所】
(しもすわおんせん たんがのゆ)



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共同浴場「新湯」で軽く汗を流した私は、
下諏訪温泉の外湯で一番お湯が熱いという
「旦過の湯」を目指して歩き出した。

途中「衣紋坂」「湯坂」という急な登り坂があるが、
この坂道は江戸時代に傾斜地を開拓して造成した宿場町によく見られる
いわゆる「カギの手」の代わりのようなもので、
旅人が旅籠に休憩してもらえるようなそんな町造りの知恵らしい。

下諏訪温泉 旦過の湯【温泉奉行所】

急な坂道を上り下りすると、
宿場町にポツンと佇む「旦過の湯」が見えてきた。
その名の由来は鎌倉時代、
慈雲寺を訪ねる修行の僧のために建てられた旦過寮のお湯のことを指すという。

そんな御利益のありそうな浴舎外観は町の小さな銭湯といった趣だ。
中に入ればこれまた昔ながらの番台のある古風な造り。
入り口で入湯県を券売機で購入し、番台のおばちゃんに手渡す。

小さな脱衣場で有料ロッカーと脱衣箱が所狭しと置かれ、
飾り気など全くない。

服を脱いで浴室へはいると、先客たちがなにやら口喧嘩の真っ最中。
険悪な雰囲気の中での入湯となった。

下諏訪温泉 旦過の湯【温泉奉行所】
(ライオンの口からは熱い源泉がかけ流し)

大小二つの湯舟が寄り添うようにあって、手前が熱めの湯。
その奥はさらに熱めの湯なのだが、
何も知らない私は奥側から入湯を試みた。

足を入れた瞬間『熱いやんけ!』あまりの熱さにたじろいた。
温度計を取り出し湯の温度を測ってみると、
なんと48度以上ある。
となりの湯舟でも46度以上あってかなり手強い湯である。

ここはぬるい方から入湯し体を慣らしていくのです。
1分も浸かれば身体中から汗が噴き出し戦意喪失。
しかし、温泉成分に助けられ湯からの刺激は少なくのぼせるほどではない。

熱さに身体が馴染んできたので48度の湯に挑戦です。
足の甲やスネがビリビリと痛くなるが、
少し浸かっているとそれも少しマシになり、
熱い湯でもそれなりに楽しめる。

加水も少な目で濃厚な下諏訪温泉の湯がダイレクトに堪能できたと思った瞬間、
湯から飛び出したのは言うまでもないだろう。

下諏訪温泉 旦過の湯【温泉奉行所】

評価について、

湯は完全かけ流しの5つ星。
下諏訪温泉の外湯において甲乙を付けるなら、
星ひとつ外した4つ星評価が妥当だろう。

新湯を堪能した後は温泉銭湯『遊泉ハウス児湯』へ向かいます。

温泉の場所 下諏訪温泉旦過の湯の地図
下諏訪温泉旦過の湯の地図


コメント 旧中仙道沿いにある老舗的温泉銭湯はとても熱い湯が入湯者を待ち構えている。
温泉の泉質

泉質:ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物温泉(低張性 アルカリ性 高温泉)/源泉温度58.5℃/pH 8.6/成分総計1492mg/2つの源泉を引いている。(旦過第1源湯60L、旦過第2源湯380L)

適応性 神経痛・筋肉痛・関節痛・高血圧症など 
営業時間
5:30〜22:00
無休
料金
大人220円
子供110円
割引情報
入浴施設
内湯男女各1
備品等 ドライヤー(有料) カギ付きロッカー(有料)シャンプーなどなし

連絡先

〒393-0052
長野県諏訪郡下諏訪町3441
TEL:0266-28-0823
アクセス 電車:JR中央本線下諏訪駅より徒歩で約10分
車:長野自動車道岡谷インターチェンジより車で約15分
駐車場 あり、無料5台
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345
公式HP 下諏訪温泉ポータルサイトのHP
温泉情報
入湯日付 2010年7月24日(土)晴れ


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