塩入温泉【温泉奉行所】
(しおいりおんせん)



温泉奉行所香川県の温泉>塩入温泉

「今日だけは私の温泉付き別荘と呼ばせてください。」
そんな温泉地を今日はご紹介いたします。

塩入温泉【温泉奉行所】

『こんぴらさん』の愛称として親しまれている香川県金比羅宮は
海上交通の守り神として崇められ、
海で活躍する漁師や船員たちからの崇拝を集めています。

塩入温泉【温泉奉行所】

入り口から緩やかに続く石段参道は両脇に商店が軒を連ね、
伝統的なおみやげ品から新作うどんソフトなるものまであって
参拝者達の目や舌を楽しませてくれる。

塩入温泉【温泉奉行所】

この石段、最奥にある奥社までの段数はなんと1368段!
ここまで参拝するとなると、
いつもカラ元気的温泉サムライも骨が折れるというもの。

ということで参拝後、疲れた身体を癒すため温泉をめざします。
『温泉なら近くにたくさんありますやん。』

そうなんです。
参道下には「ことひら温泉郷」が展開しているが
どこもサラリとした無色透明の上品な湯ばかり。

今日はかなり疲れたから色付き濃厚温泉が楽しみたい。
温泉貧困地である香川県ではかなり難しい注文ではないですか?
それがあったんですよ、色付き温泉が!

塩入温泉【温泉奉行所】

こんぴらさんから車で15分ほど南へ走ると
辺りは人家もまばらな自然たっぷり結構な山の中。
大きなダムの下にある小さな温泉地は、
さぬきの秘湯と称する『塩入温泉』に到着です。

塩入温泉【温泉奉行所】

谷間に佇む塩入温泉は地下500メートルから湧出する
なんと療養泉指定の自家源泉だ。
公共の温泉施設ではあるが、
敷地公園内には5棟のログハウスが併設されコチラで宿泊も可能です。

塩入温泉【温泉奉行所】

旅館で宿泊するのも飽きてきた方、
私のように別荘気分を味わいたい方にはおススメ。
本日はこのログハウスを1棟まるごと貸し切って存分に楽しみます。

塩入温泉【温泉奉行所】

今まで数多く宿泊したログハウス中でもかなり豪華。
中に入ると天井まで吹き抜けのダイニングキッチン、
奥には畳敷きの和室が嬉しい空間です。

塩入温泉【温泉奉行所】

ロフト部屋となっている2階は2台のベッドがあって
子供たちも喜ぶ遊び空間となるだろう。
もちろん空調も完備、キッチンもオール電化となり火災予防で安心だ。

塩入温泉【温泉奉行所】

今日一日は私の別荘として存分に利用させていただくとして
気になるのがヤッパリ温泉だ。
温泉棟はこのログハウスの目の前にあるので早速入湯です。

塩入温泉【温泉奉行所】

徒歩1分、趣きある和の温泉棟は周辺の自然環境に配慮され
地元の方と思われる入湯者もたくさん訪れ愛されているようだ。
玄関口では地元の農産物も販売され田舎気分を満喫できます。

塩入温泉【温泉奉行所】

入湯料金は一般大人500円だが、
ログハウス宿泊者割引チケットを利用すれば400円で入湯できますが、
「なんで無料にしないの?」と心でつぶやきます。

塩入温泉【温泉奉行所】

一度料金を支払えば当日及び翌日12時までは何度でも入湯できるといいますが…、
営業時間は午前10時〜午後9時(8時30分入館停止)と制限され
翌日の朝風呂も朝10時からなので待っていられない。

塩入温泉【温泉奉行所】

受付で料金を支払って廊下を真っ直ぐ進んだ左にある浴室へと向います。

塩入温泉【温泉奉行所】

夕方という時間帯なのか結構な入湯者で賑わう脱衣場は
カギ付きロッカーなどある標準的なもの。

塩入温泉【温泉奉行所】

準備を整え浴室の引き戸を開けます。
内湯はカベの二方が大きなガラス窓となっており開放的。
そのガラス窓に沿うように大きな長方形湯船がひとつ、
茶色くにごる湯がたっぷりたたえられている。

湯は循環加温式なのですが、この地域において色付き温泉は珍しい。
身体を清めて湯船にゆるりと入湯すれば、おおっ!
これはかなりのツルスベ感、しっとり身体を包み込んでくれる。

実測温度は42.3度、チョッピリ熱めの湯はとても力強く
良好な鮮度をも感じさせてくれる。
湯を少し舐めてみれば、かなりの塩分濃度を感知する。

塩入温泉【温泉奉行所】

地元の常連入湯者も気さくでコチラ温泉の裏話も聞くことができました。
以前は無色透明だった温泉の湯は東北の大地震後まもなく突然色付きし始め、
現在の茶褐色になったといいます。(入浴者談)

湯船の中ですっかり長話してしまいかなりのぼせ気味。
残念ながら露天風呂はないものの、屋外にはウッドデッキが設けられ
新緑の森の爽やかな空気で森林浴も楽しめる。

もうすっかり陽は落ちて辺りは闇の中ではあるが、
外灯に照らし出された桜の花がとても美しく
いつまでも印象に残るそんな温泉であった。

塩入温泉【温泉奉行所】

サウナと小さな水風呂もあることを申し添えておきますね。
湯上り後、食事をしようと食堂へ行ってみればなんと4時で終了。
さすがは田舎の温泉施設である。

塩入温泉【温泉奉行所】

時間も遅くなるとさっきまでいたたくさんの入湯者もまばら。
畳敷きの大きな休憩室もガラガラである。

仕方がないのでそのまま車に乗って
周辺にある有名讃岐うどん店を巡るもそのほとんどは午後5時までの営業で
あえなくスーパーマルナカの出来合い弁当を買って帰ったのでありました。

さて明日は岡山県湯原温泉を目指します。

こんぴら温泉周辺で宿泊をお考えのあなたのあなた!
宿に直接予約するよりも
じゃらんnetを介して予約する方がお安く宿泊できますよ。
空室確認もWeb上で即確認できるすぐれもの。
一度お試しあれ




温泉の場所 塩入温泉の地図【温泉奉行所】
塩入温泉の地図【温泉奉行所】


コメント 香川県では珍しい色付き温泉は療養泉に指定された本格的な温泉。
温泉の泉質

源泉名:塩入温泉3号泉
ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(アルカリ性低張性冷鉱泉)/pH8.6/源泉温度19.5度/ラドン1.2マッヘ毎Kg

適応性 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・冷え性・痔疾・病後回復期・疲労回復
営業時間
午前10時〜午後9時(8時30分入館停止)
定休日:毎週水曜日・年末年始(12月31日〜1月1日)
料金
大人500円
小人(3〜12歳まで)400円
シルバー(町内70歳以上)400円
身障者400円
割引情報
入浴施設
男女別内湯各1で湯舟1
備品等 ドライヤー、ボディーソープ、リンス、シャンプー、ドライヤー、タオル、サウナ、食事処

連絡先

〒766-0001 
香川県仲多度郡琴平町555
TEL0877-75-5195
アクセス 車:瀬戸中央自動車道 善通寺ICより約35分
電車:JR琴平駅よりタクシー約20分
駐車場 40台あり(無料)
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345 循環ろ過加温湯
公式HP 塩入温泉のHP
温泉情報
入湯日付 2014年3月31日〜4月1日曇り


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