(しらほねおんせん こうきょうやてんぶろ)
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2004年7月温泉ブームの最中、驚くべきニュースがスクープされた。 それは白骨温泉の10の温泉施設で 入浴剤ムトウハップや草津温泉ハップが混入されていたという。 源泉が変わったためお湯の色が乳白色でなくなったため 色付けに混入したというものだ。 今回はその事件が発覚した市営白骨温泉露天風呂を訪れた。 乗鞍高原から今年無料になったスーパ林道を上高地方面に抜けると 20分弱で白骨温泉郷に到着するが、 山間の道は大変険しく谷筋からは冷たい山の水がいたるところで流れ出ているので 大雨のときは土砂災害に注意する必要がありそうです。  そんな山深く険しい谷間にある温泉街ですが、 平日にもかかわらずかなりの宿泊客や入湯客で賑わっている。 市営白骨温泉野天風呂は温泉街中心地にあるので 迷うことなく到着することが出来た。  谷側にある和風門構えの入口には券売機が設置され､そこで入湯料金を支払う。 そこからは谷底まで急な階段を降りて行かなくてはいけないが、 手すりを持って比較的楽に降りられる。  下に見えている浴舎や谷川を望みつつ続く段に足を踏みおろす。 次第に硫黄の香りが感じられ、期待が膨らみます。   受付で入湯券を渡し脱衣場へと進む、 さらに強い硫黄の香りが感じられる。 脱衣場には鍵つきロッカーなど最低限の備品があるので手荷物も安心だ。  脱衣場から外に出ると10人ほど浸かれる円形の岩風呂が設置されていて、 岩の湯口からは低温の源泉が掛け流されている。 わずかに白く濁った湯にゆっくりと浸かると、 湯は41℃から42℃ぐらいの適温で､硫黄の香りとタマゴ臭が感じられた。 乗鞍高原温泉のような火薬臭はないが、 カルシウム分が多いので粉っぽい臭いも感じ取れる。  お湯の色  湯船中央部の底からは熱い湯が湧きあがってくるが、 これはボイラーにより追い炊きされた湯が供給されているものと思われます。 湯には白い細かな硫黄系湯の華が舞っていて､ 温泉が溢れ出す湯道には小さな棚田のようなものが形成されていた。 これは源泉に含まれるカルシウム分が大量に含まれている証拠だ。  飲泉はできないが少し源泉を口に含むと、 タマゴ臭とレモン味、粉っぽさが口の中で広がってゆく。 決してたくさん飲める味ではなかった。  湯船に浸かって渓流の流れや山肌を見ていると､ 温泉に含まれるカルシウム分で形成されたであろう鍾乳石のような造形が 川向こうの山肌や崖っぷちなどあちこちで確認できた。  入湯客で事件のことを口にする方はほとんどいませんでしたが、 話が出たとしても昔話程度で ほとんど忘れられているといっても過言ではなさそうだ。 当時は、白湯硫黄泉とブランディングされた白骨温泉だが、 白濁しなくなったその湯に温泉地の方が苦肉の策で入浴剤を入れてしまった事実。 入湯者からのクレームなどに対応してそうしてしまったのは 入湯者側にも若干責任があるのかもしれない。  心地よい湯の温度でしつこくない硫黄泉にゆっくり浸かっていると、 額からは汗が吹き出てくる。 湯から上がると谷筋に流れるひんやりとした心地よい風にあたっていると 火照った体も次第に冷めてくる。 さぁ､もう一度入湯することにしよう…。  評価について､ しつこくない硫黄泉だがしっかりとした浴感で印象に残る湯だが､ 加温しているところに満点は付け難い。 その他は５つ星評価で問題ないが、加温にマイナス１つ星とした。 白骨温泉周辺で宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりもじゃらんや楽天を介してする方がお安く泊まれることが多いですよ。↓ 一度お試しあれm(_ _)m |
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| 温泉の場所 |  |
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| コメント | 細かな湯の花の舞う上品な硫黄泉だが、湯は加温されている。 |
| 温泉の泉質 |
含硫黄ｰカルシウム･マグネシウムｰ炭酸水素塩温泉(硫化水素型)（低張性中性高温泉）/源泉温度 ３５℃/湧出量毎分４０リットル/pH６.６位？/ラドン11.3マッヘ毎Kg |
| 適応性 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病など |
| 営業時間 |
4月下旬から11月下旬（期間中無休） 1０:０0〜１６:00（冬季は休業） |
| 料金 |
大人５００円 子供３００円 |
| 入浴施設 |
男女別露天風呂１ |
| 備品等 | シャワー |
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連絡先 |
長野県南安曇郡安曇村白骨温泉 TEL 0263−93−3251(白骨温泉観光案内所) |
| お気に入り度 | |
| 塩素消毒臭度 | 012345 |
| 公式HP | 白骨温泉公式のHP |
| 温泉情報 | |
| 入湯日付 | 2008年８月４日 |
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