和歌山県 湯崎温泉
日本三古湯(白浜、有馬、道後)のひとつ、
和歌山県白浜にある湯崎温泉は
1300年以上もの歴史を持つ由緒ある温泉だ。
万葉集や日本書紀には、斉明、天智、持統、文武の諸帝が
湯に浸かったとされている。
当時は海岸から自然に湧出する湯を利用して、
渚に掘った湯舟に湯を導き外湯として利用していたそうです。
現在でも残る『崎の湯』がその名残なのかもしれない。
(カラー版)
(モノクロ版)
↑この葉書の裏面には大正時代発行の一銭五厘の震災切手が貼られ、
消印は大正13年7月28日と判読できる
読んでみると…。
『北本君……云々。
このハガキの表ばかり寝ころんで見つめています。
今は混浴が出来ない、もっと早く来たらと残念に思ふ
残念に思ふ位ではなさそうです。
加成悲哀を感じるているらしい
白状する其の通り森君其の悲哀をなんとかならんかね
幸いね!人間共通の悩みと…先ず諦める方が良いね…
俺も白状する
といふ俺も諦められないのだ』
大正時代後期には混浴ができなくなった事をこの絵葉書から読み取れる。
と同時に思ったことがある。
いつの時代も男心は同じなんですね。
日本人らしい丸顔のお嬢さんたち。
今では芸者さんしか見かけない日本髪のお嬢さんは笑顔が素敵。
崎の湯の湯面に映る乳房かな。
女性の胸が湯面に映るシルエットが風情があって美しい。
とっても上品なヌード写真といえるだろう。
版違いのその1
版違いのその2
版違いのその3
カベの落書きがすご過ぎる。
この角度のショットはこの絵葉書1枚のみで新鮮な味わいだ。
これら絵葉書は戦前(大正〜昭和前期)頃と思われるが、
現在のような大型旅館が立ち並んだ風景とは違い、
情緒風情ある温泉街を彷彿とさせてくれる。
現在の湯崎温泉はコチラ
崎の湯
泉質:ナトリウム-塩化物泉(中性高張性高温泉)
泉温:86℃
pH:7.4
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男性の入浴シーンを写した絵葉書も存在する。
男性陣はあまり見たくはないが、
絵葉書の存在数は稀少だと思われる。
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