ここは京都のど真ん中。
少し歩くと京都随一の繁華街である四条河原町、
遠くに比叡山や愛宕山まで見渡せるロケーション。
こんな素敵な立地にあったんです。



えっ、こんな京都のど真ん中に温泉なんてあったかな？
本日は古都京都に浮かぶ天空温泉という呼称がピッタリの
『スパ・トリニテ』温泉をご紹介します。

世界で一番訪れたい観光地トップに君臨する京都は
世界文化遺産にも認定されその地位を不動のモノにしているが、
温泉地としては冷泉しか出ない不毛の地。

だがしかし、ここの温泉は違います！
地下1000メートルから汲み上げた湯は３５度のホンモノ温泉で
塩分を基調とする泉質は様々なミネラルを多く含む良泉らしい。



烏丸通りに面した地上13階建てホテルは
スコットランドのエジンバラをテーマにデザインされた高級ホテルです。
温泉はホテル最上階に設置されたまさに天空に浮かぶ温泉。



本来は会員制スパエリアなのですが、
入場の際、身分証の提示で日帰り入浴が可能となります。
受付は最上階のフロアということでエレベーターに乗って向かいます。



日帰り入湯料金は2900円と少し高めだが、
エリア内はとっても静かでシックな異次元空間、
ワンドリンクとタオル、館内着付きなのでゆっくり楽しめる。



受付で番号指定のロッカーキーを受け取り脱衣場へと向かいます。
モノトーンを基調とした脱衣場は大人の空間といった趣。
縦長のロッカーがとっても使いやすいです。



洗面台のあるエリアは少し離れた場所にあって
すべてのアメニティーは取り揃えてあるようだ。
さて、浴室扉を開けましょう。



ワイドに広がる浴室は窓際沿いに湯船が並んでどこに浸かるか迷います。
右奥から水風呂、源泉浴、濾過された温泉（主浴槽）、ジャグジー（白湯）
もちろんサウナも完備しています。



中でもひときわ目を引く茶緑色に濁った湯船。
鉄分による濁りは濃厚で足下はまったく見えないが、
浸かってみると見た目に反してサッパリ浴感。



塩分を多く含む泉質は短時間の入浴でも発汗を促してくれる。
源泉温度が低いため循環加温式は否めないが、
時折湯口からは源泉と思われる湯が溢れ出す。



実測温度40.6度とぬるめでゆっくり湯浴みできる。
溢れた湯はとなりの濾過温泉浴槽へ流れて行きます。
滅菌処理は施されているが、京都のど真ん中にてこの泉質スペックはすばらしい。



浴室の突き当たりガラスで仕切られた一角に、
露天風呂とまではいかないが格子窓から外気流れ込む空間に湯船がひとつ。



熱気ムンムンの内湯と違って爽やかな京の風が気持ちよく、
眼下に広がる古都の町並み、
北は愛宕山、連なる西山連峰を贅沢に望みつつ湯を堪能します。



休憩処はリラクゼーションできるイスが窓際に並べられ、
のんびりと昼寝したり食事ができるエリアです。
小腹が空いたので何か注文してみようか。



無料でいただけるドリンクはマンゴドリンクを
軽食に上海風塩焼きそばを注文しました。
お味は特別なモノではなく普通のお味でした。



正面には秀吉が眠る東山が街とのコントラストがすばらしい。
黄金を好んだ秀吉もきっと愛でたであろうコチラの黄金湯。
1200年の歴史を持つ京の歴史に思いを馳せつつ天空に浮かぶ温泉を堪能してはいかがかな。

			ホテルモントレ京都