(とみよしおんせん てるまごじゅうご)
残念ながら平成２４年１２月３１日を以て閉店したそうです。
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26.5.18更新 残念ながら平成２４年１２月３１日を以て閉店したそうです。 年二回開催されている「名古屋骨董祭」の帰り道に 立ち寄った温泉「富吉温泉 テルマ５５」をご紹介します。 コチラの温泉は三重県と愛知県の県境に近く、 名古屋市街地から車で３０分以内でアクセスできる比較的街中にある温泉だ。  施設は国道１号線沿いにあって迷うことなく到着できたが、 白い洋風平屋の建物は温泉を示す看板がなければ そこが温泉施設だと微塵も感じられない。  「テルマ５５」とは一風変わった名称だが、 パンフレットの説明によると、 テルマとはスペイン語で大衆浴場を意味し、 ５５とはコチラの湧き出す温泉の湧出温度を示しているというが、 現在の湧出温度は若干低くなっていて５０.５度だそうだ。  車を停めて玄関へ向かうと、 信楽焼であろう夫婦たぬきが出迎えてくれる。 洋風建て屋なのに陶器のたぬきではちとアンバランスである。  細かいことは抜きにして早速入場する。 入り口で靴を脱ぎ下駄箱へ靴を収納する。 懐かしい木札式の鍵を帰るまで大事に持っておきましょう。 券売機で大人６００円の入湯券を購入する。 2009.12.4から料金が改定となって１００円アップの６００円となったらしい。  券を浴室入り口の番台で渡し脱衣場へと進みます。 タオルは有料なので自前で持参しましょう。  脱衣場には外からの光が差す窓があって明るく開放的。 金属製の四角いコインロッカーが据えられているが、 なんと有料でその料金は１０円。 他にもドライヤーの使用も５分１００円の料金が別途必要となるので 小銭の用意が必要です。  さて、早速浴室へ進みます。 内湯内は温泉の湯気で白く、かなりの熱気で蒸し暑い。 そんな熱さのせいか湯舟の縁ではトドのように入湯者がごろ寝している。 かけ湯用の湯溜はないので、 湯舟の湯を直接洗面器ですくって使うか、 体を洗ってから入湯するのですが、 その際注意しなければいけないことは、 一番手前にある湯舟の温度が４４度あってとても熱いので 奥のぬるい湯舟から入湯することをお勧めしたい。  なにも知らない私は手前の熱い湯でかけ湯後 熱い湯舟にゆっくりと入湯するが、 ４４度とは思えないほどまろやかな湯に包まれて それほどの熱さは感じなかった。 湯舟の縁からは大量のオーバーフロー。 ザーっと流れ出すその湯はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で 湯からはやわらかい鉱物の香りと、 仄かに香るモールの香りが優しく包み込んでくれる。  長島温泉系の湯ではあるが、 細かく黒い湯の華も舞っていてかなり本格的なホンモノの温泉である。 塩素滅菌を行っているということだが、 塩素臭はまったく感じなかった。 内湯内には洋風円形白いタイル張りの浴槽が３つあって、 一番奥にあるあわ風呂（循環式）と中央部には座って入浴できる深めのジャグジー風呂。 一番大きな湯舟は最初に入湯した熱めの湯である。 奥の仕切られたスペースには打たせ湯が２本、 サウナも２カ所と水風呂の設備も完備していてゆっくりと温泉が楽しめそうだ。  さらに屋外に出ると、 洋風総タイル張りの露天風呂があってプールのようではあるが、 小さめの湯舟がひとつ、ライオンの口から少量ながら 熱い湯がかけ流しで注ぎ込まれている。  本日は小雨降る中、 屋根のない露天風呂で湯浴みする者なく私一人貸し切りですが、 湯の温度は若干低めで景色も望めず殺風景な露天風呂で飽きてしまう。 コチラの湯舟の湯、光の加減なのか淡い緑色をしていてとてもきれいな湯である。  ライオンの口からはしっかりとモールの香りも感じられ、 内湯と遜色ないのだが湯の色だけは他と違っていて緑茶のように美しい。 露天の湯にももっとガンガン湯を注げば入湯者の人気の湯舟になりうるだろう。  屋根のない露天風呂なので 冷たい雨が容赦なく入湯者の頭に降り注ぐ。 ちょっと不快な感じが残念だった。 なお、こちらの洗い場にはシャンプーなどのアメニティーは一切なく すべて自前で用意するか購入しなくてはいけない。 ロッカーやドライヤー有料の件なども含めてちょっとセコイようなところもあるが、 この湯に免じて許そうではないか。  湯上がり後は、 小さいながら畳のスペースやイスも用意されているので ゆっくり休憩することもできる。 小腹がすいたら軽食コーナーもある。  評価について、 黒く細かな湯の華の舞ったモールの香り漂う温泉。 かなり良質な温泉が手軽に楽しめるお勧めの施設である。 よって４つ星の評価とした。 海部郡周辺で宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりもじゃらんnetや楽天を介してする方が お安く泊まれることが多いですよ。↓ 一度お試しあれm(_ _)m |
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